茶室見学

2017-04-18 20:37:01 | 茶道稽古

昭和の初め頃表千家 即中斉は岡山訪問を盛んになされ繋がりを持たれた宗翠様は熱心な上に”ど”が付く程のお茶人と拝察しました。

のどかな田園風景の中に三棟のお茶室を一代で築かれたとの事。
凄い方がおられたものととてもびっくり致しました。

①松籟亭→茶室は八畳の間に一畳の床。
床脇の一畳には隅に三角形の地袋を設け、又 露地には汀を石で組んだ空池があり・・そこに降りた中央に蹲踞を設けている、見た事も無い何とも言えない風情!
又、一間のお床は間口を一尺五寸ほど狭めて袋床にしている。
この日はお軸が掛かって無かったからどう言う趣に見えるのか定かでないがお軸やお花を掛けてある所を見て見たい。

②如是庵→昭和2年の完成とか。
5/4間四方の広さの中に床の間も納めたユニークな平面の茶室「一畳台目二畳中板の席」となる。

③翠松楼→昭和40年代に建築、
ほぼ表千家の松風楼の写しだそうです。何でも表千家・12代惺斎のお好みらしい。
ハ畳の3方廻りは半間の畳の廊下が付いていて7代の如心斉らが制定した七事式が出来ると言うより多人数による質の高い稽古が出来るために考案された座敷「花月楼」ハ畳に基づくものと言われました。

思いもよらぬ案内を受けて興味しんしん”茶室見学茶会”に参加させて頂き 「あっお茶を少しでもしていて良かった」と思うと同時にこの日学んだ事を何らかの形でこれから自分に生かして行きたい、生かさなければ徒労に終わる・・・・
さあ何処をどう生かして行くか頭の中が一杯になる、
取りあえず仕事が終わって考えよう・・・・・!?
                            宗春