団長の雑技的時折BLOG

「山と渓谷のへっぽこ雑技団」のサイドレポートです。登山関連インフォメーション、山の本・映画・・etc.

水俣乗越から北鎌尾根

2007年09月30日 | インフォメーション
9月22~24日、北鎌尾根へ。上高地から水俣乗越経由で北鎌沢出合に降りて、翌日は北鎌尾根を登高。

好天にめぐまた絶好の北アルプス日和となって、槍ヶ岳登頂を果たしました。山頂直下では元イエティの中島さんに久しぶりに逢うことができました。さらに山頂ではイエティ同級生のフクちゃんにも・・・

山で逢う旧知の顔は皆輝いていてうれしいですね。

詳細は後日、HPに。

めざせ!脱出、山ダルスパイラル

2007年05月14日 | インフォメーション
随分久しぶりの更新です。いちどまぁいいか・・と思ってしまうと、際限なくまぁいいか・・スパイラルに突入してしまうわけで、あっという間に3ヶ月が過ぎ去ってしまいました。理由(わけと読んでくださいね)あって、山にも行きにくい状態が続いていて、それがいいわけになって本来のぐうたら癖を発症してしまい「山行がダルくなっていく」連鎖状態に陥ってしまっている団長です。誰が名づけたのかこれが「山ダルスパイラル」です。このままではチョッとヤバくないかと遅ればせながら気付き、一念発起、連休明けの3日間をつかって穂高方面に出かけてきた今日この頃、皆さん、いかがお過ごしですか?

・・・そんなワケで、語り口も『きっこの日記』風に変貌してしまったのですが、行き先が「穂高」ではなくて「穂高方面」というところがお味噌ならハナマルキですが、すっかり鈍った体と気力のせいで目的地も涸沢定着ということになってしまいました。奧穂も北穂も何度も登っている訳だからこんな機会はめったにないだろうから、いちどやってみたかった涸沢でゴロゴロ日がな一日というか二日を過ごすのもいいんではないかいという実にいいかげんな発想です。

というものの涸沢までいけばあとはのんびりとタカをくくって、使いかけのガスボンベをやたらに詰め込んだり、酒とつまみを適当に詰め込んだザックは鈍った体にはあまりにも負担が大きく、樹林帯を抜けてからすっかりバテこくってしまい2時間もかかってしまう始末でした。ここで5月の涸沢までの様子を知っている人ははてな??と思うでしょうが、はい、そのとおりです。この冬の寡雪のせいで本谷橋から上でさえ川の一部が既に顔をのぞかせ、いつもならルートになっているところはデブリだらけの谷になっていたのです。たぶん、こんなことははじめてなのではないかと思いますが、横尾から先は100パーセント夏道通しだったというわけです。

それでもって、もっと驚いたのは写真の涸沢キャンプ場です。いつもであれば、GWの間はテントだらけはずの場所までまるで氷河の末端のようなデブリの姿が残っていたことです。行ったのがGW明けだったのですが、どうやらデブリの下にテント村ができていたようです。いささか気持が悪かったのでボクは涸沢ヒュッテよりの小高いところにテントを張りましたけどね。

まぁ、それにしても体力というのはこうも簡単に落ちちゃうモンなんですね。いろいろ反省させられた3日間でしたが、精神的には、あくまでも精神的にはですが、山ダルスパイラルからの脱却第一歩を踏み出したということにしておきます。

久しぶりの更新なのにしょうもないことしか書けませんでしたが、最後まで読んでくださってどうもありがとう。なるべく間を空けずに更新しなければとこれも反省していますので、また読んでくださいね。




映画『ミッドナイトイーグル』新着情報

2007年01月14日 | インフォメーション
だんだん映画化の様子がわかってきました。

1/11(水)、映画『ミッドナイトイーグル』の制作発表記者会見が行われました。一部TVの芸能ニュースでも流されました。原作では竹内結子はフリーライターですが、週刊誌記者ということらしい。

制作発表記者会見の詳細はこちら

オフィシャルHPも公開されました。ストーリーの骨子に変更はない模様ですが、登場人物の設定に原作に若干の手が加えられてます。いくつか気がついたこと。

・松永慶子→有沢慶子  戦場カメラマン西沢の死亡した妻の妹(原作では別居中の妻)

