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中国のスマホゲーム業界で知らなければいけない基本知識3 サードパードアプリストアと連携する方式

2015-06-30 15:18:22 | スマートフォンゲーム
中国は他の市場と違い、Google Playが使えないので、ほかの360腾讯应用宝等のサードパートアプリストアでリリースすることになる。今回は、それらのアプリストアと連携する時、よく使われるプロモーション方法及び専門用語を紹介する。

中国のスマホゲーム業界で知らなければいけない基本知識3  サードパードアプリストアと連携する方式

联运:聯合運営ということ。ゲーム開発側(以下CPという)とアプリストア側が一緒にスマホゲームを運営する。CPがゲームの開発、運営及びバージョンアップ等の事項を担当する。一方、アプリストア側(应用宝、360等)がユーザーの導入を担当する。CPとアプリストアがゲームの収益を一定的な割合で分配する。決済のSDKとゲームのデータはアプリストア側が提供して管理するので、決済する時、上記の通り、アプリストアがCPに一定の割合で利益を分配する。

CPS:联运と同じ、利益を一定的な割合で分配するモードだ。でも、CPSだと、ゲーム開発側(CP)が主導権を握る、アプリストアの決済SDKシステムを導入する必要がないからだ。更に、ゲームのデータはCPが管理するので、利益の分配をCPが執行する。

CPSは联运と比べると、SDKを導入せずにリリースすることができるのが利点だ。それに対して、联运モードもアプリストア側からプロモーションしてもらう利点がある。

CPA:Cost Per Action、広告単価の指標で、顧客獲得一人あたりの支払額。スマホゲーム業界では、CPAの「A」が意味2つある。1、A=登録、登録したユーザー毎に、CPがアプリストアに一人分の広告費を支払う。2、A=アクティイブ。登録して、ゲームにログインしたユーザー毎に、CPがアプリストアに一人分の広告費を支払う。

今、ゲームのiOS版のCPAがAndroidより高くて、3~5元(約59~99円)だ。AndroidのCPAが1.5~5元(約30~99円)だ。ゲームのパッケージが大きいほどCPAが高い、例えばゲームのパッケージが50MBだと、CPAは4.5元(約89円)、パッケージが5MBだとCPAが1.5元(約30円)になるかもしれない。

CPD:Cost Per Download、ダウンロード一回あたりの支払額。ゲームがユーザーにダウンロードされた毎に、CPがアプリストアに一人分の広告費を支払う。

CPT:アプリストアでスマホゲームの広告を掲載する一日あたりの料金。CPTのコストがほかより高い、大体5000~12000元/日(約一日9.8万~23.6万円)だ。実力のあるCPが使うプロモーション方法だ。

CPL:ユーザーがゲーム内のレベルを基準にするプロモーション方法で、主流ではない。例えば、ユーザーが一人5級になると、CPがアプリストアに1.5元を支払う、10級になると、2元を支払う、30級になると2.5元を支払うという仕組みだ。

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担当者:Sunny

韓国モバイルゲーム市場2015レポート

2015-06-26 17:08:15 | スマートフォンゲーム
世界的にも有数のスマホ普及率を持つ韓国。日本とは違い、PCゲームによって成長してきた韓国のゲーム市場の今を紐解いてみる。現在ではPCゲームよりもモバイルゲームの市場規模が上回り、2.4兆ウォン、およそ2600億円という巨大マーケットになっている。規模としても世界で第3位。

韓国モバイルゲーム市場2015レポート

その圧倒的大部分をAndroidで占めており、シェアは93パーセントとなっている。そのため、投資先もAndroidのみに選択と集中することが韓国での大きな特徴です。

