タケスエ歯科医院の瀬川です!
今月の発表は
丸森歯科医院吉泉香衛生士の発表でした!
まずは吉泉衛生士の感想からどうぞ
「自分の指導を振り返る」
ということで、約一年間、TBIで関わったケースをまとめ、振り返りました。
ケースを選んだ理由は、"指導がうまくいかなかったから"です。
患者さんの口腔内としては、間違いなく改善の方向に来ています。
だけど、
・どういう過程を経て良くなったのか。
・何をしたから良くなったのか。
・良くなってみて患者さん自身はどうなのか。
ここが、私の思うような結果にならなかったことを、嘆き、今回のケースをまとめてみることにしました。
すると、
"私の思うような結果"を患者さんに知らず知らず押し付けてしまっていたことに気がつきました。
脅迫じみていたり、圧力的だったり、誘導的だったり、、
その時々の指導の場面では真剣に患者さんと対峙し続けたとつもりでしたが、
正解はこっちだよ!
と言わんばかりの関わり。
そう直接言葉にはしていませんが、
どうにか本人の気持ちが健康維持の方に向かないか?と、患者さんを変えよう変えようとしていました。
患者さんの本心の部分は、果たしてどうだったのか?
素直な気持ちを言えないような、圧を感じさせる時間を重ねてしまったのかもしれません。
来院きっかけは奥様に紹介されて、の来院でした。
ご本人は特別悩んでいることはなく、奥様はご主人の口腔内に対して、必死でした。
モチベーションが高くないことを変えよう、汚れたままの口腔内を脱却させよう、なり、、
私の"望ましい患者像"を押し付けていました。
どんなに、丁寧に関わろう!と自分の中で思っていても、患者さんにとって"私"の存在とは、、一体何だったのだろう?
どうせなら、よき理解者でありたかったなぁ、、と思い、胸が痛みます。
完全に引っ張ろうとしてしまった以上、患者さんの方が逆に、私の理解者にならなくてはならないという、、
一年の関わりを振り返る中で、患者さんご自身としては、来院しているだけで精一杯やっている!ともとれる発言がありました。
そうだったのかもしれない。と、今では思います。
ブラッシング指導に関して、来院する以上は良くなって欲しい、と思っていますが、
その、私の中の価値観のせいで、かえってお互いが苦しくなるのであれば、
その時期が来ることを勝手に待ったとしても、現時点では患者さんご自身が気を張らずに、居心地良く、来院が楽しみになるような関わりを大切にした方が良かったのかなぁ、と、、
"歯科衛生士"という被り物をしていると、つい目を光らせてしまって、優しくできないみたいな、苦笑
そんな事を振り返っています。
多分、他の患者さんにも同じことをやっています。。申し訳ないと思いました。
『自発的に行動変容を起こしたくなるのは、どんな時だろう?』
これを今後のテーマとして、患者さんと関わっていきたいと思います。
ブラッシング指導って、ただ単純に磨き方を指導するだけだったらとても簡単なことですが、
患者さんの思いも汲み取っていきたいという気持ちがあると、自分の思っている通りにはいかないことが多々あります。
だけど、そこで「もう、いーや!」で諦めるのでは、その人との関係もそのままになってしまいます。
このケースは「この人に良くなってもらいたい」という気持ちが溢れちゃったのかもしれません。
ケース発表の中で、吉泉衛生士は自分の指導中の癖を挙げてくれました。
その中には「わたしもやってる…!」というものもあり、吉泉衛生士も同じようなことを考えてるんだなぁと個人的に安心した部分もあります
あとは自己分析が良く出来ているという意見もありました。
なかなか自分の欠点のわからない所までも分析出来ていて感心したとのことです。
もちろん、みんながみんな、同じような流れになるわけでもなく、今回振り返った人がこのケースになった、これもまた振り返りの面白い所かもしれません
「良き理解者でありたい」
この気持ちが、患者さんと接する時に、大事なキーワードな気がします
悩みは尽きませんなぁ~
11月のはなそう会は、休会です!
次回のはなそう会は
12月5日(水)19時~
@会場未定
忘年会的ななにかになるかも!!
見学、参加随時申し込み受付中!