・西崎勇次→優二  字が変わっただけ。

・竹内結子が演ずる有沢慶子はフリ-ライターは週刊誌記者に変わっている。
            
・伍島亨→佐伯昭彦   自衛隊員役だが一等陸尉から三等陸佐に階級が変わっている。

・当初、週刊誌記者の青木祐二役かと思われた石黒賢は編集長の田宮忠夫役。藤達也は内閣総理大臣役。

・原作にない登場人物の設定がある。内閣危機管理監・冬木利光、三等陸佐・斉藤健介の二人。


原作の「核」はオフィシャルサイトによると「特殊爆弾」になっている。原作は米軍、近隣の国などの実名で展開されているが、やはりかなり政治的配慮がありそう。
『ミッドナイトイーグル』オフィシャルサイトはこちら
            

『ミッドナイトイーグル』映画化続報

2007年01月11日 | インフォメーション
松永慶子は竹内結子に決定。


竹内結子「新しい何か見つける」本格山岳映画のヒロイン演じる - goo 映画

竹内扮する慶子は、西崎の元同僚で、西崎を尊敬し好意を抱くが、西崎は姉と結婚。その姉が西崎の不注意で病死、幼い甥を引き取って育てているという設定。西崎に対し、恋心と姉を死なせた憎しみという相反する心を抱え、さらに、事件に迫る記者という奥行きのある人物像で、ラブストーリーとサスペンスの両面で物語に深くかかわってくる(サンスポ抜粋)


う~ん、竹内結子ときましたか。伊東美咲もあるかなと思っていましたが、ちょっと線が細いかとダメを出していました。なるほど、かなりいけそうですね。

原作では慶子は西崎の別居中の妻ということになっているのですが、映画化にあたってキャラクターの設定に変更があるようですね。慶子の「西崎に対し、恋心と姉を死なせた憎しみ」は映画的なストーリー展開を想像させられるのですが・・・

アクションシーンの撮影を雪のなかで行わなければならない制約がある以上(CGにたよらなければという前提の話ですが・・)撮影は3月後半までが勝負。ステルスのセットは新潟津南町につくられる。地元では話題になっているらしい。

ということでお楽しみに・・・。って、自分のことか。

07年12月『ミッドナイトイーグル』映画化公開

2006年12月25日 | インフォメーション
 高嶋哲夫『ミッドナイトイーグル』の映画化が発表されました。映画化のオファー3度目にしてようやく決定ということでした。主演はシンガー・ソングライター広瀬香美(40)と離婚したばかりの大沢たかお。

 山岳小説はちょっとお休みと思っていたのですが、ネタとして原作を読んでみました。文字どおり山岳サスペンス・アクションです。「12月の槍沢でそんな無茶するか~」とつっこみどころもありますが、エンターテイメントとしては抜群の面白さです。

 スポニチによると「日本に配備されていない米軍のステルス戦闘機が北アルプスの山間に墜落し、日本と国交のない某国の間で繰り広げられる争奪戦」だが、大沢の役どころは、墜落の模様を目撃、撮影したため攻防に巻き込まれていく報道カメラマン。墜落現場は天狗原。

スポニチ記事 http://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2006/12/06/01.html


登場人物(原作)

西崎勇次(戦場カメラマン)・・・大沢たかお
 
あることがきっかけで既に写真を撮らなくなって2年。酒びたりの日々。学生時代から山を登り、社会人山岳会に所属しているらしい。妻の松永慶子と別居中。なんかリアルと微妙にダブっていて・・・。


落合信一郎(東日新聞穂高支局支局員)・・・玉木宏
地方県議の汚職事件に端を発した中央政界の疑惑を追及していたが情報提供者姿を消した。それをきっかけに本社社会部から支局勤務。原作では学生時代からの西崎の山仲間になっているが、映画では後輩という設定になっているよう。


松永慶子(フリーライター)
西崎の妻。子供の優を連れて別居中。横田基地進入事件を追ってステルス爆破事件にたどり着く。ストーリー展開の上でかなり重要なポジションにありますが女優は発表されてません。


田宮忠夫(『週刊トゥデイ』編集長)
松永慶子の仕事先の編集長。キャスティングは藤竜也か?石黒賢。藤竜也は最後の決断に苦しむ内閣総理大臣。


青木祐二(近代メディア出版カメラマン)
松永慶子を助けて横田基地進入事件の取材。報道カメラマンの夢を持ち、西崎を尊敬する。キャスティングは石黒賢のようだが原作の設定は28歳と若手カメラマン。


伍島亨(陸上自衛隊一等陸尉)・・・吉田栄作
ステルス確保に某国部隊と戦闘。負傷して西崎に助けられますが、最後までステルス確保のために闘う。


 原作では「国交のない某国」を特定していますが、政治的に微妙な設定になっているので映画では特定されないかもしれません。原作の高嶋哲夫は日本原子力研究所員の経歴もあり、後半のクライマックスはかなりリアル(素人だからよくそんな気がするだけですけどね)。

