卵管がんとハロハロ日記

団塊の世代の主婦の気まぐれブログです。
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リハビリする力になった。

2013-05-08 20:43:05 | 脳梗塞リハビリ病棟レポートと相方の文章
相方の脳梗塞リハビリ病棟レポートの7回目です。

このころ「 脳細胞は筋肉システムの一部だ。」という言葉に触発され
リハビリのやる気が湧いたそうです。

相方の文章、なんだか断定的ですが、学者でも医療関係者でもない
ただのおじさん患者の感想です。

このような考え方にリハビリの大きなヒントと力を貰ったようです。
2011年7月のレポートです。




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「 脳細胞は筋肉システムの一部だ。」

このセリフは元T大学準教授のオリジナルです。

ホヤは脊索動物の中で脊椎動物のご先祖さまに当たるらしいです。
ホヤは動物である証として筋肉と脳細胞を持ちます。
ホヤの筋肉を取ってしまうと動物でなくなり
植物として生きるようになるようです。

そして、筋肉を取るとホヤの脳細胞は死んでしまうそうです。
ホヤの脳細胞は筋肉システムの司令塔であり、
要らなくなった細胞として、分解消滅するようです。

脳細胞は筋肉システムの一部として発生、発達してきたというのです。
システムの中では、各部分機関は互いに補完的な存在であり
単独で意味を持つのではなく全体像の中で機能的な意味を持っています。

脳梗塞後遺症患者として、毎日を筋肉システムの回復に取り組んでいる私は
この言葉を実感できました。

脳細胞と筋肉は二つで一つという繋がりを持っている。
だから、どうして末梢筋肉に刺激を与えるリハビリが
中枢神経の回復に役たつのか
解らなかったパズルが 解けた、と思いました。

システム全体の回復を要求する信号を繰り返し送ることで
繋がりを通して復活を誘導しているのですね。
それが 可能なのは、システムとして一体性があるからなのですね。

少し前まで、脳細胞の修復を働きかける外部的方法はないって言われてきました。
脳細胞自体が復活することはなく、失われたシナプスが
再建されることはないって考えられていました。

それが 筋肉システムと捉えることで
誘導的働きかけが可能だといえるのは
マヒ患者にはとても希望が持てる解釈です。
更に、確信持ってリハビリに取り組みます。

それは筋肉側が新陳代謝で生まれ変わる、あるいは消滅する前に
行うことが大事なんだろうと理解します。

細々とでも、繋がりを確認できれば
チリの落盤被災者のように、救出を計画できるのでしょう。

長い時間をかけて、倦むことなく、
働きかけ続けることで、復旧が可能になる。
そのような仕組みの治療システムの中で
私の毎日が続くのだって感じました。













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