HageOyaji通信

進路指導ガイダンスの一環として、高校生が≪生き切る力≫を持った自立型人間へのアドバイス、サジェッション・・・になれば

第144話≪大量定年目前 工業高校生、久しぶりに「金の卵」 仙台≫

2005年11月18日 | 引用伝授
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、宮城県仙台市の地方紙に「河北新報」があるのをご存知でしょうか?
この河北新報11月14日付けの夕刊に≪工業高校生久しぶりに「金の卵」≫という記事が掲載しました。HageOyajiにとって、「金の卵」とは懐かしい言葉です。

                  

 この「金の卵」という言葉は、1947年から1949年にかけての第一次ベビーブームで生まれた世代、即ち「団塊の世代」に登場したのである。地方の若者は働き口の少なさのため、東京や大阪などの大都市へ集団就職した。彼らは「金の卵」と呼ばれ、中小企業などで雇われた。彼らの働きによって日本は高度経済成長を遂げたのである。

 この≪工業高校生久しぶりに「金の卵」≫記事の副題には、「大量定年控え製造大手が人集め」と記載されており、この大量定年者は上記の「団塊の世代」のことです。


 この記事の内容を下記に抜粋すると、

 『仙台市内の工業高校に、関東や東海地方の大手メーカーからバブル期に迫る求人が押し寄せている。業績回復に加え、団塊世代の大量定年が目前に迫り、製造業各社が人集めに走っている。来春卒業予定の3年生は久しぶりに「金の卵」扱いを受けるが、生徒側は地元志向が強く、求人・求職のミスマッチも目立ってきた。

 宮城工業高(青葉区)では、県外企業への就職希望者39人に対し、292社から求人があり、求人倍率は7.5倍。県内企業を希望する生徒の求人倍率2倍を大きく上回る。県外希望の就職内定者は1日現在ですでに31人に上り、前年実績と並んだ。

 内定先は、トヨタ自動車やホンダなど日本を支える大企業が中心。進路指導部長の鈴木康弘教諭は「東海や首都圏などの自動車が好調。団塊世代が大量に退職し始める2007年問題に備え、各社が技術者の卵を大量に欲しがっている」と説明する。

 仙台工業高(宮城野区)でも、県外就職希望者の求人倍率は8倍。内定者は22人(10月20日現在)で、すでに今春実績を6人上回った。「担当者が直接学校を訪れ、ぜひうちに来てほしいと生徒に頼み込む企業もある」(進路指導部)という。

 県内就職を希望する生徒が多い普通高校でも、県外企業から求人が相次ぐ。明成高(青葉区)では、7日現在の内定者33人のうち県外が10人を占め、地元希望者より早く内定する傾向が見られる。

 都道府県別の高卒予定者求人倍率をみると、7月末現在、東京3.65倍、愛知2.05倍に対し、宮城は改善はしているものの0.76倍と低い。地元企業の業績回復の遅れが影響している。

 特に仙台の場合は、東北各県からも就職希望者が集まるため、数字以上に厳しい状況だが、就職希望者の9割は地元志向だ。
 企業の就職試験は1次募集が終わり、2次募集に入っているが、この時期でも地元志向の生徒が多いという。県外企業からの求人は2次募集に入っても好調だが、各高校では「県外からの豊富な求人が無駄に終わる可能性もある」とみている。』

 類似資料:西日本新聞≪工業高生ひっぱりだこ 「技術者の卵」期待 バブル期以来 内定率95%も 「団塊」定年にメーカー備え≫

                

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