わたし、派遣の校正者

校正・校閲者のわたしが、日々思うことを書きます。
編集プロダクション勤務とフリーランスを経て、現在は派遣。

自粛していいの?

2008-03-31 23:04:07 | ひとりごと
映画「靖国 YASUKUNI」。
上映予定の映画館が次々と自粛とか。

プライドも気概もないのね、映画館。
プリンスホテルといい、つくばみらい市といい・・・。

主義主張や思想、表現、言論の自由を自分たちで守るのが民主主義じゃあないですか。
偏りがあるとか、内容を受け入れられるかというのは、観客の選択にまかせるものだと思います。
損得だけで経営判断する傾向が強くなっています。
リスクを選ぶ行動には、極端に慎重です。
そんな企業文化がつくり出されているのは残念。

インプラントしました

2008-03-29 23:26:21 | 医療
きちんと歯のお手入れをしなかったので、歯がガタガタでした。
まず、基本的なこととして、虫歯の治療途中で、歯医者さんに行かなくなって、放置していました。

2本の奥歯です。
まず、インプラント前に歯を消毒します。
うがい薬でうがいもしました。
れっきとした外科手術なので、菌が傷口に入るようなことを避けます。
そして、いよいよ殺菌されたインプラントルームへ。

局所麻酔をします。
麻酔が効いたころ、いよいよドリルみたいなインプラントです。
埋め込んで、糸で縫合したら、できあがり。
1時間ほどのインプラント手術でした。

現在のインプラントよりも、お手頃な「ミニインプラント」というものも最近はあるようですが。
施術する人が慣れているもののほうが安心です。

説明(インフォームドコンセント)のときに、先生の成功率が99.9パーセント(たぶん)と言っていました。
100パーセントはありえないとわかっていても、あんまりいい気分ではないです。


ところで、歯医者は手袋をするので問題ありませんが、ふと、エステでのフェイシャルの嫌な気分を思い出しました。
エステは顔を素手でさわります。
その手がたばこ臭かったりしてイヤだった経験があります。
吸う側は気がつかないみたいですね。
たばこをすわない人は敏感に察知します。

脳は常に1か所ずつ動く

2008-03-28 23:33:46 | ひとりごと
共感覚の人の脳は、本来、同時には活動しない2箇所以上の部分が、一挙に活動しするという。

脳の大部分は使っていない。
だから、もっと活発にすれば、能力が今より発揮される。

・・・かというと、そこに誤解が生じる。

脳は一度にひとつの部分しか使わないようにできています。
同時にいろんなところが反応したら、支障があるのです。
次はここ、その次はこっち、というように必ず1点ずつです。

それがこわれると、その間違いを修正しようとして、発作を起こしたり、気分が悪くなったりします。
共感覚の脳を持つ人は、だから、一般の人よりもかなり苦しい生活を送っています。
脳が活発すぎるのは、いいことではないのです。



■数日前の突き落とし事件。
加害者が幼いころから、不幸が重なっていたという報道のあと、なんだか批判のトーンが変わってきました。
大学進学を望んでいてもかなわない家庭の事情。
阪神大震災。
いじめ。

たしかに、つらいことが重なったことは理解できます。
しかしそれが、別の悲劇を生んでいいという理由にはなりません。
虐待や暴力の加害者は、それ以前にはなんらかの被害者だったといいます。
でも、すべての被害者が、必ず他人に危害を加えるわけではないのです。
加害の正当化はなりたちません。

同情の余地はあるけれど。

社会や環境だけが悪いのではない。かといって、自分の責任も免れることはできないでしょう。

チベット出身のハン・ホン

2008-03-27 23:59:19 | ひとりごと
中国の歌手で韓紅(ハン・ホン)という人がいます。
高音がとても美しく気持ちいい声です。

ビジュアル的にはかなり大柄でオペラが似合いそうな体型ですが、ロックじゃないし、ポップスかな。
北京オリンピックの応援ソングを歌っています。
出身がチベットだけど、若いときに離れたらしい。
今、どんな気持ちなんだろう。

中国のエンヤと言われたこともあるダダワもチベットの人。

オリンピックに限らず、テーマ性のある歌を中華圏の人が作ると、大・大・感動的なものができあがります。
オリンピックのは、当然ですが明るい曲が多いですね。
台湾地震の歌や、1990年の天安門に抵抗する歌なども、無条件に感動的でした。
中国のCMのつくりと似ています。


★アムネスティ・インターナショナル日本
チベット人の人権と権利の尊重を

過ちを乗り越える

2008-03-27 08:15:18 | ひとりごと
岡山駅で突き落とされた人のお父様のことば。

「(犯人が)社会復帰したら、世の中のために行動してほしい」

ことさら心に響くのはなぜでしょう。
ずっと以前なら、こう思うのはそれほど不思議ではなかったのではないでしょうか。

今は、無関係な人であっても、自分の側に正当性を見つけて、加害者を非難します。
なんらかのかかわりがある人ならともかく、全然知らない人までもブログなどで罵詈雑言を浴びせるのはおかしい。

