笑いまみれ・はなこば日記

笑うことを積極的に考える女の日記
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過激について

2013年05月24日 | テレビ
どうも。
積極的にテレビを見なくなったので
それなりに見ているのに、
書きたいことが見つからない。

今、東京MXテレビで
コメディ映画特集やっていて
町山智弘さんが御出演。
この映画コーナー。
みんなの知識が深くてわりと好きです。
オタク度高い。
1秒にしゃべる言葉の数が多い。
ただ
お笑いに対する見解は
ひとこと言いたくなる。
まだそこ?
いやたぶん
空気に煽られて
うかつなこと言っちゃうタイプの人だったわ。
そもそも
尊敬されているひとたちですよね。
そうですか。

それはそうと
ブラック映画特集ということで
血がドバー
エロスがダバー
差別がウワー

エッジが効きまくっているコメディ映画を紹介していました。
サウスパークとかね。
一時期話題になった映画版のやつー。

ふうん。

おもしろけりゃ
なんでも良いや。
エッジィであろうがそうでなかろうが。
別にそこだけ紹介されたことで
「すげー」とか思うほど
目は曇っていない。
それくらいのことで。

水道橋博士が
日本の中にいると知らないから
そこまで「過激」をやっていいんだと思う
と言ってました。
勉強になる
って言いたかったんだと思います。が、

やっていいんだ
は、違うと思う。

すべては文化に即している。
文化混在のなかで生まれた
保守と過激のふり幅が
広いか狭いかではないだろうか。
日本は狭い。
そもそも文化の混在をはじめてから日が浅い。
だから
おなじことをやっても
意味がないよ。
アメリカはいろんな文化の集合体だから
タブーも多種多様で
そこを超える気持ちよさを
見ている人が求めているんだと思う。
過激
だって、多種多様な笑いのなかの一部だ。

表現者のことは分からないけど
笑いたいという気持ちが強いことが
いつもすごいなー
って思っているので
アメリカのコメディが好きだ。
笑うことにどん欲。
すごいよ。
2回書くけど。

受け皿あっての
サシャ・バロン・コーエンですよ。
ひとりで突っ走って
あんな映画撮ってたら
ドン引きだわ。
人種間の理解不足や
失礼なことをし、タブーを犯すことが笑いにつながる
また「ここはアメリカ!」っていう絶対的アイデンティティもある。
その土壌があるから映画になったし、受け入れられてもいるはずだ。

で、話の本題はここからです。
見ていて、イライラしちゃって
前置き長くなりました。

数日前に
岡田あーみん著
『お父さんは心配性』読んだばかり。
もうひとつのブログでも感想書きましたが、
30年前の少女漫画で
これは
早かったんじゃないか。
と一瞬よぎったけど
それでも
当時の空気をまとっているのを感じたので
あの頃
これくらいのめちゃくちゃや過激さは
確かにあったのかもしれない。
ドタバタとベタをベースにしつつ
展開やエピソードは
シュールで過激。
実生活だったら
1話で3回くらい主人公(お父さん)は死んでいる。
全身骨折しても
蛇に頭からかじられても
耳から脳みそ垂れても
首が90度に曲がっても
話は
転がっていく。
「もー、しょうがないんだから!」
と愛娘のりこちゃんが言えば
丸く収まる。
それなのに
ぬるさがまったくない。
パンチの速さと強さと
打つ回数の多さ。
格好いい。
わたしはこのマンガで
点滴に空気が入ると
血管に空気が入って死ぬ
ということを学びました。
お父さんが
のりこのボーイフレンド北野くんの
点滴をカッポリ口にくわえて
ふーふー
と全力で二酸化炭素を送っていたのです。

圧倒的な過激さに小学生だった私は
怖くて
ドン引いたのを覚えています。

でも
大人になってまだ記憶に残っていて、
また読みたいと思った。
当時の怖いというリアクションは正解だったと
今でも思います。
受け手としての能力がまだなかったから。
大人になってよかった。

ちなみに
あーみん先生が
この連載を始めたのは
高校生のときだそうです。

過激でぶっ飛んでいるくせに
お父さんが暴走する発端は
人間の持つ基本的な嫉妬だったり
見栄だったりして
人間の機微を読むその観察眼に驚きます。
高校生で!

連載は5年続きますが、
それでも20代前半だよ。
おそろしい才能。

身近に笑いはある。
身近だからこそ
笑えることもたくさんある。
アメリカの過激さを
その文化を知らない私たちが
ありがたがって
喜ぶのは違うなー
そういうつもりじゃないんだろーけどさー
でも
そう見えるひとはいるだろーなー
って思って
今日の記事にいたします。
あれは
受け入れる度量がアメリカにあるのが
すごいんだ
って。

書かないつもりだったけど…
ひな壇を町山さんは
バカにしてましたけど
あれだって
ぬるくはないし
フォーマットはもう時代から遅れていると
わたしは思っている。
だから言っていることの
論点ずれている。
あの発言はバラエティ見ているとは思えない。
見てるとしても
ちゃんと見てないよ。
たぶんなんとなくで言っている。
以上。

それではみなさま
よい週末を~

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