赤い彷徨 part II

★★★★☆★☆★★☆
こんにちは、アジア王者です。↑お星さまが増えました。

試練は続くよ安芸までも(3)

2009-09-20 17:55:58 | ぶらりアウェイの旅
前回からのつづき)

広島城を後に。引きつづき徒歩で向かったのは縮景園。広島藩の藩主浅野長晟(ながあきら)によって築かれた庭園で、実際に庭造りを担当したのは茶人でもあったという家老・上田宗箇(そうこ)。ってな薀蓄は少し前に観たBSの番組で仕入れたものなのだが。

こちらは入ってすぐに目に飛び込んでくる清風館。前述のBSの番組の内容が茶室にフォーカスした内容だったので特に建物内や周辺が楽しみだったが、残念ながら建物の中はよく見させてもらえず。これっていつものことなのだろうか。



この庭園のシンボル(のように見えた)跨虹橋(こうこきょう)。上を渡ることもできるし、脇を通ってやり過ごすことも可能。この跨虹橋の両側に広がる池では魚だけでなく亀たちも気持ちよさそうに泳いでおり、池のほとりに我々が近づくとエサがもらえると思ってかもの凄い勢いで近づいてきた。亀が亀に吸い寄(ry



入口からみて裏側を流れる京橋川のほとりで一服。向こう岸にはマンション群が広がっており、やはり周辺をテレビ局やマンションに囲まれていた広島城同様に都市に溶け込んでいる印象。向かいのマンションの1Fがバスの車庫になっているようだった。



やはり川に近いエリアに位置する茶室・明月亭。個人的に一番興味があったのだが、何か作業中だったのか全て戸が閉められていて残念。内側で作業か何かしている方が聞いていたラジオが裏にあり、そこから競馬中継が庭園に響いていたのは何ともはや・・・。



ひっそりとした週末の官庁街の外れに佇むスイーツショップで野郎2人涼をとった(営業妨害だったらごめんなさい)後はとりあえず宿へ。さすがに徒歩で徘徊する気力はもうわいてこず、広電にて宿方面へ。別の機会では新型車輌にも乗り、そちらはスムースで乗り心地はよかったけど、やっぱりこっちのが風情はありますわ。



チェックインしてしばし休憩の後アストラムラインに揺られて広島ビッグアーチへ。時節柄地元メディアが衆院選投票キャンペーンみたいなのをやっていた。キャンペーンマスコットが金色のサイで「投票に『きんさい』」だって。写ってるお姉さんたちの服装を見ると当時はまだ夏だったんだなとしみじみ(エロ目線ですいません)。ちなみに「アストラムライン」って言葉をごく自然に口にして、しかも澱みなく言えると例外なく広島出身者に感動されるのはちょっと不思議。



ビッグアーチってテレビ中継だとかなり大きい部類のスタジアムのように見えるのだが、実際現場に行ってみるとさほどでもないように感じる不思議。バックスタンドが大きめであるのに対して、ご覧のとおりゴール裏は奥行きがないからそう感じるのだろうか。試合?そんな時代もあったねといつか笑える日が来るんじゃないかとようやく思えなくもない今日この頃。



試合後は、今度は言葉少なに、再びアストラムラインに揺られ中心部へ帰還し、ささやかな残念会で地元料理(と思われるもの)で少々癒される。時間の経過とともに赤く染まりゆく飲み屋というのは遠征先の街ではまあもう慣れた話で。おいしかった岩牡蠣だが食べかけで恐縮。そしてこの日も、翌日早いってのに例によって例のごとく夜遅くまで街を徘徊。



(つづく)

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