自然学校発 黒松内だより

川で、海で、生き物探しキャンプ!

夏休み最後のキャンプは、川&海で日帰りの生き物探しです。

 

今回は10人の子ども達が集まってくれました。

しかも、なんと全員男子!!笑

にぎやかになりそうです^-^

 

今回のキャンプを仕切るのは、元ぶな森スタッフ、

現在は厚真町の放課後こども教室でスタッフをしている、

我らが「くまちゃん」です♪

ぶな森の中でも特に生き物好きのくまちゃんと生き物を探しに出かけます!

 

集合したら、ウェットスーツとライフジャケットのサイズあわせ、着替えをして準備完了!

全員で挨拶をして、早速川に出発します。

 

昨日の土砂降りの雨でやや増水したいつもの川。

果たしてそんな状況で生き物はいるのか・・・?

 

と思いきや、いました、いました!

エビやカニ、ウキゴリやドジョウなど。

大きなモクズガニも発見!!

 

そんな風に生き物探しに精を出す子もいれば、

増水した川でひたすら流れて遊ぶ子達も^^;

(水温は結構冷たかったので、よく寒くないなーとこちらが感心するほど)

それはそれでOKです。

 

自然の楽しみ方は人それぞれ、千差万別。

身体を使って流れようと、生き物を探そうと、泥団子を作ろうと

(泥団子を作って的当てしている二人↓)

子ども達それぞれが夢中になって、試行錯誤や工夫をしながら

全力で遊ぶ中に大切な学びや気づきが得られると私達は思っていて

そういう時間をわざわざ持つことに意義があると思っています。

 

さてさて、川を全力で満喫した後は自然学校に一度戻り、お昼ご飯。

 

車の中で「お昼ご飯はラーメンだよ」と子ども達に伝えると

「インスタントラーメン?」「カップラーメン?」という声が・・笑

 

いえいえ!!まり子さんの手作りラーメンです!!!!(お手製の肉味噌付き☆)

川で冷えた身体を温めてくれるラーメンからたくさんエネルギーをもらいます。

あーー美味しすぎる☆☆

 

ところで、川で捕まえた生き物を食べたいと子ども達から要望がありました。

 

食べたいという気持ちはよくわかります。

でも、川の資源を枯渇させたくないので

小さいものは逃がして、大きいものだけを選び、

人数に見合った数まで子ども達自身に絞ってもらいました。

 

そんな風にして大事に持って帰ってきたエビとウキゴリを

フライパンで焼いて食べます。

塩をつけただけのシンプルな味つけでしたが、飛ぶように売れました。

自分達で捕まえたからなのか、一際美味しく感じます。

ちゃんと、みんなで声を掛け合いながら、分け合ってました。

みんな優しいね。

 

いっぱい食べて元気を回復した後は、コケッツとの触れ合いタイム。

みんなフワフワのコケッツに癒されたようで、

「大人になったらニワトリを飼いたい」と言ってくれる子まで^^

嬉しいなぁ。

 

準備を整えたら、午後の生き物探しのために海へ出発!と思いきや

待ちきれずに水に浸かる子ども達・・・笑

海に行くのが待ちきれないようです♪

 

今、話題の寿都町の海へ出かけます。

 

今日は波も穏やかで、風もなく、絶好の海遊び日和でした。

海辺にはきれいな景色が広がっていました。

くまちゃんから海で安全に遊ぶ方法や注意することを教えてもらったら、

シュノーケリングを装着して、いざ海へ!

透明度の高い海には生き物がたくさん!!!

みんなでたくさんの生き物を捕まえました。

(漁師さんにお借りしている場所なので、もちろん、観察した後は全部逃がしました)

巨大アメフラシー!!!

川とはまた違った生き物達に大興奮の子ども達。

時間も忘れて潜ります。

 

生き物探しが落ち着いてきたところで、希望する子ども達と飛び込みへ。

 

子ども達に大人気の飛び込みですが、

高いところから飛び込めずに躊躇する子ももちろんいます。

アドバイスや励ましの声をかけてあげることはできるけど、

最終的に飛ぶか飛ばないかを決めるのは自分自身。

日常の色んなことも結構そうだなぁなんて思ったりします。

 

また、私達は飛べなんて一言も言っていないし、

強制しているわけでもないのですが、

不思議なことに子ども達の多くは勇気を出して飛ぼうとします。

 

子ども達自身に学ぶ力や何かを獲得しようとする力、

向上させようとする力が備わっているとつくづく感じます。

 

この子は、長いこと自分の中の恐怖心と格闘していたようですが、

周りからの声援も後押しし、最終的には飛ぶことができました。

がんばったね。

 

あっという間に海遊びの時間が過ぎて、学校に戻る時間になりました。

着替えて、全員で挨拶します。

その際、今寿都町で起きていることも子ども達に少しだけ説明しました。

核のゴミが来るかもしれないということ

そのゴミはただのゴミではないこと

人間の身体に有害な物質を含むこと

その物質がなくなるまでには10万年もかかること

私達よりもみんなの方が長く生きるであろうということ

今日遊びに行った海も無関係ではないこと

 

「そんなのいやだ」という声が子どもからあがったので、

それなら、それを伝えないとね。という話もしました。

「どうやって?」

「手紙を書くとか、電話をするとか、メールをするとか、先生や親に言うとか色々な方法があるんじゃない?」

という話もしました。

 

賛成が正しい、反対が正しいとかではなく

自分が感じた気持ちを表現していくことは、

これからの未来を担っていく子ども達にとって非常に大切なことだと考えます。

(もちろん、大人も大切ですが)

 

未来や現実社会は誰かに勝手に作られるものではなくて

自分達こそが作っていくんだ

作っていけるものなんだという前向きな気持ちで

日々を送ってほしいなと思っています。

 

そんなところで、今日の生き物探しキャンプは無事終了しました。

参加してくれ子ども達、送り出してくださった保護者の皆さま、

ありがとうございました!

 

ぜひ、またお会いしましょう☆

 

(ふった こと 佐藤)

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