笑いまみれ・はなこば日記

笑うことを積極的に考える女の日記
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鈴木拓イン鳥人間

2014年09月17日 | テレビ
『笑神様は突然に…』で
(いつも思うけどこのタイトルなんだろ)
コーナーとして放送していた鳥人間コンテストに
ドランクドラゴンの鈴木拓さんが挑戦する企画の完結編が
先週の9/12(金)
放送されました。
鳥人間コンテストは、
毎年琵琶湖で行われる自作の人力飛行機を競うコンテストで
けっこうマジな大会だったと記憶する。
そのパイロットに鈴木拓さんが抜擢されて
大会までの体づくりや
操縦のトレーニングを番組は密着。

1時間全てを使って
ドキュメンタリー風に
鈴木さんのがんばりを追いかけているのだけど、
司会のウッチャン曰く
「日テレも思い切った」「鈴木拓で1時間!」
とのこと。
確かに…。
おぎやはぎ小木さん率いる人力舎の旅チームから生まれた企画とはいえ
ここまでやって大丈夫かな
と思いつつ
おおいに面白かった。

感動した感動した
というコメントが多くある中
当然、
感動したわたしが
どこに感動したかというと
本番のダイブにおいて
機体が着水する直前
水面すれすれで
数度、体勢を立て直して距離を稼いだところ。

ギリギリで焦らず最後まで粘った。
本来の運動神経の良さとメンタルの強さが出ていた。

きっと
笑神様の画面でなくて
鳥人間コンテストの実際の映像で見ても
えらく感動しただろうな
と思った。

知ってはいたけれど平凡なひとではないのよね、鈴木拓さんは。

15年くらい前に
人力舎の事務所ライブ「バカ爆走!」で
司会をされていて
びっくりするくらい
おもしろい人だな!
と知ってから
(矢作さんいわく「いいかげんにしろよぉ、天然すぎるよぉ」)
わたしにとっては
ダメでもクズ人間でもない
切り口変えれば必ず光る芸人さんだという認識でいました。

だから今回の番組は
ほとんど想定内のことばかりだったのだけど
それでも
本番での強さを見せた格好よさは
鈴木さんの観察メモにひとつ付け加えるべき項目だ
と感じました。

笑神様の1時間でいちばん素敵だったのは
相方の塚地さんが訪ねてきて
一緒にハードなプログラムをやると言いだし
「無理だよ~」
と笑った拓さんの嬉しそうな顔
と、
ふたりでやるも
すぐに汗をフキフキ座り込んでいる塚地さんの映像の横で
黙々とトレーニングをしていた拓さんの姿でした。
こういうときに
ひとっつも文句とか愚痴とか言わない
いや裏で言っているのかもしれないけど
ちょっと来て少し邪魔しに来る相方とか王道の演出なのに
そういえば目の前で塚地さん焼肉食べてたけど
とくにそのことについて何かツッコむとかしない
ってのは芸人として
どうかな?(もしくはカット?)
というのは一回置いておいて
自分のやるべきことをしっかりやる
アスリート的健全さが鈴木拓さんのなかに見えて
格好良かったです。

きついし辛いのは
映像見ていれば伝わる。
それをイチイチ言わないというのも
演出かも?しれないけど
良い効果をうんでいた。
別に誰でも良かったのかもしれませんが
手垢のついていない
つまり頑張ってるのあんまり見せない芸人さんを起用したのも
新しくて良かった。

鈴木拓さんがやるからこそ
意味があったよね。
他に誰かいるかなあ
って考えていた。格闘技芸人?品川さんとかね。
どんなに頑張っても、もっと嫌われそうだ。

炎上芸人として知られる鈴木さんですが
こういうこと一個でもあると良い方向に転換するのかな
作戦のうちかもしれないね
なんて
そもそも鈴木さんのことをクズ芸人とも思っていないので
勘ぐってみます。

そもそも
人間としての「クズ」ってなんだろう
って思う。
大体の人間はクズではないか。
クズ的要素がない人なんて
めったにいない。
そりゃ
たまにいるけど。
オーラから何からまっすぐで美しい人間が。
でもその選ばれし人間以外
大体はダメ。
隠しているだけだ。
それが露呈しただけで
鬼の首をとったように叩くってなんなの。
お前自身のクズも見えちゃってるよ
って思う。
間違いだらけなのに
イチイチ正しいこと言ってどうなるのだ。
それに正しさなんて
この世にないのに。
炎上をさせるひとは
小学生なんだろうな
って思って見てます。
世の中やニンゲンのことを知らない。

そこをいくと
鈴木さんは人間味あふれる魅力的な芸人さんだ。

今後の活躍も楽しみです。

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