のんのんびより 第10話 「 初日の出を見た 」</pink>
「 のんのんびより 」 も早いもので もう10話目になっちゃいましたが 、今回は初日の出を見に行くというエピソードに包まれた 「 れんげ 」 と 駄菓子屋娘 「 楓 」 の絆のお話 。
何だかとても優しくて暖かい回だったので 、 4話 に続いての臨時レビューを 。
何気に 「 れんげ 」 の絡むお話は好エピソードが多いですね 。
最初は可愛くもなんともなかった余所の子の面倒をイヤイヤ見ているうちに 不思議となつかれてしまい 、情が移って急に可愛くなっちゃう 、なんてことがありますね 。
そんな 「 楓 」 と 「 れんげ 」 の絆のスタートは 5,000円のお駄賃につられた 、お遊び 「 ひかげ 」 の代役 子守 から 。
不慣れな 「 れんげ 」 の子守に悪戦苦闘する 「 楓 」 ですが 、いつしか膝の上に乗って甘えられてしまい ・・・・・ 。
子供は優しい人か 優しくない人かを本能的に見抜く力があるから 、 「 れんげ 」 は 「 楓 」 優しい人だと悟って安心したんでしょう 。
「 ひかげ 」 がお遊びから戻ってみると 、そこには仲良くお昼寝する2人の姿が 。
次の日 、 「 楓 」 が持ってきた玉子ボーロを 逆に 「 れんげ 」 が食べさせるこのシーンも良いですねぇ 。
気持ちが通じ合った一瞬かな 。
実は入荷したてのものを持ってきたのに 、売れ残ったからだと言い張る 「 楓 」 はツンデレなのでした 。( 笑 )
あれから5年 ・・・・・ 。
「 れんげ 」 も大きく重たく 、こまっちゃくれにもなったけど 、 「 楓 」 との仲良し絆は相変わらずってとこですね 。
「 楓 」 が 「 れんげ 」 にだけは甘い理由がよくわかりましたよ 。
農村描写も相変わらず綺麗 。
・・・・・ 本作は今となっては完全に架空の世界となってしまった過疎村を舞台にした 、いわゆる 「 日常系 」ほんわかアニメですが 、女子高生が食べて喋って騒ぐだけの愚作日常系とは大いに異なり 、その舞台設定がシチュエーション的に大いに作品に効いているし 、そして時折こんなハートフルなエピソードを挟んでくるところなども憎い作品ですね 。
私は例に挙げたような日常系はすごく苦手なのですけれど 、この 「 のんのんびより 」 はそういった作品とは一線を画す 優れた日常系だなぁ 、と感じてます 。
残りあと2話ですが 、また良い話があったらレビューしたいな~ と思いますね 。
<silver>~ 誰もいない校庭 、冬枯れた木 。
二学期の終業式も終わり 、旭丘分校の一同は 、おのおのの年末を過ごしていた 。
越谷家では大掃除 、一条家ではおせち料理の下ごしらえ 、そして 、宮内家では年越しそばの準備 。
そして深夜になり 、宮内家に加賀山楓が訪れ 、みんなで初日の出を見に行くことになるのだが … ~</silver>