女子ゴルフの今季メジャー最終戦全英女子オープン選手権は、2日目を終えて初日2位の不動裕理が、通算10アンダーで申智愛と並んで首位に立ちました。もし優勝すれば、1977年に同じ大会で優勝した樋口久子以来約30年ぶり、日本人2人目のメジャー制覇です。
初日同組だった女王ロレーナ・オチョアに話しかけられた時、「英語ができない」とそっけない返事をして以降黙々と自分のゴルフに集中した不動。スコアを伸ばせず、地面にクラブをたたきつけたオチョアのいらだちも気づかなかったとか。この集中力と鈍感力が維持できれば、優勝も夢ではありません。
もともと不動のショットには安定感があり、成績はパット次第だった感があります。今大会の好調の理由は、本人が言うように「2～3メートルのパットがすごくよかった」からなのでしょう。昨年と同じ「コースを熟知したベテランキャディ」を使ったのも好調の一因だと思います。ちなみに横峯さくらも昨年と同じく父良郎氏をキャディにしましたが、懲りなかったのでしょうか。
昨年の全英女子でも第2ラウンドで4位に浮上した不動。残念ながら翌日に失速してしまいましたが、今年は好調を維持して上位入賞を果たして欲しいと思います。もちろん優勝できれば最高です。
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