7月・速水流若宗匠倉敷教室

2016-07-28 14:54:18 | 茶道稽古

月に一度の若宗匠のお稽古日がやってきた。
昨夕の事・・・会場である医王寺の奥様が「お花の準備は出来てます、近所のおじさんが使ってもらえる事に生甲斐を感じているから遠慮しないで使ってあげて・・・」と連絡をくれました。
お言葉に甘えさせいて頂く事にし、お礼に桃を食べて頂こうと早朝桃畑へ!味は保証しますが粒が少々小さくなりました。と言うのも大きいのから順に取るので最盛期を過ぎたと言う事でしょうか、すみません、ごめんなさいです。

お稽古は{9時~12時}
沢山の事を教えて頂きました、頭の中にメモをして帰りましたが、
忘れの名人春美さん!?
いざ復習ノートに書き移そうと頑張りましたが、2つ3つどうしても思い出せないです、又その内に思い出したらチヤンとノートに書こう・・・・

このブログを読んでくださる方
こんな私でつとまる 間口の広い奥行きの深い長いそれでいて優雅でのんびり気楽な教室ですので、是非一服呑みに体験入門してくださいませ。
若宗匠もお待ちしております。
                    宗春


社中の勉強会

2016-07-19 15:11:46 | 茶道稽古

庭のサルスベリの木に花が咲きだした暑い日曜日、社中の発表会を兼ねた茶会を催しました。
毎年初釜と今回の勉強会には全員極力参加するよう申し伝えております。
大茶碗をする人、葉蓋の水点前、置き水指しに運びの基本、又初炭、後炭にお濃茶・・・とそれぞれ自分の稽古の進行に合わせたお点前を全員する。練習の成果は?
練習中には出来ていた事もいざその席に着くとチンプンカンプンな間違いをしてみたり、又平常心で普段通りに出来る人も居たりで、手が止まればああでもない、こうでもないと口々に皆先生になってみたり面白い楽しい一日を8時~16時と言う長時間を過ごしたんだよ。。
イベントをする度に何かを学び自分の物にお互いしようねと散会したのですが・・・少しは分かってもらえたでしょうかねぇ!?と言うのも今回は講義の時間を少し取り入れました、流祖の教えで大切な個所をコピーし、皆に配布の上で読み合わせをしてみました、たとえば置き水指と運びはどこがどう違うのか、実践中「ソレソレそこが違うのよ!」・・と言った具合で説明では理解したつもりでも実際は中々テキスト通りには行きません。
理解してその通りをしてもらえるまでには時間がかかるよね、私だって長い長い時間を経てやっとここまでの成長、これより先の沢山の点法、 命ある間に修得出来るとも思えない。
そんなのに社中の1~7年生に無理な注文押し付けられないよね母さん!
おこがましい言い方を許してもらえるなら人に教えるって気の遠くなる様な話です。
私の師匠犬飼先生は本当に大きな心で包んでくれて気長に優しくじーと見守り指導を続けてくださった。いつも感謝しています、「子を持って知る親の恩の有難さ」・・・身に浸みます。
だから私、多少なりとも恩に報いる為にも伝統文化の継承を常に考えて頑張らんといけんなぁ-と思っているよ・・・母さん「力」を貸してよね!
頼みます  春美

追伸
参加の皆さん暑い中お疲れ様でした。
付き合ってくれて本当に有難う。



池田藩の菩提寺 曹源寺月釜の続き

2016-07-07 10:04:24 | 茶会

今日は、床荘の続きから教えてあげるね、母さん!

お花は有馬籠に矢筈茅、十和田葦、唐糸草、利休草、河原撫子の5種を先輩のとし子さんが入れてくれました。
利休草はすごーく地味、少しつるの様に伸びて深い緑の小さい小さい花を付けています。
唐糸草はトラノ尾の花を大きくした様な房形でピンクの派手な色目ですが5種の取り合わせで中庸を保っている感じがありました。
お花も沢山あるようでもTPOに合わせ中々難しいよね。母さんはお花の先生をしていたからこの辺の事よーく分ってくれると思うけど・・・・


次にお点前さんの道具だけど水指は白木の手付き桶です。
材質は高野槇(こうやまき)です。

高野槇は高野山に沢山生えている針葉樹で秋篠宮家の悠仁親王のお印として有名な霊木です。
昨年弘法大師高野山開創1200年の記念献茶具としてお家元が3つお造りになられた中の一つです。
銘は「金松手桶水指」・・・暑い中にも涼を感じ清々しい白木に無垢です。
終いは手に柄杓を掛け青竹の蓋置を手前に飾る。
仕舞い方も色々ありますが、この日は水指が白の蓋だから緑の蓋置を飾る事にしました(替え蓋は濃いブルーの京焼)

茶碗は大茶碗です・・・速水流だけの点法で、皆さんは次々に運び出される大きな茶碗にワアッ!と言う歓声をあげられました。
珍しいと大変喜んで頂けたよ。

速水流にはまだまだ他流には無いお点前があります、次回も速水だけのお点前をさせて頂こうね。
頑張ってみようよ!と私達は心新たに挑戦する事を誓い散会したんだよ。
それにしても母さん脚の痛いのには閉口です、正座は辛くてしんどい!トホホ



 


池田候の菩提寺・曹源寺

2016-07-04 11:31:43 | 茶会

7月3日猛暑の中・・曹源寺での月釜を持たせて頂きました。
流れ落ちる汗も時折山から吹き下ろしてくる涼やかな風に清々しさを感じつつ・・・・
100人足らずのお客様に一生懸命応えましたが気に入って頂けたかどうか!?
中でもアメリカ人のジョンさんがお友達を連れて来てくれ嬉しくテンションが上がりました。

来週の11日月曜日にBS7チャン夜9時から「外国人が日本に住みたい理由」と題して放映されます、ジョンさんを4~5日追っての収録。
この事を皆さんにお話ししました所拍手をいただきました。
和やかに話が進みとても良かったです。

お床の荘は「白雲流水共悠々」・・・当代のお家元がお若い頃に書かれたものです。
雲も水も悠々自適自由気まま、そんな呑気な事を思っていた自分がなんと軽い浅はかな、実に恥ずかしい・・・
湧き起こる雲も谷川を流れる水も共に無心であり一切のしょう跡を残さない清々しさがある。人に例えるなら無垢な心、無心の姿を現わしている・・・と言う人の心の内面をこの7文字の中に勉強させて頂きました。

香合は”笹ホタル”神代杉で京都の伝統工芸士 大谷普賢に造って貰いました物。
ホタルはラデンを彫り込んでいます、季節的には少し遅いかも知れませんが、私の小さい頃には7月はホタル狩りで良く遊んだものです、昔を思い出すのは年令のせいでしょうかねェ・・・母さん!?