世界の物理単位がMKS系に統一されて久しいのに、何故ゴルフ場の距離単位は今だにヤードなのでしょうか。実は1970年代半ばに通産省の指導でゴルフ場の表記をメートルに統一した時期がありましたが、10年程で元に戻ってしまいました。
理由は英米がヤードを使い続けたためとか。
でも、もし日本がゴルフ発祥の地だったとしても、世界中が尺貫法を使うことはなかったでしょうね。グリーンまであと33間とか、6尺5寸のパーパットとか。
不思議なことに、日本ではグリーン上はメートルを使います。1ヤードは約0.9メートル、距離どおりに打てないへぼゴルファーにとっては、どちらでも大差はないのかもしれません。
これが科学の世界になると話が少し違ってきます。
1999年9月、火星探査機マーズは、約6.6億kmを9ヶ月かけて飛行した後、火星の軌道上で炎上しました。ヤード単位で送られた距離情報をメートルで解釈したため、火星に近づきすぎて炎上したのです。探査機の損害1億2500万ドル、計画および管理費等約1億ドル、合計2億ドル以上がこんな単純なミスのために消えてなくなりました。
やはり世界はメートルで統一すべきです。もちろん、ゴルフ場も。
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