ブログhitorigoto

ガーガー,グーグー,ひとりごと。

叱られる力 

2014-07-31 20:32:21 | books
叱られる力 聞く力2 /阿川佐和子 文春新書


筆者の阿川佐和子さんは,普通におしゃべりしているようにサラサラと書く。
聞き流すようにスラスラと読めてしまう。
簡単そうに見えて,実は大変な筆力の持ち主なのでないかと思う。

でも結局何が「叱られる力」なのかよくわからない。

「叱る,叱られる」をお題としたエッセー集という感じ。
特に厳格な父との数々のエピソードはおもしろく,この本の中心になっている感じ。

文中で紹介されている「叱り方の極意」をここでも紹介。

叱り方の極意=「借りてきた猫」

…感情的にならない
…理由を話す
…手短に
…キャラクター(人格や性格)に触れない
…他人と比べない
…根に持たない
…個別に叱る

これ,学校現場でも使えるなあ。  

星がいっぱい

2014-07-30 23:29:16 | Weblog
ふとベランダに出ると,星がいっぱい。
南の低いところまでよく見えて,さそり座も発見。



雲が全くないのと,
数日前が新月だったので,
とにかくよく見える。

あんまりきれいなので家族も呼んでしばらく星空観察会。
まろも参加。



風が心地よいというか,やや肌寒いほど。
と思っていたら
長女がどこからか寝袋を2個持ってきた。

長女は寝袋にくるまって観察。
僕は寝袋を枕にして大の字で観察。

見れば見るほど,目が慣れてきて星が増えてくる感じ。
40分ぐらいの間に流れ星4つ遭遇。

優雅な気分。







水泳教室

2014-07-29 23:45:56 | 体育
今年も水泳教室を行っている。
対象は4年生以上で25m泳げない子のうち希望する子。
参加は全部で20人弱。

今日で2日目。

4人の教員で指導しているのだが,
僕の担当は一番泳ぎの苦手なグループ。

息継ぎができず,け伸びも不十分。
泳力調査では3~5mの男子3人。

昨日,今日とヘルパーをつけて伏し浮きの状態で
バブリング,ボビングをしながら進むという練習をしている。

約1時間,みっちり練習を繰り返す。

今日の練習後,この3人が口々に話していた。
「楽しい!」
「楽しいなあ!」
「今までで一番楽しい」

別に泳げるようになったわけではない。
格段の進歩があったわけでもない。

でもこの子達は心から練習を楽しんでいたようだ。

マンツーマンで教えてもらうのがよかったのかも知れない。
少人数なのがよかったのかも知れない。
課題が明確なのがよかったのかも知れない。
自分なりに伸びを実感できたのかも知れない。

例え25m泳げたとしても
「あ~,よかった,もう練習しなくて済む」というのでは意味がない。

体育を教えるとは
それぞれの運動が持つ楽しさを実感させることなんだなあと
この子達に改めて教えてもらった気がした。




















叙勲祝賀会

2014-07-26 23:16:53 | Weblog
小体連の大先輩にあたる先生の叙勲祝賀会に出席。
参加者160人を超す盛大な会。

このような会に出席するのは初めて。

案内状に「平服でお越し下さい」と書かれてあったので
Gパンにアロハシャツはないにしても
スラックスに開襟シャツ,ノーネクタイぐらいでと思っていた。

念のため前日にネットで調べてギリギリセーフ。
平服というのは「礼服ではない」ということで,
略礼服や最低でもスーツにネクタイということだった。

危ない!

もしアロハシャツなんかで会場に入っていたら
その場で舌をかみ切るようなはめになっていた。

祝賀会での知事の祝辞にびっくり。

10分ぐらいのスピーチを
ひとつもかんだり言いよどんだりすることなくスラスラツラツラと。
もちろんメモも何も見ずに。

途中,叙勲された先生が何年にどうしたとか何年にこうしたとかいうエピソードがいっぱい入るのだけど,
その年号や場所も全部覚えている。
それどころかまるで自分がその場にいたかのような話し方。

ただただ頭がいいんだなあ,と感心。
もうああなると立派な芸だなあ。
心には何も残らないけど。

買い物難民を救え!

2014-07-25 22:22:32 | books
買い物難民を救え!移動スーパーとくし丸の挑戦/村上稔 緑風出版


交差点でちょくちょく見かけていた移動スーパー「とくし丸」。
信号待ちの間,その車体の派手なペイントを興味深く眺めながら,移動スーパの様子を想像していた。



いつからあるのか?
何台あるのか?
どこを回るのか?
品揃えは?
もうけはあるのか?

そんな疑問を持っていたから,この本を見つけてすぐに購入。

読んでみると筆者(とくし丸の社長)は,
高校の後輩にあたり
生活圏がほぼ同じ。

文中に出てくる店や道路や風景が「あ~あすこだな」とよくわかる。

そんなわけで興味深く読めたのだが,
後半,持論の経営論や地方自治論(社長は元市議会議員)がだんだん増えてきて,
かなりたいくつ。

移動スーパーのもっと具体的なエピソードが読みたかった。
















市水泳検定会

2014-07-23 23:52:40 | Weblog

ピストルがプールの硬き面(も)にひびき 山口誓子

いや~,暑かった~。
日焼けで顔がピリピリ痛い。

夕方トイレへ行って,その日朝トイレへ行ったきり,一度も行ってなかったことに気づいた。
全部汗で出ていたんだ。

そして夜は
日焼け顔見合ひてうまし生ビール

オー!ファーザー

2014-07-22 23:26:15 | books
オー!ファーザー/伊坂幸太郎  新潮文庫


夏休み1冊目。

高校生の由起夫には父親が4人いて,その父親4人と一緒に生活していて,
父親4人はキャラがバラバラだけど息子を守る気持ちは同じ。
という設定が楽しかった。

その彼らがありえないドタバタ事件に巻き込まれていって,
ありえない解決をしていくのだけど,
設定自体ありえないから面白く読めた。

読み終わってから,今年映画化されていたことを知った。
で,映画のHPを見てみた。

キャストを見てびっくり。
自分が思い描いて読んだ人物像と全然違う。

まず4人の父親に年齢の開きがありすぎだし,
特に「勲=宮川大輔」はないだろう。
「富田林=柄本明」も違う。
誰だか知らないけど,多恵子もそんなべっぴんではない。
4人のうち一番思い入れのあった「鷹」もイメージと違う。

ま,こっちが勝手にイメージしていただけだけど,
この映画のことを先に知っていたら
読んだ感じもずいぶん違うものになっていただろうなあと思う。

映画は観ていないし観る気もおこらないけど,
原作の方がずっと楽しめると思った。