ニューヨークとアンティーク

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シリアルスクープは語る

2005-08-20 05:58:41 | アルミ・メタルウェア
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今まで何気なくみていたコレクテイブルズが、
時に様々なアメリカの文化や歴史を教えてくれることはよくあること。

以前取り上げたベークライトや、日本製のアイロン、様々な街・・・。
みんなそれなりの背景を持っていて、しみじみとさせられっぱなし・・・。(笑)

そして、今日はこのシリアルスクープを・・・と、手に取り上げ
その表面に刻印されたマークを調べてみると・・・・・。

ああ、またそこに私の知らない「アメリカ」があったのでした。



といっても知らぬは私ばかり?かも知れませんが、
アメリカで一番売れているらしい女性向雑誌は「Good housekeeping」だとか。
(月間誌の読者数は170万人、うーーん、想像つかないかも・冷汗)
で、そのGHさんはいわゆる消費者団体が基盤で、アメリカで発売される
様々な生活用品をテストし、安全かどうか認定するなどのことをしているそうなのです。

日本にもそのGH日本語版が一時期販売されていたようですので、
ご存知の方も多いのではないでしょうか・・・。って、やっぱり私が世間知らず?(汗)

今日のシリアルスクープにもちゃんとその認定マークを発見!
このGHの団体が設立されたのが1900年、雑誌が創刊されたのが1922年、
現在でも評価を得ている品質基準を導入したのが1924年とのこと。

このシリアルスクープの確かな製造年は定かではありませんが、
その状態からみると40~50年は経過しているように見受けられます。
(同様の形でジンジャーエールのノベルティ用スコップを過去に扱ったこと有)



ちなみに我家の朝食は基本はセルフサービスなんですが、写真のシリアルは常備品。
ケロッグのドライストロベリー入りで、なかなか皆さんに人気の様子。
入れてあるジャーボトルは、アンカーホッキング社製。

・・そうです、あのファイヤーキングのアンカーホッキングで、これは現行商品
でもお気づきの方もいらっしゃると思うのですが、その昔のデザインと
少しも変わっていないんですよね。 これはこれでスゴイ!!

・・・と素直に喜んではいけません。(笑)
というのも、古いものと新しいものを見分けるのが大変なだけですからー!!(涙)
でもコレクティブルズとして扱われるジャーは大抵、フタに特徴があるので見分けは簡単。
側面にプリントされたイラストや商品シールが張ってあれば、尚のことですね。

逆にTOPの写真のように、シンプルなアルミのフタの場合は新しいもの。
でも、食べ物を入れるにはフタの状態はとても大切ですよね。
勿論今日とりあげたシリアルスクープを含むキッチンツールも同様、
衛生面の問題もありますが、何よりも「食欲をそそる見た目」かどうかのほうが、
大きなポイントだと思うのです。

こんな風に、たった一つのシリアルスクープから、
今日も一つお勉強させていただいた私・・。

シリアルスクープは語る・・・。

えっ? あっ? 語っているのは私?・・・・

あちゃーーー(>_<#) これまた失礼いたしましたッ!



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