韓国モバイルゲーム市場2015レポート

では、実際のところ韓国ではどのようなゲームが主流なのか。

リリースされているゲームは、ジャンルも豊富でハードコアなものからカジュアルまで多岐にわたる。

韓国モバイルゲーム市場2015レポート

売上上位を占めるものの多くが、RPGです。 PCゲームで培った3DのハードコアRPGが最も韓国では収益を生み、カジュアルゲームと比較しても、その平均課金額は16,560ウォン(1850円ほど)と高い。その中でパズルゲームがランキングに入っていることを考えると圧倒的なユーザー数で、売上を構成しているがいることがわかる。

韓国モバイルゲーム市場2015レポート

そのため、両方の特徴を踏襲するMid-Coreへとゲームもシフトしているのが、昨今の韓国モバイルゲーム市場のトレンドです。

韓国モバイルゲーム市場2015レポート

では、国民的ゲームタイトルになっている韓国の売上上位のタイトル群をみてみよう。

その多くが、一度でもオフラインやテレビ、タイアップやタレント起用を行っているタイトルが並んでいる。話題性と流行感を創出した中には、 欧米タイトルや中華系タイトル入っているが日本タイトルが少ない。

韓国モバイルゲーム市場2015レポート

これには理由がある。 一つ目は、モバイルゲームとソーシャルプラットフォームが一緒に成長してきたことにより、送客する仕組みが大きくならなかったこと。アドネットワークからの集客に慣れてしまっている日本では、それ以外の手法でのマーケ活動が実施し辛いが現状です。

韓国モバイルゲーム市場2015レポート

韓国でもマーケティングの王道はあります。

リリース前から様々な仕掛けや話題作りをしてアプリ自体の価値、期待値をあげることに注力し、リリース直後からコアユーザーの関心を引きます。そもそもダウンロードする価値のあるゲームなのか、課金してもよいゲームなのか、コアユーザーは見極めています。

韓国モバイルゲーム市場2015レポート

韓国におけるマーケティングではバイラルという言葉をよく耳にすることがありますが、実施している時期に応じて、その目的は異なります。そもそもバイラルとは、ユーザーの目のつく場所、コミュニティにてゲームの話題となるトピックスなどを配置したり、ちゃんとしたゲーム会社による、作りこんだゲームです、ということをユーザーに理解頂くための施策のことです。

韓国モバイルゲーム市場2015レポート

最初のフェーズ、第1フェーズでは、自然流入も含めたインストールの促進、第2フェーズではアクティブ率上昇、第3フェーズで再訪問やアクティブ率を維持するため。この部分の作り込みが、韓国でユーザーの気持ちを掴む大事な施策になる。 韓国ユーザーの心を掴み、市場で勝つために大事なことは抑えておきたい。

モバイルゲームではデータを基軸にしたマーケティングやゲーム運用が重要です。しかし、ユーザーの心を掴むには、やはり現地のやり方でユーザーとコミュニケーションを取ることがより効果的です。

韓国モバイルゲーム市場2015レポート はMetapsから転載したものです。

原文:http://www.metaps.com/press/ja/blog-jp/238-2015-06-22-06-00-47

レポート全文を読む:http://www.slideshare.net/metaps_JP/20150617-49493329

中国のスマホゲーム業界の基本知識2 アプリストアがスマホゲームの質に対するレベル制度

2015-06-19 19:16:08 | 中国のスマートフォンゲーム市場
アプリストアがスマホゲームの質に対するレベル制度、中国のアプリストアはスマホゲームにS、A、B、C級でレベルをつける。

中国のスマホゲーム業界で知らなければいけない基本知識(その2) アプリストアがスマホゲームの質に対するレベル制度

ベレルの基準はゲームのデータだ。

S級の基準は:自然の新ユーザーが700~1000人/日、7日継続率50%、15日継続率25%、毎月の課金率7%。

A級の基準は:自然の新ユーザーが500~700人/日、7日継続率45%、15日継続率20%、毎月の課金率5%。

専門用語解釈:

