5,6時間目 家庭科「きなこもち」
毎年,5年生は隣接する高校の実習田をお借りして,田植えや稲刈りの体験をさせていただいている。
入り口と出口しかしないキセル乗車のような稲作体験にもかかわらず,
そこで収穫された米(もち米)をこれも毎年30㎏ほどいただく。
そのもち米を使って,きなこもち作りをした。
家から持ってきた米ともち米を半々に混ぜて炊いたあと,思い思いに団子を作る。
そしてそれに砂糖ときなこを混ぜた物をまぶしてできあがり。
たったこれだけの単純な制作過程だが,
団子にきなこをまぶしているときの子どもの満ち足りた表情。
どの子も実にあどけなくなっていた。
団子遊びには癒し効果があるのかも知れない。
味は普通に素朴にうまかった。
1人1合分のきなこもちができるのだが,
給食後,そんなに食べられるものではない。
そう思い,お持ち帰り用のタッパーを用意させていた。
ところが,ほとんどの子が,その場ではほんの少ししか食べずに
大切そうに家に持ち帰った。
「これはお父さんの,これはお母さんの」と言ったり
「今日はお母さんの誕生日やけんお母さんは3個」と言ったり。
週末の食卓,きなこもちを囲んで話が盛り上がればいいな。
かわいいおもち・・・おいしそう・・・。
形が変とか色が変とか言う理由で
食べらなかったのもあるそうです。
信じられない。
必死で食べて必死ほめるのが親の努めと思うのですが。