俳句 HAIKU  はいくっ

俳句は 楽しく 詠うもの 

ぽちぽちと とつとつと

風神

2015-01-31 09:00:46 | 日記



















塩竈神社の「寒桜」です。






冬に花を咲かせるって、




もっっっのすごく健気な感じがします。










植物には季(とき)がありますが、




何を好き好んで、苦労して冬に咲くのよ。






雪中に咲く啓翁桜なんて、もう涙もの。







小さくて、



色も白っぽいのよ。








風の神さまの吐息のようです。








仙台は、お~~~お雪です。



http://blog.goo.ne.jp/hainesen333




メートル単位で降るところに比べたら、かわいいもんですが、



雪かきは、大変でございます。









ジャケット画像は宮城蔵王です。

三椏

2015-01-28 22:13:44 | 日記





















三椏(みつまた)は和紙の原料になる植物です。





まだ、蕾なので銀を帯びた白ですが、





花は黄色の愛らしい姿です。







今は下を向いていますが、花開くと上向きにになります。





蝋梅(ろうばい)と共に、




みちのくの春の魁(さきがけ)となる花です。




「春告げる花は黄色でありにけり」と詠んだことがありますが、




何故か春告げ花は黄色。




たんぽぽとか。








この三椏は、塩釜神社のもの。






塩釜神社は、「桜」の名所なんですが、





ほかにも色々ときれいなお花が。







今も寒桜が咲いています。




塩竈桜の時期が一番ですが、一年中それなりに楽しめます。






塩土老翁神(しおつちのおじのかみ)という、




力の強い方に守られているので、




ほんとうにきれいに咲いて、




霊験だけでなく、



目の楽しみも、授けてくださいます。











「雲のごとき雨」、



違和感があるかもしれませんが、そう感じたので。

冬将軍

2015-01-26 20:26:57 | 日記






















「座禅窟(ざぜんくつ)」は、






山寺で僧が悟りを開くために座禅を組んだ洞窟のことです。










山寺の絶壁のあちこちに、





人一人が座れるほどの洞窟が掘ってあるんです。






悟りを開くためとはいえ、






僧侶たちはすごいことをしたんだなぁと思います。














「座禅窟」にしましたが、





実際の洞窟は、松島瑞巌寺です。











瑞巌寺は座禅のための洞窟ではなく、





供養やお墓のための洞窟なんですが、





き~んと冷えた頭で見ると、





「これも修行」と思ってしまったのよ。












気まぐれに、寒かったり、穏やかだったり、





バカになりそうなくらいの寒さだったりする冬将軍さんの気まぐれ。











下々のこともちっとは考えてほしいと、






そなたさまが修業なされと、






座禅窟に冬将軍さまを座らせてみました。










二十日正月

2015-01-23 20:03:15 | 日記























吟行に行ってきました。





半端ない寒さでしたけど、おかげで静謐な雰囲気でしたよ。







この画像は、松島の寺町小路の石畳です。





瑞巌寺の脇になります。








シーズンなら、ここは渋谷か新宿かというほどの人並みなんです。






お店の方が、実に暇そうで、





ストーブに当たっておしゃべりを楽しんでました。










ここは近年整備されました。





ですから、瑞巌寺の石畳の古色に比べようもなりませんが、





雰囲気はばっちり。









寒かったですが、




雪ではなかったので。









二十日正月は、




この日(一月二十日)をもってお正月を終わりにするという、




節目の日です。





浮かれ気分もおしまい、というより、




祝い納めの大事な日、というとらえです。








とにかく、寒かったので寒い季語しかでてこなかったんですが、





ふと、神聖な気持ちになったことを大切にしようと。











なかなか、いい感じです。











2015-01-20 19:15:29 | 日記






















鷽替え(うそかえ)は、





大宰府天満宮のお正月の神事です。








ほかの天満宮でもするようですが、




大宰府が有名でしょうか。








鷽(うそ)は鳥です。








鷽と嘘をかけて、




去年の凶事や災厄を取り替え、




今年がよい年になるようにと祈る神事です。







私の俳句の師は、



全国の句会の指導をなさっていました。




その中に博多が。





お土産にくださったんです。











「透明な思い」が師の神髄。








感覚が似ているので、



同じような句ができるんですが、




はるか先を歩いておいでですから、




表現が全然違うの。






若い時は、「くそっ」と思いましたが、




時間が、悔しさより自分の言葉を磨く方に導いてくれました。






すでに天界の住人でいらっしゃるので、



心の中で、



「いかがなものでしょう」とお伺いを立てています。






亡くなられた時の喪失感で、句ができなくなりました。




その後、仕事が超忙しくなり、




看病や介護が加わって、




感性が鈍磨していました。






やっと、戻っってきたなと思います。