 『MI-Ⅲ』みたいな映画になってしまうのかなぁ、(いや、『ホワイト・アウト』かもしれない)っていう気もしますが、読み物としては面白かったので、とりあえず来年の公開が楽しみです。大沢たかおも玉木宏もただいま特訓中ということですし・・・。原作にはないクライミングなんかもあるのでしょうかね。
 主演女優と脇を固める俳優は誰なのだろう。楽しみです。

ミッドナイトイーグル

文藝春秋

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冬靴

2006年11月17日 | インフォメーション
 今年の春山が終わって、思い切って長いこと履いたコフラックのプラブーツを廃棄処分しました。シーズンになって残っていると、未練が首をもたげてしつこくまた履いてしまいそうだったからです。たしか、6年位履いたような記憶があるから単純に考えても、経年劣化でプラスティック破壊の可能性は十分あったはずです。実際、インナーブーツはボロボロで、踵もとれて、春の腐り雪ではどこから入ってくるのか一日履き終わると靴の中はビショビショといった状態でしたから、年貢の納め時ではあったわけです。

 というわけで、今日、新しい冬靴を買ってきました。某ICIで、「いまやヨーロッパではプラブーツの時代は終わったと言われている」と強調され、店頭にもプラブーツの展示はほとんどなく、「ほんとに浸みてこないのかよ」と信じられない気持半分だったのですが、素直な団長は時代の潮流に乗り遅れてはなるまいと流行りのシングルブーツを買いました。



 げんきんなもので、靴を買っただけで雪が降るのが楽しみになってきますね。単純といえば単純ですが・・・。

 ここのところ急性活字中毒にかかってしまい、ブログの更新がすっかり滞ってしまっている『時折ブログ』ですが、団長はあいかわらずボッと生きています。
 そういうことですから、また当分更新はないかもしれません。たいした物を読んでいるわけではありませんが、こういうことも必要なことなんだと思っています。読書の秋ですからね。あはは。
 

池袋・新文芸座で大映映画『氷壁』

2006年09月20日 | インフォメーション
 

10月15日(日)、池袋・新文芸座で井上靖原作の『氷壁』が一日限り上映されます。NHKで放送された『氷壁』は設定が大きく変えられていましたが、1958年に上映されたこちらの映画は、ほぼ原作に忠実に作られていて、当時の前穂東壁のベースとなった徳沢園もいかにも山小屋といった風情いっぱいです。モノクロで、映像もいかにも特撮といった印象をまぬがれませんが、当時の山ヤの気分が伝わってきます。とかいって、私が当時を知っているわけもなく、あくまでも多分こんなだったんだろうなぁという想像に過ぎませんが。

 ただ、原作もそうですが、女性像があまりに固着したものになっていて、女性のみなさんからはブーイングが来てしまいそうな気がします。とくに、山本富士子がいけません。もうすこし、悪女的なイメージがあればストーリーに説得力がでてきたかもしれません。

 【「日本映画検証(7)」大映映画の鬼才増村保造】という企画の2日目です。
 同時上映は『暖流』です。詳細はリンクを貼っておきますので、そちらで見てください。

 新文芸座上映スケジュール

 


秀山荘おんぼろ市

2006年08月24日 | インフォメーション
あ~、驚いた。
昨日、いちどスポーツドキュメント風の奴を書いてみたかったので夏の甲子園を素材にブログを書いたのですが、いつもの10倍くらいのアクセスが・・・。

といっても、普段がたいしたことがないのだから人気ブログなんかから見れば「ふ~ん」といったものなんですけどね。あんな感じの、リアルタイムなネタを追いかけているとアクセスが寄ってくるのだなということがわかりましたよ。

ちょこっと、寄ってはさっと居なくといった感じで「ハンカチ王子」捜しといったとこなのでしょうね。リピーターにはまずなりそうもないアクセスでした。

そんなわけで、今日は山ネタに戻ります。

行ってまいりました。秀山荘・おんぼろ市です。今日が初日で27日(日)までやっています。会場は豊島区民センターです。

詳しくはこちら→秀山荘HP

掘り出し物が出てくるので毎年けっこう人気あります。今日の目玉はSUUNTO(高度計つき登山よう時計)、なんと1万5千円。もしかしたら買ってしまうかもな~、なんていう気持で行ったのですが、完全に出遅れでした。案内状に載っていた写真の数(5個!)だけだったそうで影も形もありませんでしたね。┗( ̄□ ̄;)┛オーマイガ! 



