医療者として、そして一人の人間として・・・

 当方は、SMAP世代の医療従事者です。そして自分の思いを伝える場が欲しくて、ブログを始めることにしました。

新人教育を見ると、先輩の度量や技量も分かるというもの・・・

2015-04-10 11:02:52 | 日記
「4月から新入社員を迎え、華やいだ雰囲気の職場も多いことだろう。しかし若い戦力を迎えて高まった新鮮な気持ちも、時が経つにつれて不満に変わっていくものだ。

特に毎年聞かれるのが「最近の若いものは自分から動こうとしない」「自分の頭で考えようとしない」というもの。エスカレートすると「あいつらは指示待ちばかりで足手まといだ」という苦言にまで発展していく。しかし、それは本当に新人が悪いのだろうか?

「まだ職場に馴染んでないのに」と嘆きのツイートも

いまネットには、gooランキングの「先輩・上司は見た! 新入社員のビックリ行動ランキング」がテレビで取り上げられたときのフリップ画像が出回っている。その中身は、こうだ。


1位 言われたことしかしない
2位 挨拶ができない
3位 敬語や丁寧語が使えない
4位 仕事の手順を説明しているのに、メモをとらない
5位 無断で遅刻・早退・欠勤をする

R25が調べた「使えないと思う新人の特徴TOP5」の第2位にも、「指示をひたすら待つ」がランクイン。言われないと動かない指示待ち新人は、職場でかなり嫌われるようだ。

その一方で、職場に配属されたばかりの新人に「自分の頭で考えて行動しろ」というのは、そもそも無理な話ともいえる。大日本帝国海軍の山本五十六も「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ」と言っている。

 以上は、ある記事からの一部抜粋です。

 今までの経験から言うと、新人にこういうことを要求する先輩に限って、指導力はないもの・・・。その先輩の度量の狭さが観れるのです。言われたことしかやらないのではなく、言われたことだけでもしっかりできれば、新人としては上出来です。勝手なことをされて、失敗されたりしたら、その方が大損失です。それに後輩がテキパキ仕事ができれば、逆にそういう小言をいう先輩に限って嫉妬します。まず、覚えておかなければならないことは、新人はエスパーではないということ、言われたことをしっかりできれば、それを褒めることも重要なのです。先輩は後輩と意思疎通が良好でなければなりません。当方も4月になって新人が職場に数名入って来ました。まずはその後輩個々の性格や傾向性をアセスメントして、その新人さんに合った指導をしようと思います。この人は、どんな教え方が有効なのか、注意するとしたら、どんな言い方やタイミングがいいのか・・・そんなことを観て行きながら・・・。
こんなことを言うとおこがましいですが、「先輩が親切に教えてくれたので、仕事をよく覚えれました。とてもうれしかったです」とよく言われます。
それに対して、「そう・・・それは、よかった。今後、君が先輩になった時に、後輩に同じように親切に教えてあげてね」と言うようにしています。

偏った清潔感について・・・強迫観念の改善方法のひとつ。

2015-04-01 11:39:17 | 日記
他人が握ったおにぎりを食べられない人が、約25%いるらしいです。これは個人の感性なので特に非難はしませんが、偏った潔癖症を持つ人は一度、自分のもつ清潔感を見直すとよいです。

例えば、「ウォシュレット」を使うことを強硬に拒む人がいました。ウォシュレットは、きちんと定期的に消毒すれば、衛生上とてもよいものです。切れ痔の予防や大腸菌感染の予防にもなるし、肛門周囲もきれいになります。その人の感性では、肛門にお湯を充てられる感覚が嫌だったらしいです。そしてトイレットペーパーを、トイレに詰まるほどに大量に使う。実にもったいない話です。彼の場合は、一種の強迫性障害を持っていることが考えられます。

しかし・・・ですよ。彼は、自分が使用している歯磨き粉のパッケージが黒カビで汚染されていることには全くお構いなしなのでした。黒カビは、便よりもはるかに細菌が多いというのに、こういうことには全く無頓着なのでした。彼は最近同棲を始めた彼女にこのことで、かなり怒られたらしく、今はウォシュレットを使用するようになりました。そして歯磨き粉に黒カビが繁殖しないようにも、気を付けるようになったのです。

 もし、あなたがこれに似たような、強迫的観念を持っているのなら、今一度自分が気にしていないこと、気にならないことが世間一般の感性からズレたものがないかどうかを確認する作業をしてみるとよいです。

 不思議なことに、こういうズレたところを修正すると、強迫観念も軽くなるものなのです。人間こうやってバランスを取っているのですね。偏っていることそれ自体は、善でも悪でもありませんが、中庸を保つ努力は人生には常に欠かせないものであると感じています。