外国に行ったとき、自分が日本人の代表のような気分になることがありませんか?
声優の古谷徹さんが、中国での体験を語った記事がありました。
北京のアニメイベントで開催されたサイン会での出来事です。
サイン会は30名限定でしたが、会場にはたくさんのファンがいてステージに殺到し、大変なことになりました。
ところが、主催者がひとこと言うと、みんな我にかえり、静かになったそうです。
その内容とは、
「ルールを守らないと、古谷さんが中国を嫌いになりますよ」。
中国のプライドに訴えるというのは面白いですね。
中国人ひとりひとりが、「中国」を背負っている意識は強いです。
意見を発表するとき、まず中国政府としての公式的な内容を話し、それから個人としての意見を言います。
親しくならないうちは、個人の意見がなかなか聞けなかったりして、不思議な歯がゆい思いをします。
もちろん、政府との距離の取り方はさまざまですが。
以前私は、逆の立場の体験しました。
香港スターが日本の映画祭で舞台に立ち、プレゼントを渡そうとしたファンたちが駆け寄ろうとしました。
そのとき司会者が声をかけて、みんなはきれいに並んだのです。
香港人の彼は、「ホォ~」という表情でした。
「日本人は礼儀正しい」
私たちは、彼にこのように見られたと思ったでしょう。
でも、そこには「日本」がどう見られるか、はありません。
日本人イコール日本にはならないのです。
私は日本政府を背負う気持ちはありません。
それでは、会社ならどうでしょう。
数十年前の日本人は、会社を代表する気持ちが今より強かったのではないでしょうか。
就職が決まったばかりの友人が、会社の内容をクラスみんなの前で、
「わが社はこういう業務内容で・・・」
を意気揚々と話し出したのが記憶に残っています。
それは就職ガイダンスの時間で、講師の先生が、
「日本人はすぐ会社に染まる傾向があるから」
と言っていました。
会社の理念への共感は、自分にも会社にも必要なことです。
愛社精神はとっても大事。
それも、盲目的ではない、客観視しながらの愛社精神が。
企業理念を知らない従業員はかりでは、会社は伸びないでしょう。
国も同じなら、いいんですけど。
声優の古谷徹さんが、中国での体験を語った記事がありました。
北京のアニメイベントで開催されたサイン会での出来事です。
サイン会は30名限定でしたが、会場にはたくさんのファンがいてステージに殺到し、大変なことになりました。
ところが、主催者がひとこと言うと、みんな我にかえり、静かになったそうです。
その内容とは、
「ルールを守らないと、古谷さんが中国を嫌いになりますよ」。
中国のプライドに訴えるというのは面白いですね。
中国人ひとりひとりが、「中国」を背負っている意識は強いです。
意見を発表するとき、まず中国政府としての公式的な内容を話し、それから個人としての意見を言います。
親しくならないうちは、個人の意見がなかなか聞けなかったりして、不思議な歯がゆい思いをします。
もちろん、政府との距離の取り方はさまざまですが。
以前私は、逆の立場の体験しました。
香港スターが日本の映画祭で舞台に立ち、プレゼントを渡そうとしたファンたちが駆け寄ろうとしました。
そのとき司会者が声をかけて、みんなはきれいに並んだのです。
香港人の彼は、「ホォ~」という表情でした。
「日本人は礼儀正しい」
私たちは、彼にこのように見られたと思ったでしょう。
でも、そこには「日本」がどう見られるか、はありません。
日本人イコール日本にはならないのです。
私は日本政府を背負う気持ちはありません。
それでは、会社ならどうでしょう。
数十年前の日本人は、会社を代表する気持ちが今より強かったのではないでしょうか。
就職が決まったばかりの友人が、会社の内容をクラスみんなの前で、
「わが社はこういう業務内容で・・・」
を意気揚々と話し出したのが記憶に残っています。
それは就職ガイダンスの時間で、講師の先生が、
「日本人はすぐ会社に染まる傾向があるから」
と言っていました。
会社の理念への共感は、自分にも会社にも必要なことです。
愛社精神はとっても大事。
それも、盲目的ではない、客観視しながらの愛社精神が。
企業理念を知らない従業員はかりでは、会社は伸びないでしょう。
国も同じなら、いいんですけど。