gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

新プロジェクト

2012-01-16 20:16:43 | 日記
先週、予算会議がありました。

今年度のこれまでのプロジェクト状況を報告しながら、
来年度の活動計画も説明して、お金これだけ必要です
と、発表をする場です。

今回の一時帰国の大きな目的のひとつ。


私は、カンボジア駐在を始めてから、この1年携わってきた
女の子たちの自立支援プロジェクトについて説明

ただ、このプロジェクト、今年度で一旦終了となります。

そこで、これに代わる新しいプロジェクトを立ち上げて、
女の子たちの支援を引き続きやるように、提案


ソーシャルビジネス

ビジネスと言うと、利潤追求が目的だけど、
ソーシャルビジネスというのは、社会問題の解決が目的。

たとえば、貧困削減 とか 女性差別撤廃
などといった社会問題の解決を、ビジネスを通して追求するわけです。

勿論、「ビジネス」というからには、収益を上げてなんぼなんだけど、
事業主は、出資分を上限とする見返りしかもらわず、
それを超える収益は、すべて従業員に還元されたり、事業拡大に使われます


そこで、わたくし、考えました。

これまでは、女の子たちが就職する先をみつけて、就職支援をしてたけど
私が就職先を創出して、そこで彼女たちを雇用し、
社会性とかコミュニケーション能力とかの教育もしたらいいのでは

女の子たちの社会復帰の手助けになるし、ひいては貧困削減にもなる


カンボジアにあるものを使って、カンボジアの人たちが喜ぶものを、と考えたら
「米粉パンの製造と販売」に行きついた 

お米は、カンボジアで、唯一自給率100%を誇る作物
フランス統治時代の影響で、パン食文化もある
そして、うちの理事長は、某製パン会社の社長さん

ついでに、前の職場も、米粉パンの製造に大貢献していた。
(発表の後、「パン買って、配るの?」と他のスタッフに聞かれた…
  いやいや、そうじゃないんだけどね。)


発表は、なかなか好評でした
面白かった、やるっきゃないよ、うちの団体の新しい道になるよと、みんなに励ましてもらって。

ただ、その後、事務局長から、やはりNGOとしては「ビジネス」は出来ないと指摘をうけた。
収益が従業員に還元されたとしても、一旦は収益となるわけで、それは容認できないと

まぁ、スキームを変えればいいということでしょう。前向きにね。

米粉パン屋さんを実現すべく、
来年度は、新しいスキームを考えながら、調査を開始しようと思います

お土産のリクエスト

2012-01-11 22:35:36 | 日記
今回、一時帰国する前に、カンボジア人スタッフに
「日本から持って帰ってほしいものがあればメールしてね」と言ったところ
リクエストメールが届きました


注目のリクエスト、同じオフィスで働く全員から「目薬」の注文…
1人2個から4個、合計13個


しかも、種類が2つ指定されてて
と同じやつ」、もしくは「と違うやつ」

と同じやつ」=「コンタクト用」だけど、
誰かコンタクトなんてしてたっけ。。。


実は、11月に一時帰国したときに
仲良しのスタッフのリクエストで目薬を買って帰ってあげた。

私がデスクでパソコンを使いながら、目薬さしているのを見ていて、
「それ、なに?」と聞いていたから、興味深く思っていたんだと思う。

そして、彼女がそれを気に入ったらしく、他のみんなも「自分も欲しい」ということらしい。
意外なリクエストが楽しくて、クスッとうか、プッというか、笑っちゃったのでした。


待ってろよ~ みんなっっ


岩手のこと(おまけ)

2012-01-09 20:55:54 | 日記
前回、岩手での活動について真面目に書きましたが、おまけをつけます

岩手、海鮮がおいしいのですよ
旅行でもないし、贅沢はできなかったけど、美味しいもの食べてきました。



海鮮丼

町がもっともっと復興して、仮設でもお店が再開されて
お客さんがどんどんきたらいいのにな。

泊ったホテルの近くの市場でいくらを買って帰りたかったけど、
時間がなくて断念
また食べに行くしかないわ。


それから、岩手滞在中の12月28日、30歳の誕生日を迎えました

30代だ~ と大騒ぎしている人たちを何人も見てきたけど、
私の感想は、案外、あっさりしていたかも。

むしろ、新しい10年が始まるなと、すっきりした気持ちになっている。

20代の後半にいくにつれて、
30歳までにあれしなくちゃ、これまだできてない と
焦る気持ちが高まっていたけど、
30歳になった今、また10年計画を立てられる

当日は、活動でクタクタだったけど、夜、同僚たちがケーキでお祝いしてくれました。



うわーぃ。素敵な、記念すべき誕生日になりました

岩手のこと

2012-01-07 10:03:50 | 日記
去年の末、岩手の山田町というところで、
被災者の方々への支援活動に参加してきました。

うちのNGOの海外駐在員が全員帰国して参加しました。


東京から新幹線で盛岡へ、そこから在来線で宮古市へ。

盛岡の駅が、めちゃくちゃ寒い
東京の気温に合わせた格好をしてきた人たちは早くも絶句…

宮古ゆきの電車。
周囲の景色はどんどん白く、雪が深くなっていく



が、2時間かけて宮古市に到着したら、雪が無くなっていた…
なんかちょっとがっかり したのは気のせいか。
夜は-7度にもなる冷え込み。せっかくなら雪降ればいいのに、とか思う気持ちも。