ご連絡お待ちしております!
hana.so.net@gmail.com
今月の発表は
丸森歯科医院吉泉香衛生士の発表でした!
まずは吉泉衛生士の感想からどうぞ
「自分の指導を振り返る」
ということで、約一年間、TBIで関わったケースをまとめ、振り返りました。
ケースを選んだ理由は、"指導がうまくいかなかったから"です。
患者さんの口腔内としては、間違いなく改善の方向に来ています。
だけど、
・どういう過程を経て良くなったのか。
・何をしたから良くなったのか。
・良くなってみて患者さん自身はどうなのか。
ここが、私の思うような結果にならなかったことを、嘆き、今回のケースをまとめてみることにしました。
すると、
"私の思うような結果"を患者さんに知らず知らず押し付けてしまっていたことに気がつきました。
脅迫じみていたり、圧力的だったり、誘導的だったり、、
その時々の指導の場面では真剣に患者さんと対峙し続けたとつもりでしたが、
正解はこっちだよ!
と言わんばかりの関わり。
そう直接言葉にはしていませんが、
どうにか本人の気持ちが健康維持の方に向かないか?と、患者さんを変えよう変えようとしていました。
患者さんの本心の部分は、果たしてどうだったのか?
素直な気持ちを言えないような、圧を感じさせる時間を重ねてしまったのかもしれません。
来院きっかけは奥様に紹介されて、の来院でした。
ご本人は特別悩んでいることはなく、奥様はご主人の口腔内に対して、必死でした。
モチベーションが高くないことを変えよう、汚れたままの口腔内を脱却させよう、なり、、
私の"望ましい患者像"を押し付けていました。
どんなに、丁寧に関わろう!と自分の中で思っていても、患者さんにとって"私"の存在とは、、一体何だったのだろう?
どうせなら、よき理解者でありたかったなぁ、、と思い、胸が痛みます。
完全に引っ張ろうとしてしまった以上、患者さんの方が逆に、私の理解者にならなくてはならないという、、
一年の関わりを振り返る中で、患者さんご自身としては、来院しているだけで精一杯やっている!ともとれる発言がありました。
そうだったのかもしれない。と、今では思います。
ブラッシング指導に関して、来院する以上は良くなって欲しい、と思っていますが、
その、私の中の価値観のせいで、かえってお互いが苦しくなるのであれば、
その時期が来ることを勝手に待ったとしても、現時点では患者さんご自身が気を張らずに、居心地良く、来院が楽しみになるような関わりを大切にした方が良かったのかなぁ、と、、
"歯科衛生士"という被り物をしていると、つい目を光らせてしまって、優しくできないみたいな、苦笑
そんな事を振り返っています。
多分、他の患者さんにも同じことをやっています。。申し訳ないと思いました。
『自発的に行動変容を起こしたくなるのは、どんな時だろう?』
これを今後のテーマとして、患者さんと関わっていきたいと思います。
ブラッシング指導って、ただ単純に磨き方を指導するだけだったらとても簡単なことですが、
患者さんの思いも汲み取っていきたいという気持ちがあると、自分の思っている通りにはいかないことが多々あります。
だけど、そこで「もう、いーや!」で諦めるのでは、その人との関係もそのままになってしまいます。
このケースは「この人に良くなってもらいたい」という気持ちが溢れちゃったのかもしれません。
ケース発表の中で、吉泉衛生士は自分の指導中の癖を挙げてくれました。
その中には「わたしもやってる…!」というものもあり、吉泉衛生士も同じようなことを考えてるんだなぁと個人的に安心した部分もあります
あとは自己分析が良く出来ているという意見もありました。
なかなか自分の欠点のわからない所までも分析出来ていて感心したとのことです。
もちろん、みんながみんな、同じような流れになるわけでもなく、今回振り返った人がこのケースになった、これもまた振り返りの面白い所かもしれません
「良き理解者でありたい」
この気持ちが、患者さんと接する時に、大事なキーワードな気がします
悩みは尽きませんなぁ~
11月のはなそう会は、休会です!
次回のはなそう会は
12月5日(水)19時~
@会場未定
忘年会的ななにかになるかも!!
見学、参加随時申し込み受付中!
ご連絡お待ちしております!
hana.so.net@gmail.com