長々おつきあい頂きまして、ありがとうございます。
なんとか今回をもって完結すべく、巻きマキでいきたいとは思ふ…
27日(入院5日目・術後3日目)
この日が、おそらく頭痛の山でしょう…と言われた術後3日目。
頭痛がなければ、シャワー浴が開始なはずなのですが、
5日風呂に入ってなくてクッサーでも、楽に諦められるほどの頭痛に見舞われ、
「時間が解決、時間が解決…」と念仏の様に言い聞かせながら、寝て過ごす。
正直言うと、この日は顔も洗えず、歯も磨かず…でした。
でもね、前日お腹が空っぽになったお陰(?)で、食欲だけは増している!
寝ながら食が上手になってきたせいもあるかしら…
看護師さんに「今日はお便出なくても、心配しなくてイイですから…」と言われる。
そりゃそうでしょ。
でも、翌日は出て欲しいので、ドキドキしながら下剤5滴服用して就寝。
28日(入院6日目・術後4日目)
おぉ!頭痛少ーぉしマシかも?
前日までは起きた瞬間から痛かったのに、起きて10分位は大丈夫になってきた。
その10分間で、ダッシュでシャワー浴することに!
200gくらいは、体表の何かが落ちたんじゃないか…
前夜の発破号令(以下「慎吾ちゃん」)が優しかったのか、中1日空いたせいか、
やっぱし先頭車両は豆的なんだよね…。
看護師さんによると、理想のお便は、なんと歯磨き粉くらいの硬さなんだって!
それって私の中では下痢に属してたけど!と自分の勘違いに気付き、
今回の入院で一番の収穫となりました。
しかも、術後3週間くらいは、硬いのは術部に負担になるため、
少し軟らか目にした方が良いので、通じがあっても下剤服用の日々なんだと。
この日は7滴。
29~31日(入院7~9日目・術後5~7日目)
なんかあっけない幕切れですが、この3日間はメキメキ回復期でした。
術部の痛みは、日に日に落ち着いてくる感じで、
車両通行時以外は、顔を歪めることもなくなってきました。
軟らかくっても、やっぱし通行時はそれなりに痛い…
でも通行後、5分程度でダメージから回復するようになったし、
頭痛も、ゼロじゃないけど1回に1時間以上は起きてられるくらいにはなり、
帰ってもご飯は作れそうだぞ…と、退院が見えてきました。
この日から、ご飯も食堂で食べるようになり、同室の2人とも急激に親しくなる。
そしたらなんと、昔ウチの近所(徒歩10分)に住んでた人(80歳)と、
実家がウチの近所(徒歩1分)って人(33歳)でした。
世間って狭い…
80歳のおばあちゃんも、結構チャキチャキだったので、
塔のたった修学旅行生と、引率の校長先生って感じで、
日夜喋くりまくり、無事にお尻あいの会が結成されたのでした。
で、31日に帰ってきたわけです。
そしてPCの前にこうやって(知らんって?)長々座ってても平気なくらいでございます。
術式は色々パターンがあるらしいのですが、
私のは傷を開放しておいて(キッチリ縫い合わせない!)、
出血させて、悪いものを流しながら治すって方法らしいので、
しばらくは多少出血もありますが、ま、そこは女子ですし、ほぼ不自由なしです。
あとは「慎吾ちゃん」との手探りな日々で、
時や場所を選ばずして、呼び出しが掛かるっていうのが、ツライっちゃツライ…
これも、歯磨き粉状を目指して、お互い(?)の理解を深めていくしかないってことで、
香取慎吾だと思えば(なんて失礼!)、頑張れそうな気がします。
そういうわけで、ホントに大騒ぎしてココまで書いてしまったけど、
全貌は実に他愛無い、人生のヒトコマって感じでしょうか。
それでも、実にイイ経験・イイ思い出。
お尻あいも出来たし、本当に収穫の多い年度末だったのでした。
なんとか付いてきてくださった皆様、本当にありがとねん。
<完>
いや~そろそろ飽きてきましたね?
