変わった人たちの日常

ブログを新装しようかな。。。

Who gives free?So, who has free?

2008-08-30 16:38:14 | 月記
どーも、Tです。
突然ですけど、HN変えます。
全然代わり映えしないんですけど、「Takk」に変えます。
とあるブログにコメントをすると、
一文字しかないので、怪しいものだと思われ、削除されました…(笑
との理由で変えます。
変えた本人がまだ「T」と使っている可能性もありますが…

テストですね~
2日からですよ。
参ったね、勉強してないよ。
物理は諦めてるんでいいとして。
国語は少しだけ頑張ろう。
英語は一位を取れるように教科書を読もう。
数学は一番頑張ろう。
とりあえず、赤点はとらないようにしよう。
以上決意表明でした。

20世紀少年って本当に面白い。
私も最近読んだばかりですが、読む価値ある。
4回は読み返しましたよ。
「え、この人が!?」とか「この人って結構スゲー」みたいな
感動が各所にちりばめられてます。
是非読みましょう。

JigsawのSky High
http://www.youtube.com/watch?v=ZO549tEGgRI
なんかのCMに使われてたと思います。
ColdplayのYellow
http://www.youtube.com/watch?v=qI8I6qcxWyU
大好きなColdplayの名曲(だと思う)

それでは、テスト頑張ります。

破れた約束さえも誓いに変えたならあの場所で出会うときあの頃の二人になれるかな

2008-08-28 21:38:38 | 月記
久しぶりすぎるくらい久しぶりに某観者です。

前回更新しようと思ったら、ログオンパスワードが何とかかんとかで投稿に失敗したわけで。

火曜、水曜と体育祭でした。
筋肉痛ピーンチ。
競技そのものよりもその準備による筋肉痛。
いやしかし初めて体育祭楽しいと思えましたよ。
種目が障害物競走だぜ。
ハードルと玉入れと縄跳びと平均台をコップに水持って走る。
これがルール。
あと最後に小麦粉に顔突っ込んでマシュマロを食す。
これで君は勇者だ!

ちなみにほかの競技はバスケ、バレー、長縄。
どれか一つでも出ればおk。



話は変わりますが、
ついにてつ×ねこアルバム「R21」を入手しました!!
郵便局の預かり期限が今日までだったのでかなりあせっていました。
5時閉店で平日のみ営業ってひどくね?
ちなみにその帰りによったコンビニで元同級生が店員やってて吹きそうになった。
アルバムは岩男関係の曲オンリーです。
新曲では 借りたゲームが返せない が秀逸。
これからpcでオマケデータを聞く予定。


では近況報告でした。

それでは画像とともにさようなら。


画像見て吹いたら死亡













ごめんね。

Something on cloud 1

2008-08-25 12:54:39 | Tの作品集
「雲の上には何があると思う?」
 僕はある人が発したこの言葉に突き動かされて、旅をすることになった。誰が言ったのかはさっぱりわからない。だけどこの言葉は僕の心の奥深くに、鋭く尖った刃物で刻み込まれている。僕は今でも旅を続けている。ここはどこでもない。
  
