HageOyaji通信

進路指導ガイダンスの一環として、高校生が≪生き切る力≫を持った自立型人間へのアドバイス、サジェッション・・・になれば

第147話≪JAXAの小惑星探査機・はやぶさ(Hayabusa)≫

2005年11月25日 | 時事用語
 高校生のみなさん、(^◇^)ノ お~ぃ~ゲンキか!

 みなさん、ものづくり、特にロケット作りに興味あるみなさん、今日の時事用語は≪JAXAの小惑星探査機・はやぶさ(Hayabusa)≫について配信します。

          

 ロケットで打ち上げる人工衛星も、気象・通信・地球観測などの多くの分野で人びとの暮らしに浸透し役立っていますね。宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、宇宙航空分野を将来にわたって維持・発展させ、より豊かな社会を作るために活動しています。

 宇宙航空開発は世界の主な国において、重要な政策で、アメリカは月や火星への有人探査を新たな計画に盛り込み、ヨーロッパ諸国では安全保障政策を実現する重要なツールとして位置づけています。中国も有人宇宙飛行に成功し、将来の月探査も計画しています。

 ≪JAXAの小惑星探査機・はやぶさ(Hayabusa)≫とは、
 小惑星の探査を目的に宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発した探査機の名称。

 「はやぶさ」は2003年5月にM5ロケットで打ち上げられ、地球から約2億9000万キロ離れた小惑星イトカワに到着し、さまざまな科学観測を行っている。人類が地球以外の天体から表面の物質を持ち帰ったのは月だけで、「はやぶさ」のミッションが成功すると、小惑星の表面から持ち帰った物質のサンプルを詳しく分析することができる。

 小惑星への着陸は米航空宇宙局(NASA)の探査機ニアが2001年に、小惑星エロスで達成。地球以外の天体からの試料持ち帰りは、米アポロ計画での「月の石」がある。

 今回、3台のカメラを装着した小型探査ロボット「ミネルバ」を投下し、小惑星「イトカワ」の表面の画像を撮影する計画があり、宇宙航空研究開発機構は11月12日、小惑星探査機「はやぶさ」が小惑星「イトカワ」で小型探査ロボット「ミネルバ」を投下したと発表したが、予定よりも標高の高い位置から投下したため、行方不明になっている・・・・と報道がありました。


 しかし、23日の宇宙科学研究本部の宇宙ニュース≪「はやぶさ」の第1回着陸飛行の結果と今後の計画について≫で、『「はやぶさ」は、日本時間平成17年11月19日の午後9時にイトカワから高度約 1kmの地点で降下を開始し、接近から降下、および垂直降下にいたる誘導と航法は順調に行われ、翌20日の午前4時33分に地上からの指令で最終の垂直降下を開始して、ほぼ目的とした着地点に「はやぶさ」を緩降下させることに成功しました。』と発表。

 そして、24日付け最新ホットトピックスの更新で、
   ≪再度のタッチダウン(試料採取)めざし、イトカワに接近中≫

続けて、
「地球圏以外の天体から離陸した初の探査機」(プロジェクトマネージャー・川口淳一郎教授)となった「はやぶさ」は、第2回目のタッチダウン(試料採取)に向け、イトカワに向け接近中です。前回着陸時の経験を踏まえ、センサ類への影響なども確認しながら、24日夜のNASA局を通じた運用(データ受信、コマンド送信)を行い、日本時間26日午前7時すぎの再着陸と試料採取を目指します。


 日本の機器が地球以外の天体に着陸したのは史上初。宇宙機構は、小惑星に着陸した後に離陸した探査機は世界で初めてとしている。

 一方、着陸の目標である岩石試料の採取はできなかったとみられる。機体に損傷はなく、第2回目タッチダウンの再着陸に挑戦する方針。

 当初計画では着陸は約1秒間で、この間に地表に金属球を撃ち込み、跳ね上がった岩石を回収して離陸するはずだった。しかし着陸を検知するセンサーが起動せず、金属球は発射されなかった。

 はやぶさは離陸時のジェット噴射の勢いで、いったん小惑星から約100キロ離れてしまい、現在再接近を試みている。


 はやぶさは岩石試料をカプセルに回収して小惑星を離れ、2007年に地球に帰還。試料が入ったカプセルを大気圏に投下、地上での回収を目指している。

 みなさんと、第2回タッチダウン「岩石試料の採取再挑戦」が成功することを祈ろう・・・・

                

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