高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!
みなさん、最近≪BRICs≫(ブリックス)という単語を目にしますでしょう。今日の時事用語はこれを解説しましょう。最近の「社会に出て必ず役立つ時事用語」も参考に!
この≪BRICs≫は、ブラジル(Brazil)、ロシア(Russia)、インド(India)、中国(China)の頭文字をとったもので、アメリカの大手証券会社、ゴールドマンサックスが、2003年10月に投資家向けのレポート「BRICsとともに見る2050年への道」(Dreaming with BRICs: The Path to 2050)で初めて使いました。
それ以来、有力新興国を表す言葉として、しばしばマスコミで取り上げられるようになってきました。
このレポートによると、今後、現在のペースで経済が発展していくと、有力新興国4カ国が世界経済地図を大きく塗り替えるという予測であります。今後30年以内に、日本経済は規模のうえで中国はもちろん、インドにも抜かれてしまい、2039年には、現在の世界の経済大国のトップ6カ国(G6)であるアメリカ、日本、ドイツ、フランス、イギリス、イタリアの合計を「BRICs」が経済規模で上回り、2050年には中国、アメリカ、インド、日本、ブラジル、ロシアの順となるとしている。
BRICsが今後30~50年の間に浮上することは、世界のパワーバランスにも大きく変化をもたらすともいわれている。現在のアメリカが首位の座を明け渡すとされていることもショッキングですが、日本についても、まだ4位の座にとどまっていると肯定的にとらえるのか。それとも、ついに2位の座を守れなくなったと否定的にとらえるのか、人によって、かなり受け取り方も異なることでしょう。
ここで、BRICsの4カ国の共通点をあげてみますと、「なるほど」と、うなずける点も多いのではないでしょうか。
◆国土が広いこと
・ブラジル(Brazil) ⇒ 851.2万平方キロメートル
(日本の約22.5倍)
・ロシア(Russia) ⇒ 1,707万平方キロメートル
(日本の約45倍)
・インド(India) ⇒ 328.7万平方キロメートル
(日本の約9倍)
・中国(China) ⇒ 960万平方キロメートル
(日本の約26倍)
◆人口が多いこと(市場性)
・ブラジル(Brazil) ⇒ 1億7,600万人(世界5位)
・ロシア(Russia) ⇒ 1億4,550万人(世界8位)
・インド(India) ⇒ 10億2,702万人(世界2位)
・中国(China) ⇒ 12億6,583万人(世界1位)
≪合計、26億人を超え、世界の人口の4割以上≫
◆産業の発展を支える豊かな鉱産資源をもっている
・ブラジル(Brazil) ⇒ 鉄鉱、ボーキサイト、錫など
・ロシア(Russia) ⇒ 石油、天然ガス、石炭、鉄鉱、銅、ニッケル、金、タングステン、ウランなど
・インド(India) ⇒ 鉄鉱、宝石、石油など
・中国(China) ⇒ 石炭、石油、天然ガス、鉄鉱、ウラン、タングステン、錫、亜鉛、モリブデンなど
◆GDP・GNP、経済成長率 ・ブラジル(Brazil) ⇒ GDP 4,510億ドル、0.1%(2003年)
・ロシア(Russia) ⇒ GDP 4,517億ドル、7.3%(2003年)
・インド(India) ⇒ GNP 4,774億ドル、4.4%(2002年)
・中国(China) ⇒ GDP 1兆2,300億ドル、8.0%(2002年)
≪合計約2兆6,000億ドルで、現段階では、アメリカの1/4に過ぎない≫
ところが、最近、≪BRICs≫から≪BRICS≫へ・・・という動きが経済評論家から流れています。
即ち、本来≪BRICs≫のsは複数形を表しますが、≪BRICS≫としてSが南アフリカ(South Africa)を表す場合もあると。
南アフリカ共和国は、現在もてはやされているBRICsに強いライバル意識を持っています。2006年2月、ムベキ大統領は、今後 南アのインフラ整備を積極的に進め、2010年までに経済成長率を6%まで高めることを目標に掲げました。もともとBRICsの最後の「s」は複数形の意味でつけられたものですが、将来は、これを大文字に変換して、BRICSと表記するようになるかもしれません。大文字にした場合の最後の「S」が、「South Africa」すなわち南アフリカ共和国のことを指すことは言うまでもありません。
みなさん、最近≪BRICs≫(ブリックス)という単語を目にしますでしょう。今日の時事用語はこれを解説しましょう。最近の「社会に出て必ず役立つ時事用語」も参考に!