この辺からは、ザーッといきますわよ。
ただ、表現が直接的になってきて、笑えない部分もあるかと思うので、
お食事に差し支えたらゴメンナサイ。
↑は前夜に服用した下剤。
目薬状の水薬で、水に数滴垂らして飲みます。前夜は10滴。
26日(入院4日目・術後2日目)
1回戦
朝食後、遠くから雷鳴のような響きを感じる。(あ、腹部にね)
あ~もしかして催し?と思うも、
恐怖と頭痛で、トイレに行きたくないよー
でも、丸2日以上出てないので、お腹はムッチリしているし、
ここは思い切って、勝負に出ました。
いざ体勢を整えた頃には、もう遠雷じゃなくてかなりな近さで轟きが聞こえます。
しかし! 先頭車両はカッチカチやで!
そいつがほんの少しづつ、メリ…メリ…と進んでる感触はあるけど、
なんせイキメない…
イキムと、傷の痛みもだけど頭が割れそうに痛い!
もーーーー手すりを握り締めて、気分は出産シーンですよ!
呼吸もラマーズ風に「ヒィッ ヒィッ フゥゥーーーッ」とかして。
最初の5分位で意識が薄くなってきたので、ちょっと休んだりして。
そしたら車両は停車じゃなくて、後退しやがった!
ヤバイよ、今までの5分が無駄になるよ、と再度頑張って、
ようやく「ポトトン…」っと花豆大のが一粒が転げ出ました。
ホッとするやら、こんなの一粒でこの痛さっ!と畏怖するやら。
とにかく初回は、花豆5粒ほどで、諸々の痛みに負けて退散したのでした。
2~7回戦
やっぱしね、下剤は伊達じゃない訳でして、
先頭車両はおとなしめでも、最後尾は大暴れですよ。
特に、普段便秘もなく下剤初心者の私には、効き過ぎた感あり。
ベットに戻って頭痛は落ち着くも、ヤツラは納得していない!
2回戦で花豆から落花生に成長したかと思いきや、
3~7回戦は、こちらの傷の痛みなんかお構いなしサ。
そして、これまたツライのが、ウォシュレットがぁっ!しみるぅぅうっ!!!
最弱の水勢でも、ホントに涙がでるほどの衝撃!
水じゃなくて、なんか消毒液でも出てんじゃないの?ってくらい!
しかし、この日はベットからトイレの往復が多かったお陰で、
やっと他の患者さんの様子も伺う機会がありました。
なんせ、初日に男の子の向かいで食べたご飯以来、
一度も食堂でご飯食べてないから、患者友達ができないのですよ。
それでも、3人部屋の同室の2人も、感じイイ人だったのですが、
私が頭痛で常に臥せってるから、気を遣って静かにしてくれてるみたいで…。
ここの病院、「外科・胃腸科・肛門科」って謳ってるのですが、
入院患者はほぼ全員ヂ主達でした。
大腸検査のみって人も居るけど、その人たちは1泊なので、顔も見ないことすらある。
そいでヂ主の入院は、みんなほぼ8日間と回転が早いので、
同期とか先輩・後輩とかいう感じで、綿々と受け継がれるのが、
症状の経過。
「あら~~あなた術後2日目かい、今が一番痛いしょ~っ」とか。
「頭痛かい?たぶんあと1日で峠を越えるよ」とか。
一番の話題は、各自のその日のお便状況報告。
全員同じ病状だから、もーーー遠慮なんかありません。
下は17歳の高校生から、上は80歳のおばあちゃんまで、
顔合わせると「今日は出た?」が挨拶。
なんかの合宿所みたいな雰囲気ですらある。
そうそう、時季が春休みだったせいか、学生さんが多かったんですよ。
年度代りの、人との交流少ない今が狙い目なのでしょう、わかるわ~。
しかし、高校生でヂ主だと、笑い話にする余裕も無くって、
アタシの青春の汚点…とかってトラウマにならないといいけど…
あ、でも前出の男の子も明るかったしなぁ。
意外に親にスグ相談したりして、対処も早かったりするのかしら…
あぁ、結局また長くなってしまった…
スミマセンね、ついついツラツラと…
まぁ、あとは一気に回復期に向いますので、あとちょっとお付合いくださいませ。
<続>
なんか、気を持たせる様な書き方してスンマセン。先に謝ります。
そんな劇的な展開じゃないので、ワクワクしすぎな方、
ココで大きく溜め息ついといて下さい。
25日(入院3日目・術後1日目)
「起きてね放送」まで爆睡し、目覚めスッキーリ♪ 術部も痛みはそうでもない♪
さーて、顔でも洗うか…と起き上がってビックリ、
肩から上に激痛がっ! 特にウナジの辺り!
