『健康方程式クリアファイル』

健康方程式をクリアに理解するためのwebファイルです。

便秘・下痢・大腸癌・痔核

2007-11-23 | 健康 Health
「消化とは口から摂取した食べ物の一部を栄養素として吸収し、残りを便として肛門から排出する一連の過程です。この前半部分、すなわち栄養摂取に意識が行きがちですが、実は後半部分の排泄行為も同様に重要です。大腸から肛門という排泄を担当する消化器官の病には、代表的なものとして、便秘・下痢・大腸癌・痔核がありますが、これらは消化器官の休息が不足しているという共通原因を持っています。胃腸も休みを必要としているのです。」
(『健康方程式365』p. 130 )

!胃腸のけなげな働きぶりに報いるには?

「24時間以内に3回食事を摂取すれば、胃腸は休む暇がありません。便秘と下痢は一見、相反する病態に見えますが、本質においては、腸管の蠕動運動と吸収活動が機能していないという点で同じです。まず休息を与えること。それが臓器治療の基本です。」
(『健康方程式365』p. 131 )

具体的に私たちが自分で出来ることが2点あります。
まずひとつ。

「毎朝、最低6時間は胃腸に新しい固形物を入れないこと、これが胃腸に対する最高かつ最大の贈り物です。」
(『健康方程式365』p. 131 )

朝ごはんを抜いて野菜ジュースだけ、にする大切さを実感できますね
そしてふたつめは。

「もう一つ大切なのがマッサージです。胃と腸は管腔臓器ですが、いずれにも大量の血液が流れています。この胃や腸に流れ込んだ血液が停留することで、便秘という蠕動不全、下痢という吸収不全、大腸癌という新生物、痔核という静脈の塊が発生します。胃腸をマッサージすることで、この停留した毛細血管の血液を心臓に送り返す工夫が、これらの病を予防するためには決定的に重要なのです。」
(『健康方程式365』p. 131 )

つまり。。

「その具体的方法が横隔膜呼吸です。手足の筋肉に停留した血液は、筋肉の収縮運動を通じて心臓に送り返されますが、胃腸を意識的に動かすことはできません。
そこで登場するのが、胃腸に接する唯一の筋肉である横隔膜です。上は横隔膜、下は骨盤底筋群によって胃腸を包み込み、肛門を収縮させることで、胃腸のマッサージと肛門周囲の静脈血の還流を同時にするのが、横隔膜呼吸の消化器臓器に対する医学的効用です。」

(『健康方程式365』p. 131 )

→「横隔膜呼吸」についての記事一覧はこちらから


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