間違いを犯した人も、その後の人生を生きていく。
被害にあった側も、無関係な人たちも、ともに同じ社会で生きていく。

リベンジが可能な社会として、さまざまな人がともに生きていくには、ここを深く考えていくことが鍵ではないか。
小さな差異にこだわり、カテゴリ分けを際限なく続けていけば、さらに生きづらくなるだけ。

加害者をゆるす

2008-03-24 22:59:18 | ひとりごと
NHK総合「北京ヴァイオリン」が終わった。
育ての親と子の愛、ということなんだろう。

でも、私はどうしても目が行ってしまう。
母親を間接的に死に至らしめた男が、実の父親だということ。
おそらくシャオチュンは、成長するにつれて、さらにその重さに苦しむのではないか。

罪をゆるすのは難しい。
理性ではできても。
ただ、彼の精神的強さを信頼するのみだ。

居眠りしていた隣の人

2008-03-22 21:53:09 | ひとりごと
先週、会社のとなりの席の人に声をかけました。
「仕事しようよ」

それからその人は、辞書を勢いよく机に置いたり、ひきだしをガシャーンと開けたり。
1日そんな感じでした。

ずいぶん前から私は気がついていたんですが、ほかの席からは見えないので居眠りをしていました。
ひどいときには朝からです。
電車でよくいるじゃないですか。
座って目を閉じている人。
あんな感じです。

自分の仕事がミスだらけになるだけだから、と思っても、私にも跳ね返ってくるのです、実際は。
それに、すぐ隣なんだから、知らないふりしてもむかついてきます。
疲れているのかな?と思って聞いてみても、
「ううん、元気」
とか言う。
私のほうが、毎日、会社に行くのが嫌になってきました。

だから言ってしまったんです。
目を閉じているときに、こっそり。
「仕事しようよ」
周囲の数人は気づいたでしょう。

それ以来、その人は全然眠らないで仕事をしています。

私が話しかけないかぎり、無言になりましたけど。
いろいろあって、かなり無責任な人だとわかってきました。
自分は昔は能力を発揮していたけど、
「ここじゃ安売りしないわ」
なんていう、ちょっと困った人です。
でも、お隣だから、なんとかうまくやっていかなきゃ。

西武線

2008-03-21 23:59:40 | ひとりごと
「それでもボクはやってない」の映画は実話が元になっています。
監督がその痴漢冤罪記事を見たのが、制作のきっかけです。

その事件の起きた路線を私は利用しています。
どこの電車でも痴漢はいますが。

西武線で困ること。
高田馬場駅での乗り換え改札で、定期券じゃないスイカやパスモを使ってJRと西武線を乗り継ぐと、間違って多い金額を引かれることがあります。
何回かそういう経験があり、西武新宿駅で精算してもらったときには、西武の人は
「ああ、あそこはそういうことがありますね」
と言っていました。
現場の人は知っているのに、エラーを修正しないなんてひどいです。
気がつかなければ、そのまま取られ損です。

先月、大阪で痴漢被害者と目撃者を装った犯罪がありました。
それが報道されて以降、「男性専用車両」の導入を要望する声が増えたそうです。

男性だけが乗っていた車両、規制の時間が終わったら、利用客は窓を全開にして換気をしてから降りてほしいものです。
「汗は男の香水だっ!」なんていうセリフが、昔のスポーツ漫画であったようですが。
でも、やっぱり、イヤなものはイヤ。
イベント会場などで換気ができてなくて、気分が悪くなることがあります。
頭痛がしてきます。
人のにおいや酸素がうすさが原因なのでしょう。

災害で公民館や体育館に避難しているとき、体調をくずす人の何割かは、においや空気が起因するのではないでしょうか。
避難物資のなかに、きれいな空気が吸えるマスクのようなものがあったらいいのに。

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中国のメディア

2008-03-17 23:11:25 | ひとりごと
たとえば円高に関するニュース。

日本経済新聞とスポーツ紙があるとしたら、信頼できるのは普通、日経新聞のほうです。
ひとむかし以上まえ、地方ではテレビよりも新聞に載る人のほうがエライと言われたことがあったそうです。
あくまで、印象ですが。

今では、テレビなどのメディア情報を完全に信じる人は、日本では少ないでしょう。
中国ではずっと前から、メディアは信じられていません。
国営テレビ、共産党の新聞しかない時代からはじまったからです。
チベットの暴動を報道するにしても、中国国営放送は、都合のよい映像ばかりですね。

チベットだけでなく、漢民族以外、たとえばウイグルなどへの人権侵害も同様に存在します。
中央アジアにあるウイグルの国トルキスタンは現在、新疆ウイグル自治区となっています。
自治区とはいいながら、民族の伝統文化は守られず、信仰の自由も失われています。
中国政府に窮状を訴えるデモ隊を軍警察が鎮圧し、逮捕、拘禁、銃殺が行われています。



アムネスティ・インターナショナル日本のサイトで、オンライン署名が始まりました。
北京オリンピック・キャンペーン」として、中国の人権状況がよくなるように願うすごろく署名です。