演奏終了後、ふと横の方を見ると、
同じ列に座っていた女性の方が、
目にうっすらと涙を浮かべていた。
***
土曜日の午後、
コンサートを聴きにいくために、
大阪のいずみホールへ。
***
トランスミュージック2007
いずみホール 開演午後3時
江村哲二作曲:語りとオーケストラのための《可能無限への頌詩》(2007)
~茂木健一郎の英詩による~「世界初演」
指揮:齊藤一郎、大阪センチュリー交響楽団
語り:茂木健一郎
独奏ヴァイオリン:大谷玲子
その他に、武満徹作曲《ノスタルジア(1987)》、江村哲二作曲《ハープ協奏曲(1997)》
***
とても感動しました!
武満徹作曲の「ノスタルジア」、
江村哲二さん作曲による、
「ハープ独奏曲」、「《可能無限への頌詩》」。
とくに、茂木健一郎さんが朗読を行う《可能無限への頌詩》は、
オーケストラによる演奏、茂木さんによる朗読を聴きながら、
涙が出てきました。
それと同時に、
とてもわくわくさせられる演出がたくさん!
バイオリン奏者の大谷玲子さんは、
2階のバルコニーからバイオリンの美しい音色を響かせ、
茂木さんは舞台の色んなところから姿を現し、
遠くまで響くきれいな声で英詩を読み上げていく。
読み上げたかと思うと、
バタバタバタ!と足音を立てて走り、
バタン!とドアが閉まって、
観客の前からさっそうと姿を消す。
次は、茂木さんがどこから姿を
現すんだろうと、ドキドキしながら
オーケストラの演奏を聴く時間の流れは、
とても不思議だった。
もう一つ、印象的だったのは、
「ハープ」である。
篠崎和子さんによる
ハープの演奏と音色に感動した。
ちなみに、ぼくは、会場の一番前のA列に座っていたので、
ものすごい至近距離で、指揮者の齊藤一郎さん、
オーケストラの人達、
ハープを演奏する篠崎さんを見ることができた。
篠崎さんは、
あのおっきなハープを自分の体のほうに引き寄せ、
足はペダルを踏み、
手は高音部の弦から低音部の弦までの広い範囲を
駆け抜ける。
そしてただ弦をはじくだけじゃなくて(当然だけど)、
爪のほうでさらさらさらと弦をなでるように弾(はじ)いたり、
指の腹のほうでしっかりと弦を弾(はじ)いたりして、
いろんな響きの音がハープから産み出されていた。
その楽器を弾く体感みたいなものが伝わってきた。
タクトを振る指揮者、斎藤さんの動作、息づかい、
服と服がこすれあう音、壇上に上るときの足さばきなども、
印象的だった。
「ノスタルジア」、
「ハープ協奏曲」、
「《可能無限への頌詩》」
の全演奏を終え、みんなぞろぞろと会場を出てゆく。
しばらく演奏会の余韻にひたる。
ふと横の方を見ると、
同じA列に座っていた女性の方が、
目にうっすらと涙を浮かべていた。
演奏後は、江村哲二さん、茂木健一郎さんによるサイン会。
ぼくもながーい列に並んで、
江村さん、茂木さんから、
サインをいただくことができました!
ドキドキしたけど、少しおしゃべりもできて、
うれしかったです。
江村さんと茂木さんの共著。
音楽を「考える」
(上)江村さんのサイン、(下)茂木さんのサイン
同じ列に座っていた女性の方が、
目にうっすらと涙を浮かべていた。
***
土曜日の午後、
コンサートを聴きにいくために、
大阪のいずみホールへ。
***
トランスミュージック2007
いずみホール 開演午後3時
江村哲二作曲:語りとオーケストラのための《可能無限への頌詩》(2007)
~茂木健一郎の英詩による~「世界初演」
指揮:齊藤一郎、大阪センチュリー交響楽団
語り:茂木健一郎
独奏ヴァイオリン:大谷玲子
その他に、武満徹作曲《ノスタルジア(1987)》、江村哲二作曲《ハープ協奏曲(1997)》
***
とても感動しました!
武満徹作曲の「ノスタルジア」、
江村哲二さん作曲による、
「ハープ独奏曲」、「《可能無限への頌詩》」。
とくに、茂木健一郎さんが朗読を行う《可能無限への頌詩》は、
オーケストラによる演奏、茂木さんによる朗読を聴きながら、
涙が出てきました。
それと同時に、
とてもわくわくさせられる演出がたくさん!
バイオリン奏者の大谷玲子さんは、
2階のバルコニーからバイオリンの美しい音色を響かせ、
茂木さんは舞台の色んなところから姿を現し、
遠くまで響くきれいな声で英詩を読み上げていく。
読み上げたかと思うと、
バタバタバタ!と足音を立てて走り、
バタン!とドアが閉まって、
観客の前からさっそうと姿を消す。
次は、茂木さんがどこから姿を
現すんだろうと、ドキドキしながら
オーケストラの演奏を聴く時間の流れは、
とても不思議だった。
もう一つ、印象的だったのは、
「ハープ」である。
篠崎和子さんによる
ハープの演奏と音色に感動した。
ちなみに、ぼくは、会場の一番前のA列に座っていたので、
ものすごい至近距離で、指揮者の齊藤一郎さん、
オーケストラの人達、
ハープを演奏する篠崎さんを見ることができた。
篠崎さんは、
あのおっきなハープを自分の体のほうに引き寄せ、
足はペダルを踏み、
手は高音部の弦から低音部の弦までの広い範囲を
駆け抜ける。
そしてただ弦をはじくだけじゃなくて(当然だけど)、
爪のほうでさらさらさらと弦をなでるように弾(はじ)いたり、
指の腹のほうでしっかりと弦を弾(はじ)いたりして、
いろんな響きの音がハープから産み出されていた。
その楽器を弾く体感みたいなものが伝わってきた。
タクトを振る指揮者、斎藤さんの動作、息づかい、
服と服がこすれあう音、壇上に上るときの足さばきなども、
印象的だった。
「ノスタルジア」、
「ハープ協奏曲」、
「《可能無限への頌詩》」
の全演奏を終え、みんなぞろぞろと会場を出てゆく。
しばらく演奏会の余韻にひたる。
ふと横の方を見ると、
同じA列に座っていた女性の方が、
目にうっすらと涙を浮かべていた。
演奏後は、江村哲二さん、茂木健一郎さんによるサイン会。
ぼくもながーい列に並んで、
江村さん、茂木さんから、
サインをいただくことができました!
ドキドキしたけど、少しおしゃべりもできて、
うれしかったです。
江村さんと茂木さんの共著。
音楽を「考える」
(上)江村さんのサイン、(下)茂木さんのサイン