この≪BRICs≫は、ブラジル(Brazil)、ロシア(Russia)、インド(India)、中国(China)の頭文字をとったもので、アメリカの大手証券会社、ゴールドマンサックスが、2003年10月に投資家向けのレポート「BRICsとともに見る2050年への道」(Dreaming with BRICs: The Path to 2050)で初めて使いました。
それ以来、有力新興国を表す言葉として、しばしばマスコミで取り上げられるようになってきました。
このレポートによると、今後、現在のペースで経済が発展していくと、有力新興国4カ国が世界経済地図を大きく塗り替えるという予測であります。今後30年以内に、日本経済は規模のうえで中国はもちろん、インドにも抜かれてしまい、2039年には、現在の世界の経済大国のトップ6カ国(G6)であるアメリカ、日本、ドイツ、フランス、イギリス、イタリアの合計を「BRICs」が経済規模で上回り、2050年には中国、アメリカ、インド、日本、ブラジル、ロシアの順となるとしている。
BRICsが今後30~50年の間に浮上することは、世界のパワーバランスにも大きく変化をもたらすともいわれている。現在のアメリカが首位の座を明け渡すとされていることもショッキングですが、日本についても、まだ4位の座にとどまっていると肯定的にとらえるのか。それとも、ついに2位の座を守れなくなったと否定的にとらえるのか、人によって、かなり受け取り方も異なることでしょう。
ここで、BRICsの4カ国の共通点をあげてみますと、「なるほど」と、うなずける点も多いのではないでしょうか。
◆国土が広いこと
・ブラジル(Brazil) ⇒ 851.2万平方キロメートル
(日本の約22.5倍)
・ロシア(Russia) ⇒ 1,707万平方キロメートル
(日本の約45倍)
・インド(India) ⇒ 328.7万平方キロメートル
(日本の約9倍)
・中国(China) ⇒ 960万平方キロメートル
(日本の約26倍)
◆人口が多いこと(市場性)
・ブラジル(Brazil) ⇒ 1億7,600万人(世界5位)
・ロシア(Russia) ⇒ 1億4,550万人(世界8位)
・インド(India) ⇒ 10億2,702万人(世界2位)
・中国(China) ⇒ 12億6,583万人(世界1位)
≪合計、26億人を超え、世界の人口の4割以上≫
◆産業の発展を支える豊かな鉱産資源をもっている
・ブラジル(Brazil) ⇒ 鉄鉱、ボーキサイト、錫など
・ロシア(Russia) ⇒ 石油、天然ガス、石炭、鉄鉱、銅、ニッケル、金、タングステン、ウランなど
・インド(India) ⇒ 鉄鉱、宝石、石油など
・中国(China) ⇒ 石炭、石油、天然ガス、鉄鉱、ウラン、タングステン、錫、亜鉛、モリブデンなど
◆GDP・GNP、経済成長率 ・ブラジル(Brazil) ⇒ GDP 4,510億ドル、0.1%(2003年)
・ロシア(Russia) ⇒ GDP 4,517億ドル、7.3%(2003年)
・インド(India) ⇒ GNP 4,774億ドル、4.4%(2002年)
・中国(China) ⇒ GDP 1兆2,300億ドル、8.0%(2002年)
≪合計約2兆6,000億ドルで、現段階では、アメリカの1/4に過ぎない≫
ところが、最近、≪BRICs≫から≪BRICS≫へ・・・という動きが経済評論家から流れています。
即ち、本来≪BRICs≫のsは複数形を表しますが、≪BRICS≫としてSが南アフリカ(South Africa)を表す場合もあると。
南アフリカ共和国は、現在もてはやされているBRICsに強いライバル意識を持っています。2006年2月、ムベキ大統領は、今後 南アのインフラ整備を積極的に進め、2010年までに経済成長率を6%まで高めることを目標に掲げました。もともとBRICsの最後の「s」は複数形の意味でつけられたものですが、将来は、これを大文字に変換して、BRICSと表記するようになるかもしれません。大文字にした場合の最後の「S」が、「South Africa」すなわち南アフリカ共和国のことを指すことは言うまでもありません。
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