AGO
僕が初めてこの言葉を聞いたのは、中学一年の秋だった。まだ微かに夏の残り香がするこの季節が、僕は好きだ。木はその体を赤や黄へと変化させていく。雲はだんだんとその位置を引き下げていき、来るべき冬へと備える。季節の細微な変化は、人心をも変えさせる効用があるらしかった。穏やかな人は攻撃的に。気性の荒い人は温厚に。季節は不思議だ。
 教室にも変化は確実に訪れ始めていた。特別に何が変わった、というわけではない。だがその変化は、誰もが感じ取っているように思えた(僕だけの空想かもしれないが)。
 僕の転機となったのは、木曜日の5時間目。みんなが眠たくなる国語の時間だった。国語の先生はいつもどおり、楽しい話(僕にとっては)をしていた。淡々と授業を進めていくのではなく、テーマにそった色々な話をしてくれた。嫌う人はいたが、大抵の人は聞いていた。
 みんなが眠気に耐え切れず、頭がだんだん深く落ちていくときにそれは起こった。
 「君たちは色んな物が簡単に手に入る。この地上にあって、日常生活におおよそ必要なものは手に入る。だけどな、考えてみろ。雲の上には何があると思う?」
 その瞬間、僕の心には秋の深みのある風が暴風のように流れ込んだ。浅いオレンジ色の太陽は僕をしっかりと照らしていた。僕は輝いているような錯覚にとらわれた。この感動をことばで表わすことはできないのだ。それほど激しい感情が、激流のごとく押し寄せる。
 先生はさらに続けた。
 「それは誰にもわからないんだ。わかった人がいたら、手を上げてみて欲しい。空と答える人もいるだろう。宇宙と答える人もいるだろう。だがそれは単にみんなが知っていることを答えているだけで、そのものの本質を理解したことにはならない。少し難しかったかもしれないけど、簡単にいうと広く心を持つことが大事だということなんだ。わかったかな?」みんなはわかったような、わからないような曖昧な顔をしていた。きっと僕だけが輝きに満ちた顔をしていたのだろう。授業終了後にみんなに馬鹿にされた。
 先生は誰の言葉かは教えてくれなかった。きっと教えてはいけなかったのだろうと思う。
だけど、ヒントは教えてくれた。この言葉を言ったのは誰でもないということだった。誰でもなく、自分自身なのだ。誰も答えを見つけてはいないし、誰も答えを探す気にならない。
 僕は答えを見つけようとそのとき決意した。

 僕は高校に進学したとき、すぐに旅に出る準備を始めた。具体的な旅の道具の準備はもう少し後の話になるのだが、今はどこに行けば雲の上を知ることができるのかを調べた。ただ飛行機を使えばいいという話ではない。ただ空へと舞い上がればいいだけの、そんな単純な問題ではないのだ。必要なものは、わからなかった。雲の上を知るために何が必要で、何が必要でないのか、僕に理解することは叶わなかった。それは暗闇で地に落ちたコインを探すことに等しかった。だが、そんな暗闇にもライターほどの明かりがあれば、探しものは容易に見つかるのだ。僕が見つけたライターとは、旅をすることだ。ただひたすらに歩き続けるわけではないが、各地を回り続ければいつか真実に辿り着く日が来ると思った。僕は来るべき旅に備えて、計画を練った。大切なものは心だ。



お読み下さりありがとうございます。
つっこみどころ満載です。
あえてそうやって作ってあります。
これ結構長いんですよね。
まだまだ続くんです。
感想・要望・クレーム・意見などはコメントにお願いします。

ヒマな月曜日のとある出来事

2008-08-25 12:48:13 | 月記
どーも、Tです。
ヒマなMonday Morningです。
友達にメール。
→学校だったー、今日は平日だー
別の友達にメール。
→ケータイの引き落とし忘れてて、メール届いてねぇー
別の別の友達にメール。
→今日デートだから無理…
最終手段の友達?にメール。
→返事すら返ってこない…
何故休みかというと、ズル休みってわけではなく、
土曜日に学校公開で振り替え休日ってわけですよ。
みんなは部活。
私は故障。
頑張ってねー、応援してるよー。

You Tubeで洋楽聴きまくりですよ。
テスト勉強?
そんなのは気にしない。
成績だけにこだわってると小さな人間になっちゃうよー
高校とか大学に入るのが夢、とか言ってるヤツ。
その後どうすんだ?
っていうか、大学入って何すんだ?
決まってないのに、どこどこの大学行きたいとか言うなよ。
「夢は?」って聞かれて「ありません」って答えるのに
「大学どこ行きたい?」との質問にはきちんと答える皆さん。
目標を立てるのはいいけど、夢はいつまでも永遠にもってたほうがいいですね。
永遠の子供に憧れる最近です。
まぁ、数学の19点には改善の余地はあるのだが…
英語は相変わらず不調ですなぁ…
満点は結構大変だ。

