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![]() | コミック特盛 2014年 12月号 [雑誌] |
コミック特盛秋号 新耳袋 アトモス | |
集英社 |
↑またしても、発売日にもうアマゾンで買えないとか!
諸事情あるのでしょうが、そこを切り開いていくのが、その‥‥‥!
10/17発売のコミック特盛秋号『新耳袋アトモス』(ホーム社刊)に
『うしおんな』
第5話 霧の中の牛女 -I課長の怪談ー (1C・20P)
原作/木原浩勝・中山市朗 『新耳袋ー現代百物語』 第九夜・第九十四話 霧 (角川書店刊)
漫画/萩原玲二
が掲載されています。
ぜひ、ご一読を!(拝)
※誤植があります。
タイトルページに
第5話 神社の牛女
とありますが、これは前回4話のタイトルで、正しくは、上記の通り「霧の中の牛女」です。
舞台が阪神大震災直後の神戸ということで、南相馬出身者としては、複雑といえば複雑な心情ではあり、かといって幻想シーンの演出にはある種の荒涼感は必須であり。
今回の挿話は『新耳袋』では「I課長シリーズ」として括られる数編の中のひとつでもありまして、描くにあたって自分がその主人公であるI課長の基本デザインを任された経緯がありました。
別の作家さんがこのI課長シリーズを手がける場合、やはり著名人をモチーフにしていたほうがイメージしやすかろうと考え、自分が最初に浮かんだのは、佐藤浩市でした。
しかし、I課長のモデルとなった人物は小太りでユーモアも必要であるとの修正が出て、その自分の回答がジャック・ブラック!だったのであります。
漫画の強度はモデルとした人物の人種の違いなど描きようによって軽々と超えられれることで、なるほど言われてみれば本作のI課長のモデルは『スクール・オブ・ロック』のひとであるなあ、かなあ?、と気づいていただけるのではないでしょうか‥‥‥
次号が最終回ですが、このシリーズは木原さんのフィールドワークの“漫画による図解”というのが自分の解釈で、ホラー漫画としての様式性も当然少ないので、そういう意味でのドラマチックな最終回!という風にはなりません。
説明すべきところや、説明したい情報など、テキストの分量が多くなると漫画としてはどうしても破綻してしまうし、きちんと説明しようとコマに分解するとページがどんどん増えていってしまうというのが、こうした作品のむつかしさかと。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/b4/850402ff9a9a470c684de905c608d23e.jpg)
先日その最終回に向けて、木原さんの事務所へ取材に伺い、主役である「くだん」に面会してきた次第です。
保存状態が本当に良くて、直に触らせてもらったところ、頭部に残っている!毛の柔らかさには感激しました。
これは愛情がわいてしまうなあと、思ったことでした。