俳句 HAIKU  はいくっ

俳句は 楽しく 詠うもの 

ぽちぽちと とつとつと

紅の花

2016-06-30 21:19:22 | 日記
















寒河江(さがえ・山形県)と大石田に行ってきました。



どちらも奥の細道ゆかりの地です。



が、芭蕉さんより前、最上川の舟運で栄えたのが大石田。



寒河江の慈恩寺は、天平の開山ですし、摂津家の荘園でした。





大変失礼な言い方になりますが、



こんな辺鄙なところに、です。






慈恩寺の十二神将は小柄ですが、なかなか勇壮でイケメンです。






慈恩寺の仏さまはみんな小柄です。



京から、背負って運んできたのでしょうから、



そんなでっかい仏像は無理でしょう。






小柄なんですが、大きさからくる迫力より、



深い表情の慈顔のほうが、心に響いてきます。




何回お目にかかっても、惹かれます。





仙台を出発した時は、小雨。


関山峠を越えたら、曇りでした。



お寺巡りは、ピーカンより曇りや雨の方が心に叶います。




雨の「紅花」もいい感じでしたよ。








可憐な青

2016-06-28 06:16:38 | 日記





















高校の同期会で東京に行ってきました。



転勤族の父のおかげで、あちこちに住みましたが、


15歳から25歳までは東京に居ました。





実にいい年齢の時に居たもんです。






新幹線の車窓を飽かずに見ていると、句ができるんです。






蔵王トンネルを出たあたりから桃の果樹園がずぅ~っと。



春ならば、濃いピンクの花、



つまり桃色ね、


がとてもきれいなんです。






今の時期は、青い桃の実がなっていることでしょう。



梅よりは大きなサイズになっていますが、



さすがに見えません。



想像で作ってますが、そこは俳句的ウソ。





季語に「青梅(あおうめ)」はありますが、


青桃はないんです。



梅はどこにでもありますが、


桃は地域限定だからでしょうか。


「あおもも」は言感も良くないし。



で「可憐な青」で表現しましたが、どうでしょうねぇ。




智恵子さんは、高村智恵子さんです。


智恵子抄の智恵子さん。



「東京には空がない」と言った方。



文学の世界では通じます。




はて、ちえこってどう書くんだっけ?


東京に着くまで悩んでいました。


恩師は国語の先生。


頭の中の答えは外れでした。


ほほほ。




今日は、寒河江(さがえ 山形県です)に行ってきます。



古色蒼然とした十二神将さんたちに会いに行きます。





 ☆画像は江戸城郭あとの石垣、場所は牛込橋です。












緑雨

2016-06-23 19:53:42 | 日記



















「緑雨」は青葉のころの雨を言います。





緑色に雨が染まっている感じ。




晴れなら「緑滴る」。








「滴る」は、季語なんです。


ちょっと不思議でしょうか。




俳句ならではの美的感覚かな。






梅雨まで季節が深まってしまうと、


雨にうんざりになりますが、


青葉のころは晴天が続く、


つづき過ぎるころなので、恵の雨。






雨が緑に見えるくらい、木々の青が深まったということです。





奈良の雨は素敵でした。


杜の都の欅並木の雨もいいけれど、


樹齢が違うので、背の高さ、茂り具合が違うのよ。






美しいなぁとぼぉ~っとみていましたが、


南都(奈良)は「まほろば」。


仏さまのふるさと。






見にやましいところがない人なんていませんが、


大勢の仏さまにお会いすると、


自然にわが身を振り返りました。






仙台に帰って来て、


日常に埋もれてしまうと、


そんな殊勝な気持ちは、ちっさくなっちゃうんですけどね。






青葉光

2016-06-19 21:11:36 | 日記








宿












単にガラスの瓶ですが、やはり違うのよね。




100均のガラスのカップとバカラのカップ、


違うのよね。




一目でわかる。






そこまで違わなくても、琉球ガラス、薩摩切子、江戸切子。




本当に小さな小瓶ですが、存在感があるんです。







素敵ですねと申し上げたら、



「ベネチアのなのよ」と。







この頃、木々が鬱蒼としてきました。




若葉から青葉へ変わるころの緑とはまた違った濃い緑です。





梅雨に入ったので、お空はどよぉ~んとしています。




なので、晴れた日のお日さまの輝きは、か・く・べ・つ。












鹿の子

2016-06-13 19:52:04 | 日記
鹿



















奈良と言えば鹿。



生き物は大好きなので、にこにこ。



人に慣れているとはいえ、野に暮らすものたちです。



どんなに好きでも、相手が私をどう見るかは別物。



自分の気持ちのままに手を出したりはしません。



ナデナデしたいんだけどぉ、それは我慢。






春に生まれた小鹿ちゃんは、




次週から公開でしたので会えませんでした。




でも、去年生まれた子たちはそれなりに大きくなっていますが、




やはりこっこ(仙台弁で子ども)。





大人の、「あんた誰?」的な眼差しではないのよね。





ほわんと見つめてくれる幸せを味わいました。