種子を作る植物が発達させたのが花である。陸上に進化した植物は、分布を広げるために子孫をどのように繋いでいくか。その答えが、子供を栄養分と共にカプセルに閉じ込めた種子を作るという進化である。種子植物が誕生したのである。その種子を作る器官が花である。有性生殖を行った結果生まれた子供を種子というカプセルに入れて、生育できる環境のところへばらまくのだ。その有性生殖には、風、雨など自然が関わってくるが、そこに虫たちが関わる植物が進化してきた。被子植物である。被子植物は積極的に虫たちを引き寄せる形に進化していった。花弁が発達したのである。いま、人が花と呼んでいるのは被子植物が発達させたカラフルな花弁をイメージしている。香りや蜜も動物を引き寄せるために進化させていったに違いない。人も動物であることを再認識させられるのが花の魅力の存在である。
30秒の心象風景11274・花弁ではなく萼片~ミゾソバ~
https://youtu.be/aJR_q3WTGhs
30秒の心象風景11274・花弁ではなく萼片~ミゾソバ~
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