で、ならもういいかと思ったのですが・・・











 


買っちゃいました。

羽毛のアンダーウエァーはそろそろ替えが欲しいと思っていたところなので、まぁ良しとして、ザックは安さにつられてしまったかなぁ~

それから秀山荘のメンバーズカードの引受会社変ったということでカードの切り替え。1000円の当日金券と5%の値引き付きです。



でぇ~、本日の出費は

JackWolfskin 50ℓザック 7,990円(定価16,800円)
Caravan ダウンインナージャケット 5,990円(定価9,975)
ソックス  680円
スプーンセット 100円

5%値引き -703円
金券   -1,000円 


チ~ン、〆て13,019円でした。

それから、秀山荘の行ったらお決まりの新文芸座です。今日は黒木和夫監督作品「泪橋」&「夕暮れまで」でした。

登山家・石岡繁雄氏死去

2006年08月16日 | インフォメーション
石岡繁雄氏が死去 ザイル切断事件追及に半生 (共同通信) - goo ニュース

ご冥福をお祈りします。

静岡TVの放送のビデオで拝見した、氏の暖かいお人柄が印象的で目に焼きついています。

この10月の『ナイロンザイル切断事件』の刊行を前にしての訃報にただ驚くばかりです。安らかにお眠りください。

山野井泰史氏、再び『情熱大陸』に・・・

2006年05月29日 | インフォメーション
 まいど、クライミング・ブック・ニュースからの情報のばら撒きで恐縮です。拡声効果ぐらいの意味しかありませんけど・・・

 6月11日(日)23:00-23:30 TBS系人気番組『情熱大陸』に山野井泰史氏が登場します。ギャチュン・カン以後の山野井氏に焦点が当てられる模様です。
 
 日曜の夜で、山から帰り着かないひともいるかもしれませんが、必見。念のために予約録画をしておいたほうが良いかも・・・

情熱大陸

国道252号六十里越冬期閉鎖解除

2006年05月16日 | インフォメーション
 冬の間、閉鎖されていた福島県只見町と新潟県魚沼市大白川の間の六十里越がようやく開通しました。
 昨年の開通が5月24日だというから、今年は11日早い開通になるわけです。豪雪で例年よりも遅れるのかと考えていたが意外に早かった。地元(特に只見側)ではGW前の開通が望まれていて、開通日当ての懸賞キャンペーンまで張られています。確かに、GWに開通した場合の観光的な要素でのメリットは大きいかもしれない。それよりも国道が閉鎖されているという閉塞感は我々には計り知れないものなのだろう。



 先月22~23日に守門岳に行ったのですが、2日とも悪天に見舞われ頂上直下で帰ってきてしまいました。吹雪ですから当然、東洋一という大雪庇が見られませんでした。
 今週末、守門を登って、252号から六十里を越えて叶津から浅草岳に登りたいのですが、天気との相談です。今のところ、日、月と晴れの予報なのだが・・・

NHK『クライマーズ・ハイ』がDVD化

2006年03月05日 | インフォメーション
もう知れ渡った情報ですが、ようやくDVD化です。

NHKDVD クライマーズ・ハイ
 DVD(5.1chサラウンド)全1巻
 発売予定日:2006年5月12日(金)
 発行 :NHKエンタープライズ
 発 売 :アスミック
 販売元:角川エンタテインメント

ドラマ『クライマーズ・ハイ』詳細

いまさらエントリーは、遅ればせながら原作『クライマーズ・ハイ』を読んだという他愛のない理由です。

じつは後編を見逃してしまっていました。放送当日は埼玉某駅の付近で忘年会。準備万端、ビデオをセットして出かけたのですが、録画されていたのは他チャンネル。大失敗でした。

というわけで、あらためて読後感。『半落ち』『震度0』そして『クライマーズ・ハイ』と重いものを背負った男を書くと横山秀夫はうまい。

ドラマの前編を観てから、原作を読んで結末に進むというパターンははじめての経験でしたが、面白いことの気付きました。

後編部分に入ってから、文章が映像化されていくんですね。北関の新聞社のイメージはリアルです、悠木は鮮明に佐藤浩市でした。これは、イメージ力の貧困なのでしょうか、それとも豊かなのでしょうか?。どっちにしても、映像の持つ力ってすごいですね。

はい、DVD発売が待ち遠しいですね。

クライマーズ・ハイ

文藝春秋

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