なんだなんだ?! もしや寝違えた?!
確かにどんな寝相か覚えが無いほど、正体を失ってましたが…
それにしても、なんだか吐き気を伴うほどに痛いので、
検温に来た看護師さんに訴えてみた。
そしたら「あ~~10人に3人くらいの割合で、麻酔の後に頭痛出ちゃうんですよね」と。
「もうね、出ちゃったら安静にするしかないんですよね。水分は沢山摂って下さい!」と。
「だいたい1週間ほどで落ち着くとは思うんですけど、個人差はあります」と。
聞いてないわよ~~~~!!!(心の叫び)
ホント、術部のことなんか全っ然気にならない位の頭痛なんですけど!
で、それからは延々ベット上安静です。
起きたら激痛なので、ご飯もなんと寝たまま。
途中で哀れに思った看護師さんが、気を利かして色々厨房に注文つけてくれて
オニギリご飯にしてくれたり、オカズも切ってフォークつけてくれたりして、
食い意地だけはある(っていうか、寝てれば痛くない)ので、なんとか食べてましたが、
なんかね~介護老人とかの気持ちが、ちょっと解った気がしました。
寝たままの食事って、食べるって言うより摂取してるって感じで、
やっぱ美味しくないわー。
こぼしたり、垂らしたりしながら、なんとも情けない気分でした。
<看護師さんに聞いたり、帰ってから調べた内容のまとめ>
腰椎麻酔って、知ってる人は知ってると思うのですが、
腰をかがめて、背中の骨のスキマから、注射でチューっと麻酔薬を注入します。
で、その時にどの部分に薬液を入れてるかって言うと、
脳と脊髄を上から下までマルッとピッチリ覆っている、
クモ膜(クモ膜下出血とかでよく聞く)ってのがありまして、
その膜と脊髄の間に注入するのです。
で、その膜と脊髄・脳の間は、通常、脳髄液ってのでタップリ満たされていて、
脳とか脊髄は浮いてるっていうか、ユルユルの状態でいるのですが、
腰椎麻酔で針を刺した穴から、その後少しづつその脳髄液が漏れるのです!
漏れて脳髄液が少なくなると、中の圧が下がって脳とかがユルユルでいられなくなり、
特に起き上がっていると、上の方(脳の方)の液が足りなくて頭痛が起きるそうです。
そして、その漏れが止るのがだいたい麻酔後2~3日目、
それから徐々に髄液が増えていき、1週間後にだいたい安定するとのこと。
水分を沢山摂ってというのは、髄液を作るのにも水分が必要だからという意味でした。
あ、お尻?
そういや、その手術の話でしたよね。
えーと、そうそう、この日はね、ガーゼの蓋取る時に「オ!」という位と、
消毒と軟膏注入の時に、ちょっとチクっとするくらいで、まだ余裕でした。
実は、この日はお便の催しがなく、寝る前に下剤を服用することになりました。
これで明日はおそらく術後初めて、その部分が開通することになる訳ですよ。
なんかもートンネル工事で言う、発破!ってスイッチ(下剤)を入れちった気分でした。
<続>
さてさて次は、手術当日の記憶を紐解いてみますワ…
24日(入院2日目)
朝はもちろん絶食。
でも、術後もしばらく水など飲めないので、8時まで飲水は多めに飲むよう言われ、
空腹を満たすごとく、ガブガブ水を飲んだりして。
10時に浣腸
昨夜の夕食分を出すって意味らしいんだけど、
まだぜーんぜん消化してないらしく、薬剤しか出ない…でも腹は暫くシブル。
12時頃から、着替え等準備開始
術衣を着て(モチロン下はマッパですよ)、安定剤の注射して、点滴繋がれて、
さぁいよいよ術場へ! …徒歩でした。
ストレッチャーに乗せられて「頑張ってね!」とかって言われながら
(確かに誰も居なかったけれども)
ガラガラ運ばれていくんじゃないのね…
13時~13時半(およそ) 手術(麻酔処置込み)
腰椎麻酔(下半身麻酔)でした。
実は、これがかなり痛いだろうと1番恐れていたのですが、
先生すごい上手い! 安定剤の筋注の方が痛いくらいだったぜ。
5分ほど待って、麻酔がかかったところで手術開始。
何をされているのか解らないけど、時々ジュッとかバチッとか
電メスで肉(組織)を焼くような臭いが漂ったり、縫ってるような雰囲気もあり。
10~15分程で、取り除いたブツをガーゼに乗せて、
「はいコレ、全部キレイに取っときましたからね~」と先生が見せてくれる。
なんか、出産時の我が子との対面みたいな?