北京オリンピックも終わりましたね。
ソフトは感動ですね。
上野さん頑張りました。
本当に素晴らしかったです。
それに比べて…野球。
継投のタイミングおかしいだろ、不調の選手ばっかり使うな、
コーチは何のために監督の横にいるんだ?、打てなさ過ぎ。
そして、勝つという気が感じられなかった。
韓国戦(数Aと生物を潰して観戦)では特に顕著だった。
韓国のベンチと日本のベンチは全く違っていた。
正直いって真剣にガッカリしました。
一野球ファンとして悲しいです。
もっと野球に対して真摯な姿勢でやって欲しかった。
不満は山ほどありますけど、一つ良かったのはマー君がすごかったこと。
これだけですね。
WBCでは本当の日本野球をするように頑張ってください。

やたら長くなりましたね。
これだけいろんなことがあった一週間でした。
20世紀少年おもしろいですね~
かなり面白い。
続きがとても気になります。

こんな爽やかな気分になりたい。
Sheryl CrowのSoak up the sun
http://www.youtube.com/watch?v=MCBUzzBm4cg

それでは、また~

期待と不安はコインの裏返しのようなものだ。

2008-08-17 23:22:46 | 月記
どーも、Tです。
突然ですが、自転車盗まれました(笑
結構困るんですよね~
そして、今日のテスト。
はっきりいって、無勉ですよ。
結果が恐ろしいなぁ…
また先生と一対一で話すのは嫌だ!
鉛直投げ上げ運動がわからなくても生きていける!
速さの公式がわからなくても…きっと大丈夫。
「文系の教科だけよくたってダメですよ」
何回も言ってるだろう!
私は文系だ…
まぁ、そこそこ数学もできるように頑張ってますけど。
それ以上にキーボードかギターか悩むところだ…
11月から学校から早く帰ることになると思うので、
楽器をやりたいんですよね。
どっちがいいですかね…

たまには題名について言及を。
期待が増えるほど不安も増える。
希望が増えると失望も増える。
宝くじをたくさん買いました。
多額の当選金が見込まれますね(確率的に)
でも、一つもあたらなかったらショックですよね(なかなかないとは思う)
仮に一枚だけ買ったら、希望も少ないけど、失望も少ない。
けっこう大切なことですよね。

今日の甲子園の決勝。
桐蔭が勝ったのは嬉しいんですけど…
あまりにも大差がつきすぎたのではないでしょうか。
近年まれに見る大差でした。
もう一回の満塁HRの時点で流れが桐蔭でしたね…
強かったですね、桐蔭。

Oasisの「Don't Look Back In Anger」「Whatever」
「Whatever」は聞いたことあるかも。
http://www.youtube.com/watch?v=D-ysg62GmFo
http://www.youtube.com/watch?v=M9kBpN9uk6c

それでは。


君の姿は僕に似ている静かに泣いてるより胸に響く

2008-08-17 18:00:52 | 月記
某観者です。
T中からお手紙が来ました。
なんでも後輩に受験のアドバイスをしてほしいって。
知るかそんなの
話が進みませんね。
とりあえず何書けばいいのかわからないので、
良駄に相談してみた。

・・・皆さんの予想通りカオスな方向に行きました。笑

メールのやり取りで出てきた「後輩へのアドバイス?」集
「僕が言うことは何もありません。結果がどうであろうと一人一人が頑張ればそれでいいのです」
「俺のアドバイスごときでは君たちの未来は変わりません。いざとなったらスタンド攻撃を使うのです!」
「みんな本当はやればできる子です。あ、でもいまから頑張っても遅いね。悪足掻き自重ww」
「どんな問題でもうろたえるな!ナチス軍はうろたえない!!」
「『よかったのか、ホイホイ受験して。俺は、Aランクだってかまわないで落とす高校なんだぜ。』
『いいんです。僕、この高校のこと、好き…ですから。』」
「『ところでこの問題を見てくれ、こいつをどう思う?』『すごく…むずいです』」
「この高校では毎年一人が死に、一人が行方不明になり、オヤシロ様の神隠しにあう。」
「当日、言ってはいけないこと。
『大丈夫!こんな高校大したことないって。』
『この高校に受かったら、俺、アイツに告白するんだ。』
『俺、いままでお前にずっとひどいこといっていたよな。ごめんよ。』」
「うちの高校には、無口な読書家、メイド、いつも笑顔、ツッコミ、暴走女がいる部活があります」
「ただの高校には興味ありません!Aランク、校則緩め、近い、制服かわいい、この条件に合う高校があったら私のところに来なさい!以上!」
「この高校では、学校祭、体育祭などの何かを争う行事に武力介入してくる私設組織があるので、行事は滅茶苦茶です」
「どんなに苦しくても挫けるな!落ち込むな!ぷよぷよするな!!」
「いまはわからない問題ばかりだけど 信じるこの道を進むだけさ どんなペンでもシャーペンでもかまわない この手をはなすもんか 真っ赤な誓いいいいい!!!」
「何回やっても何回やっても 二次方程式解けないよ あの問題何回やってもわからない 後ろの問題やってみるけどいずれはどれも手詰まりに 解の公式使おうとしても 覚えてなければ意味がない!! だから社会は絶対取るために 僕は憲法だけは全部暗記する~」

