連れ合いが、松岡美術館でしている「エコール・ド・パリ」展を見に行こうよというので、涼しくもなったことだし、美術館も平成12年に白金台に移転して初めてなので、出かけました。いわゆるプラチナ通りとよばれている、セレブ御用達の店の並ぶ道筋からちょっと入ったところにあります。
この美術館の先代オーナーのお屋敷だった跡に出来たそうで、エントランスを入ると、なんともいい香りが漂っています。お香を焚いているのでしょう。
それだけでも、気持ちが良いのに、展示室が広々していて、人も少なく、なんだかゆったりした気分になって、ゆっくりエジプトの彫刻やガンダーラの彫刻、そして、ヘンリー・ムーアの大きな彫刻などを見ることができます。
なにより、気に入ったのは、写真をとってもいいということです。(発光禁止で)
海外の美術館はルーブルも、メトロポリタンもみんな撮影OKでした。
まあ、いくら発光禁止といっても、うっかりフラッシュをたいてしまう人は、どこにもいるもので、そうすると、すぐに見張りの人がとんできて「NO!」と注意します。
今回の特別展「エコール・ド・パリ」展は2階の展示室で展覧されていて、シャガール、ピカソ、ブラマンク、ユトリロ、藤田嗣治など約40点ほどでした。
その中で、私はブラマンクの絵がとても新鮮に写りました。
でも、残念ながらこの展示は9月3日で終わり、9月9日からは「花鳥画への誘い」という、またもや江戸の絵師たちの展覧会が始まります。
これも、見ずにはいられないでしょう。
美術館を出た後はお決まりのランチタイムです。
プラチナ通りにもいろいろ店はありますが、どうも馴染みがないし、時間もまだ早かったので、広尾まで歩き、有栖川公園の近くにある「セパージュ」というレストランを選びました。
ここは、以前は別の名前であったのですが、入ってみると前と同じでした。
店の人が、リニューアルのときに名前も変えたけど、「エノテカ」というワインやさんの系列の店という説明をしてくれました。
それを聞いたワイン好きの二人、「これは期待できるぞ。」と舌なめずりをしつつ、メニューを見、ワインリストを眺めていたら、お店の人が「いいですね、とても、楽しそうでいい眺めですよ」とうれしそうに言ってくれます。
こちらも、なんだかすっかりうれしくなって、イタリアのピノグリージョと秋刀魚のマリネを初めとして、リー・ド・ボー(子牛の胸腺肉)のフライや、かに味噌のスパゲティとブルゴーニュの赤ワインなど、またまた大食いしてしまいました。
ここは、雰囲気も良く、値段も手頃、お味も結構といいこと尽くめでした。
働いている黒服の人たちがとてもフレンドリーなのも気に入りました。
勿論、ワインも大変結構でした。
というわけで、美しい絵を眺めて、美味しいご飯を食べて、連れ合いとも仲良く行動できて、ちなみに、この秋で結婚45周年です。随分永いこと一緒にいますが、こういう、いい日はめったにないので、うれしくてご報告です。
いいことばかりでもないんですけど、たまたま、昨日はいい日だったのでうれしかっただけです。ごめん!
いろいろありましたが、平穏に暮らせる今を夫に感謝しております。はい
この言葉をなぞって見たかったのです。
これぞ熟年離婚云々と騒いでいる人たちに聞かせてあげたいです。
ご立派
私は、45年よりもっと経ちますが、この言葉の重みをかみ締めて、過ごしていくよう努力します。
美術館も、近じか行って見ます。
オメデトウ!アリガトウ!!!
先週に続いてまたまた何て素適な一日でしょう~ ご馳走様でした。
素敵なご夫婦に
おめでとうございます乾杯!
私もこう成らなくては・・・
今まで暮らした年月のうちで、本当の蜜月といえるのが今かもしれないなんて思っています。時間がゆっくり流れて、平穏で、静かな毎日に感謝しながら暮らしています。
こきゃ様ご夫妻のように、ミュージカルをともに楽しむなどという、華やかさにはちょっと欠けるのですが、まあ、一緒に行く場所があるだけいいとしましょう。
先輩方の前に、ちょっといい気になりすぎたブログでお見苦しかったかと、反省しております。
人生、山あり谷あり、いいことばかりでもないのですが、年をとって幸せを感じることが
できるような、生きかたをできれば、最高ですね。