我が子より先に、このブツと対面することになるとは、私の人生って…
とにかく終了…。
どうやらその部分は、大量のガーゼで蓋をされているらしい…無感覚だけど。
帰りは無事に?ストレッチャーに乗せてもらい、堂々と病室に戻り、
動かない下半身で、もうされるがまま~な身の上でした。
実は何を隠そう、この時WBCの決勝だったのですよ。
しかも病室出るとき、1-1の同点。
そして最後に登場した先生が、2-1の勝ち越しまで観てきてたので、
そんな話で盛り上がったりして、かなり和やかな術場の雰囲気でした。
…ってかみんな、野球が気になるぞ、早くヤッツケてしまえ…って感じ(私含む)
だから、病室に戻って私もまずは、TVをつけたのでした。
16時頃、導尿
尿意は無感覚でしたが、まだ足がふらついたので、一応とってもらったら、
なんと750ml!
通常200~300ml溜ったら尿意を催し、500mlを越えたら痛みを覚えるってのに…
いや~破裂しないで良かった…
ここで、朝の水ガブ飲みを後悔しましたヨ。
17時頃に完全に麻酔が取れたけど、強めの痛み止めのお陰で、
痛みというより、ちょっと熱いかな?って感じ。
それより、詰めたガーゼの違和感の方が気になるような…
18時 夕食
全粥だけど、オカズは全部普通で、これまた美味しい美味しい!
蓋のガーゼは、癒着防止の意味もあり、翌朝の消毒時まで外せないので、
違和感が気になるなら…と看護師さんが勧めた方法が、
「痛み止めと眠剤を服用して、朝まで爆睡する」
いや~本当に、こんなに寝れるもんか?ってほど、寝ましたとも。
しかし就寝前 「なーんか肩が凝ったような…?無意識に力入ってたかな?」
と思ったのが、あることの前兆だったとは、この時まだ知らず、
ヂの手術は思ったより楽勝!と喜んでいるアマちゃんなのでした。
<続>
いやいやご心配おかけいたしました~~~。
無事に帰還いたしました!
今回の体験は、なかなかの衝撃が盛り沢山で、
(そして周囲に内緒の為、見舞い客もない状態だったので)
皆さんにタイムリーに報告したくて、本当にウズウズしていたのですが、
携帯が、通信し放題じゃないプランなので、
グッと我慢しておりました。
今日より少しづつ、振り返っていきたいと思いますので、
「あー、まだあのネタね」と思った方はスルーで…
因みに↑の画像は、入院前日の検査食セットの朝ご飯です。
梅カツオ味のフリカケが、実はとっても美味しかった♪
22日(入院前日)
検査食 朝:お粥(フリカケ)・お麩の味噌汁
昼:カロリーメイトみたいなの4本・午後ティーストレート・リンゴ味ゼリー
間:ココアクッキー2枚・オレンジ味の粉末ジュース
夕:コーンか?ポタージュスープ
※絶対空腹で寝れないと思ったので、素うどんを1/3人前食す
夕食は8時までに済ませ、9時に下剤その1を服用、飲水(水・茶)は可
何時に便意を催すか解らないので、さっさと10時に就寝
↓
夜中1時に腹痛(催し)で目覚め、その後3時間トイレ通い
23日(入院初日)
朝6時より、下剤その2を服用開始。
この下剤は、薬を1.8Lの水に溶いて、それを2時間以内に飲み切り
更に、それを出し切ってから病院に来る様に指示されているため、
ゴクゴク飲む!ひたすら飲む! そして出す・出す・出す・・・・・
まぁ、味はポカリ的で嫌いじゃなかったけど、
最後はさすがに気持ち悪くなりましたよ…
午前病院到着、大腸検査
お腹の動きを止める薬と、安定剤を筋注され、
ムムゥ?と思う程度の痛みの中、10分間くらいで大腸カメラ検査し、
小っさーいポリープ1つあったので、取ってもらいました。
私の腸って、意外とキレイじゃん☆と思ったけど、
何と比べて?と考えたら、焼肉のホルモンだった…
夕食は、5分粥とまともなオカズ3品!