以上。
あとは架空の高校「私立ヤマジュン学園~ウホッ、いい高校~」の話していた。
トイレの個室はすべてハッテン場ww

なんかアドバイスじゃないの混じっているね。
てかこんなの絶対かけない。
どれをどっちが書いたかは、自分で考えてくれ。

コードギアスがやばい。
ロロ馬鹿だけど感動したぜ。
スザク君の今後に期待
てか黒の騎士団どーなるの!?

って感じの今週でした。

あ~、テストやばいよ。
死兆星が落ちてきそうだww

では。

旅からの帰還&闘い

2008-08-13 11:20:39 | 月記
どーも、Tです。
三日間ほど旅に出ておりました。
最北の地まで…
遠かったなぁ…
宿題は全く進みませんでした…
かなりまずい状況かと…www
でも、気にしない。
宿題なんてできなくたって生きていけるさ。
何事も気楽に考えましょ。
そーしましょ…

本当に話題ないですなぁ…
某観者くんの気持ちがよくわかる。
なんかCDでも借りたいけど、遠い。
本屋にでも行きたいけど、面倒。
札幌まで…?論外の先。
今はこんな感じでございます。

いい曲です↓
Stevie Bの「Because I Love You」です。
http://jp.youtube.com/watch?v=09qBdgqwYJY
少し古いですけど、味がありますね~

それでは、また~

やっぱり体は衰えるもんだなぁ…

2008-08-05 22:28:36 | 月記
どーも、Tです。
最近は体が弱ってます。
長々と怪我で部活を離脱中だから?
それとも…歳!?
ちょっと早いよね…www

少し前に札幌へレッツゴー!
タワーレコードに長期滞在www
何度行っても、輸入版のあの安さには涙がでます。
洋楽のCDをただ聴きたいだけなら行くべき!
※大抵の輸入CDは歌詞がついてません。
視聴もいっぱいあるから知らないアーティストともめぐり合える!
いいトコですよ~、是非どうぞ!

そして、「スターウォーズ」のEP2とEP3の間を
つなぐ、「クローン大戦」がフルCGアニメで映画化!
タイトルは「クローン・ウォーズ」←そのままだろ…
公開日は今月の23日。
みなさん、是非見に行きましょう!


なんか色んな要素が混じった曲です。
Coldplayで「Viva la vida」↓
http://uk.youtube.com/watch?v=RHsgdNUdRg0&feature=related
前からColdplayは好きだったんですけど、
これでもっと好きになりましたね(CD買っちゃった…)

それでは、良い明日を~

桜木の下でサヨナラを。

2008-08-05 14:36:46 | Aの作品集
―“桜の木の根元には人が埋まっている"
   そんなことを言い出したのは果たして誰だろう―
と、考えながら僕は歩いていた。
目的地は、桜の木。
時は5月の終わりごろ。もう桜の季節はとっくに過ぎている。
―だが、なぜか一本だけ、この時期に咲いている桜があるらしい。
そう友達に聞いて、この週末の暇つぶしにはぴったりだと思った僕は、現在そこに向かっている。
狂い咲き、というらしい。
僕は寡聞にして、その言葉を先日母親に指摘されるまで知らなかったわけだが、
しかしどうだろう。高校生にもなって親からそんなことを教えてもらうというのはいささか恥ずかしいような気がする。
まあ、そんなことはどうでもいいわけだが。

