栃木県日光市の日光東照宮で１８日、春の例大祭恒例の「千人武者行列」が行われた。徳川家康の遺骨を静岡県の久能山から東照宮に移した行列を再現したもので、汗ばむような陽気の中、沿道に詰め掛けた観光客や修学旅行生らは、華麗な戦国絵巻に見入った。
はかま姿のやり隊や鎧兜の武者にふんした日光市民ら約１２００人が神馬にまたがった神職を先頭に東照宮までの参道約２キロを練り歩いたと言う。
「武士道精神」健在なり
北朝鮮核・拉致問題が一向に進展しない。ニュースソースからも忘れ去られたのではと思うような気配がしてならない。
６か国協議で米首席代表を務めるクリストファー・ヒル国務次官補（東アジア・太平洋担当）は１８日、マカオの銀行「バンコ・デルタ・アジア（ＢＤＡ）」にある北朝鮮関連資金の送金問題について、「多くの金融機関に接触してきた」と述べ、先に送金受け入れ検討が明らかになった米大手銀行ワコビア以外にも、複数の金融機関に接触してきたことを明らかにした・・・・と有るが決着したともしないとも言っていない。
北朝鮮も確約が取れない以上、何を言われようが動かない。送金がされない仕組みを承知し、したたかにに動こうとしない。解決が遅れれば遅れるほど核を盾に、牛耳られるだけになる事が心配である。
次官補は、ＢＤＡ問題が解決した場合、「（北朝鮮が）国際原子力機関（ＩＡＥＡ）に連絡することを期待する」と述べ、寧辺の核施設の停止を検証・監視すためのＩＡＥＡ要員を招致するよう催促した所で前には進まないだろう。
昨年１０月の北朝鮮の核実験を受けた国連安全保障理事会の対北朝鮮制裁決議に従い、制裁を実施して安保理に報告書を提出したのは６８か国・１機関（欧州連合＝ＥＵ）で、国連加盟国（１９２か国）の３分の１程度にとどまっていることが、１８日わかったと言う。
外務省の調査によるもので、日本政府は、制裁履行の徹底を国連加盟国に呼びかけているが、無関心な国も多いことが浮き彫りになったと言う。
１８日の衆院外務委員会で、長島昭久委員（民主）が外務省提出の資料として明らかにした。
制裁の履行状況を監視する安保理の制裁委員会への報告書提出を調査したもので、その結果、報告書の未提出が多いのはアフリカで、５３か国中提出したのは南アフリカだけだった。東南アジア諸国連合（ＡＳＥＡＮ）１０か国でも、提出はシンガポール、フィリピンなど５か国にとどまっていると言う。
これでは、日本が拉致問題の解決はいつになるか分からない。政府の継続的な関係各国への働きかけと世論の盛り上げはもちろん日本独自の制裁を強化する以外に無いだろうと思うのだか・・・・。