俳句 HAIKU  はいくっ

俳句は 楽しく 詠うもの 

ぽちぽちと とつとつと

胸の中へ

2013-05-30 21:19:42 | 日記
五月の風は、薫ります。

何が薫るかというと、青葉です。


「風薫る」、「薫風」、大好きな季語です。


清涼感がありますよね。























心の中がぐちゃぐちゃになるのは、

季節限定ではないです。


一年中。


そんな時、どんな風が吹いてくれたら、

気分が持ち直すでしょうか。



「木枯らし」だったら、余計ダメージが増しますよね。

「春の風」、まぁまぁかしら。

「夏の風」、清涼感よりうっとおしさの方が多いかな。

「秋の風」、ちと物悲しい。



そんな、違いが「季語の力」なんです。



俳句は、十七文字です。


十七文字しかありません。


長々と自分の思いをストレートに語るのには、短いです。


なので、季語にものを言わせる。




俳句をやっていてよかったなぁと思うのは、

こんな時。


ぐちゃぐちゃな心を俳句にぶつけているうちに、

心が平らになってきます。





親仁橋

2013-05-28 21:46:50 | 日記















この句も席題の句です。

席題は「橋」。



初心者の句会なので、素直に使いました。



上級者の句会だったら、ひねっています。

何にしたかしらね?






ただ、少しひねった橋にしました。




親仁(おやじ)橋は、

元吉原の橋です。


吉原を作った、庄司甚左衛門さんが架けた橋です。

で、親仁。





今でもちゃんとありますよ。

高速道路の下ですが。




もちろん、架け替えられています。




なんだかね、バランスの悪い姿なんです。


粋な庄司甚左衛門さんが、天上から笑っているでしょうねぇ。



「柿若葉」の季語が、「親仁」に効いています。



柿の若葉は、とってもきれいです。

黄緑の色が美しいだけでなく、

艶があるのよね。


日が当たると、煌めくような輝き。



 ☆ 昨日の画像は、朴(ほう)の花、今日はヤブレガサ、です。