知らなかった全国各地のお雑煮の具ランキング

2015-05-25 18:28:49 | 日記
これが地元の定番!意外な食材がお雑煮の中に
 2010年がスタート。新しい一年のはじまりを祝って食べるおせち料理に舌鼓を打った人も多いのではないでしょうか。このおせち料理と並ぶ定番のお正月料理がお雑煮。全国各地で味付けが大きく異なることは周知のことですが、まだまだ知られていない珍しいお雑煮もたくさんあります。そこで「知らなかった全国各地のお雑煮の具」について聞いてみました。

 1位にランク?インしたのは《黒砂糖》でした。特に愛知県で食べられているようで、鰹だしと醤油で作ったすまし汁に、餅と餅菜と呼ばれる小松菜に似た葉野菜をふんだんに入ジェームスたものが主流なのだとか。そこに鰹節と、好みによって《黒砂糖》を振りかけて食べるのだそう。続いて2位には岩手県の定番《クルミもち?クルミだれ》が入っています。だしと醤油、鶏肉などを入れて煮込んだお雑煮に別添えで出されるのが《クルミだれ》。クルミをすりつぶして砂糖や醤油などで味を加えて作ったたれにお雑煮の中に入っている餅を付けて食べるのが一般的な食べ方です。味に変化がつくので、飽きずにたくさん食べられそうですね。

 3位には《干しナマコやクワイ》が入った長崎県のお雑煮が続いています。長崎県のお雑煮の特徴は、海の幸をふんだんに使うところにあります。中でも欠かせない食材がブリなのだとか。他にもエビや鶏肉、根菜そして《干しナマコやクワイ》などを入れるのだそう。中には焼きトビウオでだしを採る家庭もあるそうです。豊富な具から染み出ただしが織り成す豪華絢爛なお雑煮は一度味わってみたいものですね。

 全国各地には様々なお雑煮が存在しており、さらに各家庭に代々伝わるアレンジなども加えると幾通りもの味が楽しめそうですね。実は奥が深いお雑煮、みなさんが知らなかったお雑煮の具は何位にランク?インしていましたか?
このランキングのすべての順位を見る
(gooランキング)

→ 知らなかった全国各地のお雑煮の具ランキング


中国でのスマートフォンの定義

2015-05-18 10:50:53 | 日記
雨模様の上海にいます。つい先日、百度が独自 OS のスマートフォン「長虹 H5018」を発売するというニュースが流れた中国の携帯電話市場ですが、配信されたその画面写真を見る限り、気のせいか、いくつかのアイコンは iOS のアイコンと似ているものがあるようにもうつります。ただ、価格もリーズナブルなかたちで出回るようですし、あえて複雑な中国市場にこのタイミングで出てくるというのはとても興味深く、実際に市場に出回ったらぜひ入手してレポートすることにします。

ところで、日本と中国ではフィーチャーフォン(いわゆる「ガラケー」)とスマートフォン(中国では「智能手机」)の定義について、若干の違いがあるようです。まず、中国でフィーチャーフォンといってイメージされるものはノキア製の1000番台の機種(1280や1616、1800など)のように、機能は通話と SMS だけに限定されているものといったものがイメージされます。

3G 化の流れで Android 端末の普及が進む一方、中国では相変わらず8割以上の契約は2G ベースです。インターネットに接続される機器はあっても速度は遅く、多くの人は会話と SMS で完結しています。そして、実際にこれらのようなシンプルな携帯電話は街中でまだ多くの人が使っているのを見かけることができます。

NOKIA1280 と NOKIA1616

ところが日本でフィーチャーフォンといえば、そこまで機能が限定されているのはシニアや子供向けの携帯電話(docomo であれば、らくらくホンやキッズケータイ、au であれば簡単ケータイ)ぐらいしかなく、売られている多くのフィーチャーフォンはもっと機能がリッチです。それこそワンセグを見ることができて、IC カードでの決済ができ、数は iOS や Android と比べればかなり少ないもののアプリを入れることも可能で、SMS以外に電子メールもついている、というわけです。

即ち、中国でいうフィーチャーフォンの定義と、日本でいうフィーチャーフォンの定義は、その言葉が示す製品の機能に大きな差があるのです。丁寧な説明を省けば、日本のフィーチャーフォンは、中国のフィーチャーフォンとスマートフォンの中間的な存在ではないでしょうか。

ここで注意が必要なのは、使う言葉の前提に違いがあることで、「スマートフォン」と言った場合にイメージする機種が日本と中国では異なるということです。特に日本から行ったマーケティングサイドの人は意識する必要があります。

同様にスマートフォンについても同じことがいえます。スマートフォンという言葉の定義はさておき、日本においてイメージするものは iOS(iPhone)、Android、そして Windows Phone に集約されます。日本ではノキアの携帯電話戦略は残念ながら成功せず、Symbian の普及率は低くとどまりました。また RIM の BlackBerry もさほど普及しなかったこともあり、これらがアプリ開発者やマーケティングサイドの意識の中からは除外されてしまっていることが多いようです。

ところが中国でスマートフォンといった場合、その比率は圧倒的に Android であり、2012年4月の単月出荷量ではスマートフォンのうち85%以上を Android が占めています(工業情報化部電信研究院)。なお、様々な報道にあるとおり、iPhone は個人が大量に持ち込むかたちでの密輸品も少なくなく、こうしたルートで輸入された機器は電信研究院が補足する術はありません。そのため、実際はもう少し iOS の比率が高いと考えることもできます。

また、統計データによっては Symbian をスマートフォンの定義に入れているケースもあり、日本市場との比較の際には気を付けるべきポイントの一つでした。直近では中国市場での減速が目立ちますが、実際のところ世界の市場では新規のスマートフォン販売で iOS に続いて3位で11.7%を占めており、まだ無視できない数字です(Garnter、2012年2月。ただし、S60などと区別していないため、Symbian すべてがひとまとめになってしまっています)。

フィーチャーフォンとスマートフォンの定義でさえ、その前提の違いによって日本と中国では捉えられ方が異なります。モバイル関連のマーケティングの際には意識が必要です。

(執筆:株式会社クララオンライン 家本賢太郎)