検査のダメージもなく空腹なので、美味しい美味しい!
そして、向いに座った20歳くらいの男の子が、フリカケを分けてくれたよ。
なんだい?物欲しそうにみえたかねぇ…?
しかも、その子の魚の食べ方がとってもキレイ(上手)で、
見た目も喋り方も、今時風?に結構崩れてたんだけど、
実はきっとイイ子なんだなぁ…とオバサンホロリときました。
そして、この日はそのままゆっくり就寝。
検査より、その前日からの下剤騒ぎの方がよっぽど疲れたわ。
しかし、翌日はいよいよ手術なのでした。
<続>
4月も終わりに近づいてきて、気分は連休♪ですが、
このシリーズの最後に、次回の検診へのモチベーションを保つ為に、
乳がん検診の有効性をお勉強してみました。
日本では2000年位まで、乳がん検診といえば、
視診と触診による検診が主でした。
理由は、マンモグラフィー(X線画像診断)の機器も、
それを診断できる医師も少なかったというのが本当でしょう。
2004年から、やっと40歳以下の検診者にも
マンモ検査を行なうことが奨励されましたが、
全ての検査機関でマンモ検査を実施できるわけではないのが現状です。
マンモ検査では、視診・触診検査では解りにくい非浸潤性のがんも
比較的発見されやすく、数字の上では、
触診:マンモでは、なんと1:3の割合で、発見率が違うそうです。
そう聞くと、やっぱしマンモいっとこう!でしょ?
あくまでも「私の」ですが、今後の検診病院を選ぶポイントとしては、
☆乳腺専門科がある
☆マンモ検査ができる
☆乳がんの手術症例数が、年間100件以上ある
ってなところでしょうか。
あと、もうひとつ、
私もイマイチ億劫な気がして、結局しないで行ったんだけど、
‘自己検診‘ ってのも、今は盛んに奨励されていますね。
最近よく、芸能人でも 「自分で発見して病院を受診した」 とか聞くし。
方法は、コチラのがわかり易かったです。
方法はなんとなく解っても、自信もないしねぇ…という意見の方、
私もそうでした。
が、奨励されている有効性を聞いてみると、なるほど!と思えました。
まず、正常な状態というかニュートラルを覚えるという意味で、
2~3ヶ月に1度行なう。
行なう時期は、女性ホルモンによる乳腺の張りがとれている、
月経後4日~1週間。
そうすると、本当に異常が発生した時に発見しやすく、
病院を受診したときに、医師にも状況を説明しやすい。
…といわれると、「ほぅ、やっとこか…」 という気になりませんか?
なんというか、発見するタメ!と気合を入れずに、
今が大丈夫な状態だってわかるタメ…と思えば。
ということで、今後ワタシは、3ヶ月に1度の自己検診を行い、
1~2年に1度の病院検診を受けることを、ココに誓います!
無事に乳がん検診を受けて、結果もなんともなくてホッとして、
これでイイっちゃあイイんだけど、
実際のところ、乳がんってどのくらいの率で罹ってる人がいるの?
などの基礎知識が、自分にあまりにも足りないので、
チョイと調べてみました。
罹患率は…?
2005年調べで、22人に1人。
生活の欧米化、と検診による早期発見の為、増加傾向にある。
女性のがん罹患率で、胃がんを抜いて現在悪玉トップ。
何歳位の人に多いの…?
30代後半から増え始め、40代が最も多い。
が、以前は閉経と共に減少傾向にあった乳がん患者も、
生活の欧米化で罹患率が下がらなくなってきている。
死亡率は…?