電車が進んだ山間は雪が深いけど、海岸に近い宮古は、雪はあまり積もらないとのこと。

ただ、海岸に近いということは、津波の影響を受けたことを意味する。
宿泊した駅前のビジネスホテルも浸水したという。
いまはとてもキレイに改装されていて、ほとんど跡形もなくなっていた


支援活動の内容は、
宮古市から車で40分ほど南下した、山田町の仮設住宅に入居する方々に
年越し蕎麦を配り、年末の大掃除のお手伝いなどをする、というもの

山田町は、津波とそのあとの大規模な火災で、町が壊滅状態になりました
町の中心部から海岸にかけて、建物の土台しか残っていない。
がれきは撤去されているから、すっきりしているのだけど、
遠くの海まで見渡せる極度のすっきりが、被害の大きさを語っている。

地理的には、町役場が流された大槌町のお隣。
大槌町の方がメディアで大きく取り上げられたためにNGO支援が多く入り、
その隣の山田町への支援が手薄になっています。
そこで、うちのNGOは山田町に事務所を開設して、震災直後から支援を続けてきました。


活動は、年越し蕎麦がメインのように見えて、実はお手伝いがメイン。

仮設住宅には、震災で家族を亡くした独居老人の方も多く、
この寒さの中で、気持ちがどうしても落ち込んでしまう。
自ら命を絶つ事態を引き起こさないためにも、少しでも元気を出してもらために
掃除を手伝ったり、肩たたきをしたりしながら、話をきく、というのが目的。

活動には、ボランティアで日本体育大学の学生さんたちも参加
若いパワーがすごかった…

みんな体を鍛えているから、極寒の中、蕎麦を持って走る走る  
とくに、男子学生は、大きなイベントがあるときに気合いをいれるためにやる
「エッサッサ」なるパフォーマンスを見せてくれた。

ネーミングからして、ふざけてるのかと思ってたけど、これが感動
激しい動きやカッコいい踊りがあるわけじゃないんだけど、
熱い気持ちが伝わってきて、神秘的なのでした。

仮設の方々も、泣いてる人がいたし。彼らの気持ちが伝わったんだなぁと思う。


活動に参加しての感想は、まだまだこれからが大変だなぁということ。

うちのNGOは、震災直後から食料、日用品、家電など、モノを配り、
そのあとは、仮設保育所を建てたり、学校に部活動の用具を支給したりしてた。

でも、これからは
物質的な支援ではなく、精神的なケア、
一律の支援ではなく、個別の対応が必要になるなと。

震災の経験を克服しつつある人と、
まだまだ自分の心の中に抱え込んでいる人がいる。

家族と一緒に頑張ろうとする人もいるし、
1人ぼっちになってしまった人もいる。

長い長い時間をかけても、どこまでできるかと思うぐらい
途方もなく長い道のりがある。

だけど、あの過酷な環境でも必死で生きている人たちを見たら、
私たちができることを、少しでもやっていきたいと思う。


私はカンボジアに居て、直接に何かできるとすれば
こうして帰国する1年に1度くらいだけど。

それでも、カンボジアと東北を比べることはできないし
どちらが大事、大切と言う問題でもないと思うから、
私の任務のあるところで、一生懸命、仕事をしていきたいと思う

2012年!

2012-01-05 20:37:31 | 日記
あけましておめでとうございます


みなさま、お正月はのんびりされましたか?
私も、東北と関西でとてもいい時間を過ごしました。

東北では、私がやったのはほんのわずかな仕事でしたが、
とても勉強になりましたので、
明日以降、このブログでもご紹介します


関西の実家では、今年もたらふくお正月料理を満喫。






このブログを始めて、1年たちました。 
ドキドキしながら初出勤した1年前を思い出しますなぁ。

実は、1年間、契約職員として働いてきましたが、
今日、事務局長に呼ばれて、晴れて正職員に昇格しました
ぱちぱち。

身分が変わっても、仕事内容は変わらないんだけど
これから、ますます頑張らなくちゃなぁと、気持ちを新たにしています。

今年も、このブログで、面白い話や興味深い出来事を紹介していきますね。

今年も、宜しくお願いします