歯科衛生士deはなそうnet

むしば・歯周病・生活習慣病予防を。

横浜歯科臨床座談会の分科会、
歯科衛生士の会「はなそう会」の活動日誌です。

5月のご報告

2010年05月28日 | 今月のはなそう会

おつかれさまですー

今月のはなそう会は



GCブラッシングセミナー特集

  &自分の歯肉を研究しよう 提議by今村智之



な感じで行われました



普段は
ワタクシの拙い進行のせいで 勢いの足りない部分が

智之先生がいらしてくださったおかげで パキッと意見が続き、

とてもいい会になりましたー


個人的に
その進め方に学ぶところがたくさんあり、勉強になりましたありがとございました



GCセミナーは
過日に行われた北海道セミナーの様子を

郁美さんが
巻きながらも(笑)きっちり報告してくれました。

ムダのない話し方でわかりやすく、全体像が掴めた、シャープな発表でした。



話題のメインは


セミナー内で行われた 午前中の実習の内容と意図 、それから 生指導 となりました。




どちらも

普段の診療に活かせる内容で、


かいつまむと


●最初から提示するのではなく、まずはやってみてもらう

●その作業が、患者さん(この検討時の場合、受講生)が自分を振り返り、提示されたことに対して意識を持つ

●時に、指導(セミナー内容)の意図を効果的に伝えることで、その指導が活きることにつながる

●バス法&極細毛を利用している人は、ホンッット、多い。


とか。

もちろん、もっとありましたが。めっさ、かいつまみました。



生指導の部分はDH静さんがされていました。

近くで見ていた郁美さんは、

患者さん(受講生)が普段使っているブラシを持ってみがいたことにハラハラドキドキ、
それで落ちちゃったらどうするんだろう?!とハラハラドキドキされていたようで

でもそれは
ワタクシも・・・自分だったらどうするかなー?と思いながら拝見しておりました。


智之先生がおっしゃっていましたが

「指導に正解・不正解はない」くて、でも、導きたいところはハッキリしていなきゃいけない。



言葉でわかっていても、それがいいとわかっていても、

自分の指導がズレてしまっていることに気がつかないコトもあると思います。


ああやって、目の前で、患者さんの「ナルホド!」の声が聞けると、
その指導の過程を解明してみたくなりますよね。

そして自分に取り入れたい、と。




このたび、

その生指導ビデオは

郁美さんが所持されているので、


来月あたり、再度そのビデオを流して、細かく検討してみたいなーと思っております。



今月、いらっしゃれなかった方

この報告で興味を持たれた方


来月のプログラムで詳細発表しますので、

また来月20日くらいに、ブログ見に来てね




今夜のスペシャルゲスト、今村智之先生の持ってきてくださった

ご自分の歯肉の経過も、非常に興味深く・・・


その検討は、7月の下野先生の会にて、明らかにお楽しみにー!





それでは皆さま、

あしたからもステキな歯科衛生士ライフを!











5月のプログラム

2010年05月26日 | 今月のはなそう会

今月のはなそう会は

5月28日(金)p.m.7:00~

デス。



23日(日)、
GCブラッシングセミナーが北海道で開催されます。

衛生士さんは山本静さんと丸森郁美さんが講師で向かうそうです。


これまた興味深い組み合わせで
いいセミナーが期待できそうです・・・!

先月は
セミナーの実習で使用するCCDカメラ(クリスタルカム)の使い方習得に
励んでいらした郁美さん。

きっとこの1カ月も練習をしたり、またケースプレゼントの準備もありますし、
忙しくされていた1ヶ月だったことと思います。


ぜひともその成果を発揮出来るよう、ワタシたちも応援しております



はなそう会では、

そのご報告をしていただこうと思います。



セミナーの骨組みは

「実習」 と 「ケースプレゼント」 とシンプルですが、


それらを効率よく効果的に、そして深くやり取りが出来るよう

講師たちは打ち合わせを重ね、アイデアと工夫で臨んでいます。



講師が変われば 進行も変わる



ということで


このセミナー報告シリーズは、毎回、意図を解きほぐす作業が盛り上がり、

また、ブラッシング指導の参考になります



今月も皆で検討し合いましょう




食事指導のはじめのコト

2010年05月25日 | 旧・世話ニン日記
こんばんは
世話ニン日記です

今日は食事指導勉強会でした



愛知県豊田市から

 豊田加茂歯科医師会 食育推進委員会委員長の福田保芳先生 が いらっしゃいまして、

今年度に行う食事指導講習会の企画について、意見を伺いたい、とのことで
メンバーとの意見交換がされました



その

食事指導講習会

というのは、

「歯科診療所において、一般的な食事指導および、歯科に特化した食事(間食を含む)指導を行うことの出来る人材を育成することを目的とします」

というもので、


こうして

各地で
歯科においての食事指導が広がっていくのは素晴らしいことだなー

と思います。


福岡先生は
食事指導の大切さを非常に真逸に受け取られていて、その取り組み方も真逸な方でした。


先生の求める歯科医療従事者は

基礎と知識と実践力を持った歯科医師・歯科衛生士で、
(対象は他に歯科技工士・歯科助手・栄養士とされています)


それらを持ってこそ患者さんへの対応が出来る

食事指導に踏み込むためには、それらを持って自信をもつことである



という論でした。




とても真面目に

そしてさらけ出して話してくださり、熱意に感心してしましました。



そう、

その意見は、正しくて、わかるのです。



でも

わたしは


食事指導を始めるということは、それだけだとは思えないのです。




たしかに「指導」には、プロとしての知識が必要です。

その部分をみがくことを怠ってはいけないと思います。



でも

先生のおっしゃること全てを取り揃えてみても


いえ、

取り揃えることをすればするほど、


「まだ足りない、まだ指導に踏み切れない」


という足かせが増えることもあるのでは、と。




また、

ロールプレイングを重ねていくつもりだとされていましたが、


いくらシュミレーションをしても


患者さんの生活はそれぞれで



びっくりするような食生活に直面したときに対応するコチラの投げかけは

ただただ、


その患者さんが
「このままじゃいけない、変えよう」と思ってくれるにはどうしたらいいだろう

と、

その患者さんの心に伝わる方法を考えることだ、と。




まぁこれは


極めて個人的な意見ですが



どれだけ歯肉を読めるか、どれだけ患者さんに一生懸命になれるかは


1ケース指導してみると ひとつスキルがあがるので




たくさんの知識よりも


目一杯の想いがあった方が



食事指導のはじめの一歩を軽やかに踏み出せるのではないか、と思うのでした。




じゃぁ

その「目一杯の想い」っていうのは


どこで身に付けるかというと



もちろん勉強会や講演会や院長の考え方や・・・




といろいろありますが






イチバンやる気になるときって




「患者さんにこうなってほしいんだー!」



とアツく語れる仲間とのトークだったり、するんですよねー






なんかこう


もっと


距離が縮まればいいのにね。



ホラ、スカイプとかさ。

ああいうのがもっとこう、ね、講習会とか勉強会とかに使えたらいいのにね。




それでさ、



北海道でも沖縄でも、愛知県でも



「食事指導」が 難しいものでなくなって、

(プライベートだからとか、歯科で食事の話しはきっかけがつかめないとか、ね)



もっともっと広まって、



「げんき号」や「3本分」が当たり前になって・・・





みーーんなが健康で幸せで、穏やかに暮らせたらいいねー









あ、


ちょっと勉強会の討論の趣旨と違うお話しでした。





ワタシはまた逆に、人間論が強くて、知識に不足アリな嫌いがあって




・・・ある意味ユル過ぎで問題、というか悩みだったり します