きのうは病院だった。ぶっ倒れて運ばれたのではなく、いわゆる通院というやつだ。心臓をやっている人間の通院とはいかなるものか、知りたくなくともまるっと知らしめたい。
心臓の通院という文字面に対し、のっけからエッと思われるかもしれないが、通院するのは1年のうち春夏秋冬の4度だ。実際、毎週のように通院していると思われがちなのだが、4度だ。それで何をやるのかというと、春秋は問診のみで、夏冬がこれに胸部レントゲンと心電図に、ペースメーカーのチェックが加わる。
ここまででみなさんが受けた印象を代弁すると、おそらく、わりとサラッとしているなーではなかろうか。私も家族も最初のうちはこれでいいのかと訝しかったものだが、主治医に「お変わりありませんか?」と問われれば「何もないです」と返すぐらいなのだから、べつにこれ以上の診療もないのが実情。それで季節は冬、きのうはペースメーカーのチェックだ。
予約は2時なので、1時すぎのバスに乗った。歩いても行ける距離だ、ものの10数分で着いてしまう。待合でしばしボサーッとし、予約の時間というものは守られないのが縄文時代からの常というものだが、もう慣れっこなものだから「それなりな時間」にペースメーカーのチェックを受ける。これは主治医ではなく専門の業者によって執り行われる。
手術時に利き手を問われ、左である旨を伝えたら右の胸にペースメーカーを埋め込まれたのだが、左利きは10人に1人、やはり珍しいのだろう、チェックをする機械を左の胸に当てられそうになり「こっちではないです」という問答を毎回こなす諸行を強いられる。どちらの胸に埋め込まれているのか記されている情報はないのだろうかと毎回思うが、諸行なのだから仕方ない。
とくに異常は見られないとのことだったが、先週金曜日の夜9時ごろ、約20秒間ドキドキドキドキちょっとした不整脈があったそうな。先週金曜日の夜9時ごろねえと、壁に掛けられたカレンダーに目をやってハッとした。その時はI島と呑んでいた。心当たりはありますかと問われたので、素直に「お酒を呑んでいました」と答えたが、まったく自覚症状というものはなかった。I島のことはきっとまたべつの機会に書く。
レントゲンと心電図を何の感情も持たずにやりこなし、主治医による問診だ。
おもいっきり人工物がこんにちはしている胸部の写真。右の胸の電池と心臓の上下に達している2本の電線。もはやルーティンと化している主治医の説明。
「上の心臓の電線の針は飛び出してしまってますけど、心臓の肉が覆われてるから大丈夫でしょう」
お次は心電図の説明。
「上の心臓は針が飛び出してしまってるから機械によるペーシングはされていませんが、上の心臓は自力で動いているから大丈夫ですよ」
詳細は省くが、双方ともそうだと言ってないのでそういうことにはなっていないが、ちょっとした医療ミスによって2本の電線のうち1本は機能していない。こちらとしては、命は救ってくださったのだから、まあ、いいかなと思っている。場数が少ないであろう左利きの手術ってやっぱりむずかしいのかなあ、とか。詳細を書きたくなったらまたべつの機会に書く。
薬をもらって3時。買いものして歩いて帰って4時半。料理をして6時半。アイロンをかけて7時半。風呂掃除などまだやることもあるのだが、半日つぶれた腹いせに、呑んだ。
心臓の通院という文字面に対し、のっけからエッと思われるかもしれないが、通院するのは1年のうち春夏秋冬の4度だ。実際、毎週のように通院していると思われがちなのだが、4度だ。それで何をやるのかというと、春秋は問診のみで、夏冬がこれに胸部レントゲンと心電図に、ペースメーカーのチェックが加わる。
ここまででみなさんが受けた印象を代弁すると、おそらく、わりとサラッとしているなーではなかろうか。私も家族も最初のうちはこれでいいのかと訝しかったものだが、主治医に「お変わりありませんか?」と問われれば「何もないです」と返すぐらいなのだから、べつにこれ以上の診療もないのが実情。それで季節は冬、きのうはペースメーカーのチェックだ。
予約は2時なので、1時すぎのバスに乗った。歩いても行ける距離だ、ものの10数分で着いてしまう。待合でしばしボサーッとし、予約の時間というものは守られないのが縄文時代からの常というものだが、もう慣れっこなものだから「それなりな時間」にペースメーカーのチェックを受ける。これは主治医ではなく専門の業者によって執り行われる。
手術時に利き手を問われ、左である旨を伝えたら右の胸にペースメーカーを埋め込まれたのだが、左利きは10人に1人、やはり珍しいのだろう、チェックをする機械を左の胸に当てられそうになり「こっちではないです」という問答を毎回こなす諸行を強いられる。どちらの胸に埋め込まれているのか記されている情報はないのだろうかと毎回思うが、諸行なのだから仕方ない。
とくに異常は見られないとのことだったが、先週金曜日の夜9時ごろ、約20秒間ドキドキドキドキちょっとした不整脈があったそうな。先週金曜日の夜9時ごろねえと、壁に掛けられたカレンダーに目をやってハッとした。その時はI島と呑んでいた。心当たりはありますかと問われたので、素直に「お酒を呑んでいました」と答えたが、まったく自覚症状というものはなかった。I島のことはきっとまたべつの機会に書く。
レントゲンと心電図を何の感情も持たずにやりこなし、主治医による問診だ。
おもいっきり人工物がこんにちはしている胸部の写真。右の胸の電池と心臓の上下に達している2本の電線。もはやルーティンと化している主治医の説明。
「上の心臓の電線の針は飛び出してしまってますけど、心臓の肉が覆われてるから大丈夫でしょう」
お次は心電図の説明。
「上の心臓は針が飛び出してしまってるから機械によるペーシングはされていませんが、上の心臓は自力で動いているから大丈夫ですよ」
詳細は省くが、双方ともそうだと言ってないのでそういうことにはなっていないが、ちょっとした医療ミスによって2本の電線のうち1本は機能していない。こちらとしては、命は救ってくださったのだから、まあ、いいかなと思っている。場数が少ないであろう左利きの手術ってやっぱりむずかしいのかなあ、とか。詳細を書きたくなったらまたべつの機会に書く。
薬をもらって3時。買いものして歩いて帰って4時半。料理をして6時半。アイロンをかけて7時半。風呂掃除などまだやることもあるのだが、半日つぶれた腹いせに、呑んだ。