留存率:継続率、新登録のユーザー数*100%、継続率は翌日、3日、7日、15日を段階に測定する。継続率が高いほどがゲームのレベルも高い。

付费率:課金率、ユーザー全体の中の課金するユーザーの比率。課金率が高いほど、ゲームの売上高が多い。

ARPU值:Average Revenue Per User、ユーザー一人あたりの売上をあらわす数値。普通カジュアルゲームゲームのARPUが少ない、一方、RPG、カード等ヘビーゲームのARPUが多い。

中国のスマホゲーム業界で知らなければいけない基本知識(その1)

2015-06-18 18:21:53 | スマートフォンゲーム
スマホゲームときたら、大体わかるだと思うが、スマホゲーム業界の専門用語ときたらどうだろう?今まで日本のCOLOPLGUMI等のゲーム会社が中国でゲームをリリースし、良い成果を出した。これからも、更に多くの日本ゲーム開発者が中国進出するだろう遠思って、とりあえず中国のスマホゲーム業界でよく使う専門用語をここで掲載する。

中国のスマホゲーム業界で知らなければいけない基本知識(その1)

手游:スマートフォンゲーム、「移动游戏/手机游戏」等の言い方もよく使う、「手游」と略称している場合も多い。

手游开发商:ゲームデベロッパー、中国ではゲームデベロッパーは「CP」(Content Provider)と略称している。すなわちコンテンツ(内容)を提供する側だ。

手游发行商/运营商:パブリッシャー、スマホゲームを代理提供して、App StoreやGoogle Playでリリースし、ゲームのプロモーションや運営も含める。

手游渠道:アプリストア、中国は他の市場と違って、Google Playが使えないため、アプリストアが多くてバラバラだ。比較的によく使われているアプリストアは:App Store、91助手、安卓市场、腾讯开放平台、360手机助手、腾讯手机管家、安智、机锋、UC应用商店等だ。

今CPがゲームを代理提供したり、パブリッシャーが自分でゲームを開発したりする傾向があるので、キャラクターが変わっている。

APP: アプリケーション(application)の略称、スマホゲームもアプリの一つだ。

SDK:Software Development Kit、アプリを開発する時に使うツールだ。スマホゲームがリリースする前に、アプリストアにSDKを導入してもらう。SDKに登録、アイテム購入、SNS、シェア機能が統合されている。SDKを導入した後、スマホゲームをテストし、テストを通ったゲームがリリースできる。

包(ipaファイル):ファイルのフォーマットはipa、iPhoneは脱獄版と非脱獄版がある。脱獄したiPhoneがダウンロードしたアプリのフォーマットがipaだ。Android OSのスマートフォンがダウンロードしたアプリのフォーマットがapkだ。

刷量:アプリストアがCPA(Cost Per Action)の形式でゲームに偽りのユーザーを導入する。

扣量:CP(デベロッパー)がコストを削減するため、アプリストアが導入したユーザーを減らす行為だ。

锤子科技は、迅游网络から3000万元の資金調達を達成

2015-06-17 17:43:47 | スマートフォンゲーム
6月16日、锤子科技(SMARTISAN)が四川迅游网络科技股份有限公司から3000万元(約5.98億円)の資金調達を達成したと発表した。

锤子科技は、迅游网络から3000万元の資金調達を達成

資金調達完了後、株主の罗永浩の出資額が元の1154.1583万元から730.46万元になり、株式の持ち分が28.465になる。他の株主も株式の持ち分が70.41になり、迅游网络が3000万元の投資により、1.13%的株式を獲得した。

锤子科技はスマートフォンメーカーで、開発した「Smartisan T1」スマートフォンがSpark Design Awards-Silver賞を入賞、さらに、Smartisan OSシステムも「2014年中国互联网年度创新产品大奖」を入賞した。

迅游网络はオンラインゲームに対する加速ツールを開発する会社で、7000タイトルのゲームに対応出来る。今回の投資を通じて、業務範囲をスマートフォン分野に広げることを狙っているという。