先ほどいったとおり(僕はいったい誰に話しているんだ?)、今は暇つぶしに桜の木へ向かっている。
暇つぶしに花見なんて、お前は平安時代の貴族かというかもしれないが、この町には本当に何もない。
まだまだ公衆電話が各地にあるような町だ。
この間、失踪者が二人連続で出たというだけで、1週間学校はその話題で持ちきりになっていた。
失踪者の一人が僕の通っている高校の同学年の生徒とはいえ、いったいどれだけ田舎なんだよとつい思ってしまった。
結局、その生徒はおそらく家出したということで片付いている。
ああ、また話がそれてしまった。

桜の場所は話を聞いた段階でわかっていたので、
何も持たずに僕は歩いていた。
そこは確か小さな丘に1本だけ桜の木が植えてある場所で、
小学生は待ち合わせによく使っている。
僕も昔はよく行っていた場所だ。
場所は覚えているので、迷うことなくいけるはずだ。
とすると、桜までの道のりが暇になる。
そんなわけで、さっきから下を向いてぶつぶつ呟きながら歩いているわけだ。

―しかし、何で桜の木に人が埋まっているんだ?
勝手に埋まっていると決め付けているが、それはおいといて僕は考える。
なんで桜だろう?
梅や桃じゃだめなのか?
いっそ銀杏とかのほうがいいかもしれない。
誰か詳しい人とかいないのかな?


と、そこで、


袋小路についてしまった。
ふむ、どうやら道を間違えてしまったらしい。
どこに来てしまったんだろう?
そう思って、顔を上げると、

そこには満開の桜の木。
桃色の花弁。
いや、桃色より赤い。
まるで、そう、
血のような紅さ。

「・・・えーと、ここじゃ、ないよな?」

最近噂の桜があるのは、こことは違う場所のはずだ。
しかし、ここにある桜も、なぜか満開。
どういうことだ?

そのとき初めて、僕は自分がどこにいるのか気づいた。
―そうか、この桜のある場所は・・・。
そして僕は、すべてを理解した。
理解した瞬間、僕は歩み始めていた。
ただし、噂の桜の木があるほうを目指してではない。
僕は家に帰っていた。
その日は夜までずっと家にいた。


その晩、草木も眠る丑三つ時。

僕はこっそりと家を抜け出した。
持ち物は、軍手にシャベル。
向かう先は、今度こそ、あの桜の木のあるところ―

今回は迷わずに桜の木へたどり着けた。
駆け足気味だったので、少し休憩。
休憩後、作業を開始する。
その前に桜の周辺を見る―やっぱり。ここだけ芝があまり生えていない。
僕はその土の見えてる部分を掘っていた。

どれくらい時間がたったか。
結構な深さまで穴を掘っていた。
―いくらなんでもそろそろだろ。
そう思った時、
僕のシャベルは、今までと違う感触に出会った。
「・・・」
僕は無言で、今度は慎重に、慎重に、掘り始めた。

もうしばらくの時間の後。
僕は掘り終わった穴を見下ろしていた。
時期が時期だけに、多少傷んではいるが、
そこに埋められていたのは、紛れもない、
屍体だった。
傷み方がそこまで激しくないので、殺された(自殺者が地中に入るはずがない)のは、ついこの間といったところだろうか。

そう。つい、この間。


次の日。

結局死体はもう一度埋めた。
何故って、それは怖かったからね。
だいたい、その死体の人と僕は面識があったわけではない。
僕は赤の他人のためになにかをするようなお人よしではないんだ。

さて、今は学校帰りなわけだが、
どうしよう、少し寄り道でもしようか。
そう思って、僕は歩き始める。

“桜の木の根元には、人が埋まっている”
そう言い出したのは誰かはわからない。
でも、その言い伝えは僕がしっかりと受け継いだ。
僕は袋小路に立って、
満開の桜の木、その根元の、土が少し周りと違う場所を見ていた。
いづれはここも町の話題になるだろう。
何しろこんな田舎だ。
でも、大丈夫だろう。本当のことを知っているのは二人しかいない。

