2008.3.4. 「学校へ行こう」ゲスト:江原啓之
「愛国高等学校衛星看護科」を江原啓之さんが訪問しました。
<個別カウンセリング>
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<離婚して別居していた父親の孤独死>
父の死の少し前に携帯で
“辛いんだよねー”と言われ、様子がおかしいことに気づいていたが、
“今度話聞くねー”と電話を切ってしまった。
そのことにすごく後悔している。
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寂しがりやの父は、あなたの声が聞きたかった。
声が聞こえてうれしかった。
笑顔のままでいて欲しい。それがお父さんの望み。
これから、お父さんのような患者さんに
いっぱい会うかもしれないから、
お父さんと思って励ましたらいいね。
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<果たせなかった祖父との約束>
ディズニーシーのお土産を祖父に渡す約束をしていたけど、
閉演の時間までいたがために、
祖父が亡くなってしまって渡せなかった。
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お祖父ちゃんは、まったく怒ってはいない。
だってかわいい孫だもの。
何があってもかわいい。
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<応援メッセージ>
[自己紹介]
4歳で父。15歳で母を亡くした。
そして、苦しい生活を強いられた時、
正しく生きてきたつもりだったけど、あまりにも理不尽で不公平だと思った。
“人はなぜ生まれて なぜ生きるのだろうか”
“どうして世の中には幸せな人と不幸な人がいるのだろうか”
ということでとっても悩んだ。
そして、本当の正しい生き方、まじめな生き方とは何かを、理解した。
[宿命と運命]
自分の将来は決まっていない。
料理に例えると、
宿命は素材。運命は料理。
素材は決まっている。
あなたが大根だとすると、かぼちゃにはなれない。
大根(自分)をよく見つめると、良い所悪い所が見えてくる。
なぜこんなに灰汁が強いのか、考えると、灰汁抜きを覚える。
[人のことは良く見える]
かぼちゃはどうしてあんなに甘いのかしら。私は渋いばっかり。
でも、かぼちゃは、大根はいいわね。美白で,と思っている。
みんな自分自身の良い所を見ていない。
[自分自身の良い所を理解する]
自分自身をしっかり見つめて、どう料理できるか。
これが運命。
自分という素材を、
10年後にどういう風に料理したいかは、みなさん自身の手にかかっている。
自分自身で努力することがもっとも大切なんです。
自分自身のすばらしい料理をしてください。
いつまでも応援しています。