早期発見により、治癒(治る)率も高くなってきているので、
「早く見つけて治せるがん」と言われている。
がんの中で罹患率は1位だが、死亡率は5位。
検診費用はいくら…?
検診は多くの各市町村で40代~は公費補助があるので安くなるけど、
それまでは病院側の設定によるので、かなり幅があり、
¥3000台~¥ウン万というところもあるらしい。
一般的には¥5000以下と思われる。
(あくまでも乳がん検診のみの場合で、
当然、子宮ガン検診も一緒に受けた場合は異なる)
がんとか病気の話って、誰でも 「自分には関係ない」 と思いたいですよね。
だからつい 「ふーーーん」 って聞き流すというか、目を塞ぐというか、
私も今までそうやって生きてきました。
まさか自分が罹るなんて思わないから。
でも去年くらいから、本当に身近な同世代の人が次々とがんを患って、
彼女達とその家族が苦しむ姿を、実際に目の当たりにした時に、
健康でいる努力って必要だ!と痛感しました。
もちろん、普段の生活を正すっていうことも、
ストレスを溜めないってことも大切だけど、
実際 「なんにも身体に悪い事してないのになんで?」 という人が
発病している現実を見てしまうと、
やっぱり検診で発見することが大事なんだ…と思いました。
だから、本当は怖くて目を背けたい話なんだけど、
怖さを知って、検診に行く気を持続するためにも、
もうちょっと乳がんについても、勉強してみます。
忘れないようにと、覚え書き気分で綴っていきます。
今回、私が乳がん検診を受けようと思ったのは、
左のわきの下の辺りから乳房にかけて、
痛い程ではないのですが、なんとなーく違和感を感じたからです。
特にわきの下は、最初は 「毛膿炎かな?」 と気にしない様にしていたのに、
ん?と気になっては何度も触っているうちに、
少し痛いような、腫れているような気さえしてきて、
心配→更に触る→痛い?→心配!→検診を決意 という訳です。
で、せっかく人生初の乳がん検診を受けるなら、
自分の行ける範囲の中で、名医の誉れ高い所に行ってみよう!と思い、
周囲にリサーチし、「すげー混んでるけど、間違いなく見つけてくれる」
という ‘札幌ことに乳腺クリニック‘ に行くことにしました。
検診の流れは、
①、着替え(入院着によくある、前が浴衣のようになってるのの短いヤツ)
②、ドクター診察(問診&触診)
③、マンモグラフィー(ギュッと挟んでレントゲン撮影:縦横×左右=4枚)
④、エコー(ベット上、仰向けで)
⑤、着替え(自分の服に戻る)
⑥、ドクターによる検査結果説明
※②が無くて、⑥の時に一緒にする場合も多いらしい
でした。
受付から会計までを含めると、なんと3時間半も掛かりました。
さすが、有名どころだ。
②の触診は、ベット上に仰向けになって平らになった(…。)乳房を、
端から指先で押すようにさすりながら、しこりを探すというものでした。
③は、撮影板で挟む時に噂の通り 「痛てて」 と思うけど、
ものの5秒くらいでしょうか… 全然我慢できる程度でした。
どっちかって言うと、挟めるためにつくる体勢の方が、
身体の硬い私には 「む、無理くない?」 という状況でした。
④は、エコー担当のドクターが、温めたジェルをビローンと塗ってくれて、
乳房全体をササッとなぞって、ものの2~3分で終了。
で、私の結果は、微量のプツっとした石灰化は写ってたけど
それは全然問題なしとのことでした。
ドクターのレントゲンを見ながらの
「これが乳腺で、これが脂肪で…」 という説明も丁寧でしたし、
印象に残ったのは、すごーーく忙しい病院なのに、
意外にザ・流れ作業な感じでもなく、
どのドクターも口を揃えて
「1年に1度は、検診を受けるようにした方が良いですよ」 とか、
「乳がんは、早期発見・治療し易いガンなので、検診は大切ですよ」 など、
普通、黙ってても患者が押し寄せるような病院では、
面倒くさくてイチイチ言わないようなことまで、言っていました。
早期発見の重要性を、本当に浸透させたいんだなぁ~~~と感心。
かーなーり待たされた割には、病院に対しては好印象でした。
ただ、今度行く時は、忘れずにオヤツを持っていくコト!