丘の桜の根元に人を埋めた誰かと、
この袋小路の桜の根元に同級生を埋めた僕。

僕はもう一人の罪を告発するつもりはない。
そんなことをしたら必ずここも見つけられてしまうから。
もう一人もきっとそうだろう。
いや、もう一人は告発するかもしれない。
そのときは、逃げ切ればいい話だ。
証拠なんて残っていない。

でも、せっかくこんなにきれいに桜が咲いているのに、
それを誰かが墓荒らしするなんて、

ちょっと、 もったいないよね。



そして、6月のある日
また1本、桜が花開いた。
場所は、僕の家の庭――


****************************************************************

読んでくれた方、ありがとうございます。
今回のテーマは、伏線を張ってみようだったのですが、
なんか張れていないような気がします。
まあ、2000文字程度の文章に伏線なんてあったもんじゃない気もしますが。。。

なんといいますか、僕は比喩、特に隠喩が致命的に苦手なんで、
T君みたいな婉曲な表現ができないんですよね。
というわけで、叙述トリックまがいに挑戦しても、
うまくいきませんね、すいません。

この話は時間があるときにちょこっとずつ書いていたので、
そのときそのときで文の調子がだいぶ違いますね、はい。

タイトルが悩んでいます。T君に相談とかして、結局勝手に決めてしまいました。
Tすまん。
内容と合っているかどうかかなり微妙ですが、タイトルつけるのが苦手なんです。
勘弁してください。

以上、言い訳でした。

この話は構想はだいぶ前からできていたので、
今回やっと書くことができてよかったです。
はい、自己満足ですね。わかっています。

とりあえず、書けて良かった。
風評は気にしない!!

ショータイム

2008-08-03 18:29:57 | Aの作品集
僕は今、最高のショーの舞台に立っていた。
観客はみんな僕に注目している。
僕は今ステージに一人だった。
ほかの出演者はすでに自分の役目を終えていた。
今は僕が主役。

僕は緊張して、手が震えていた。

僕は一人で、さまざまなショーを行った。

炎の中を駆け抜けたり、
高いところを自在に飛びまわったり、
一人で虎に立ち向かったり。

ショーの最後は、脱出マジックだった。
爆発の中心から、僕は忽然と姿を消し、そのままショーは終了する。

はずだった。

僕は脱出マジックに失敗して、そのまま命を落とした。
そのとき、観客から聞こえたのは、
悲鳴ではなく、「あ~あ」という、溜息だった。


彼は今、最悪の“ショー”の舞台に立っていた。
安全圏から高見の見物をしている“観客”の注目は、彼に集まっていた。
彼は単身戦場にいた。
ほかの仲間はすでに途中で命を落としていた。
残すところ、彼のみ。

戦闘機の操縦桿を握る彼の手は、震えていた。

彼はたった一人で戦い続けた。

戦火の中を駆け抜け、
雲の上で空中戦を繰り広げ、
「虎」の異名を持つ名将と戦った。

そして彼の機体は攻撃を受ける。
使えない機体は敵戦艦に向けて体当たりし、彼はその前に脱出する。

はずだった。

彼の機体はすでに動作していなくて、そのまま彼ごと爆発した。
“観客”達は、失敗に終わった“見世物”に、
「あ~あ」と、溜息をついていた。


では、「僕」でも、「観客」でもないこの私は?
私こそ、このショーを行うサーカスの団長。
そして、観客の中でも、VIPと呼ばれる身。

私は、「僕」であり、「観客」であり、そのどちらでもない。

そう、私はこの国のトップに立つ者だ。

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えー、スカイクロラのCM見て、適当に思い立って書きました。

いや、スカイクロラがどんな話かは知らないケド。

とりあえず、原作書いてる森さんの小説はかなり面白い・・・という話です。
まだ読んでいません。すいません。
「すべてがFになる」が、代表作です。
今だったら、「ηなのに夢のよう」とかですかね。
今度読みます。

ではでは。

※名乗っていなかった。。。わかってると思いますが、某観者でした。