NPO法人北九州・魚部 「魚ぶろぐ」

日本各地で生き物や自然とかかわってるあなた、つながりの一つに「魚部」という場を加えませんか?

679号【人とホタルには優しい? 国土交通省の河川工事。】

2007-12-04 23:18:15 | Weblog

遠賀川水系のある川で、昨冬に続いて再び工事が行われているという。


↓昨冬の工事の関連記事
http://blog.goo.ne.jp/gyobu2005/d/20070519


11/30に遠賀川河川事務所に連絡したものの、県の区間と国の区間とがあり、
よく知らないとのこと。調べて返事する、という回答。


悠長にしてられないので、その日すぐに現地に行った。


■すでに工事の真っ最中




下の写真の5月に行ったときとは、全く様変わり。
全然、変わってしまった。




■環境護岸工事?




工事の看板があり、見ると「環境護岸工事」と書いてある。




■「人」と「ほたる」に優しい河川環境つくり???

さらに、看板には工事のコンセプトが、こう語られている。




え? それではホタル以外の川にすんでいた生きものたちはどうなるの?


ここは例えば、淡水魚の種類も川の規模の割に多いと、いろんな人が言う川。
オヤニラミやカゼトゲタナゴなどの絶滅危惧種だけでなく、いろんな魚がいる。




このドジョウだって、そうだ。
遠賀川水系にしかいないこのドジョウ、北九州市内ではこの川にしかいない。



工事を発注した人は、ホタル以外にもこんなにも多くの水生生物の
大事な住みか「だった」ってこと、知らないのだろうか???



■また「ただの水の通り道」にしてしまうのか?




工事の看板を読むと、ホタルへの配慮が沢山書かれている。
そして、川底に「ズリ石を敷きつめる」らしい。

ここも昨冬にやった、下の写真のような
こんな魚が住めない川にしてしまうつもりなのだろうか。






人の暮らしに安全な川であることは第一だが、
例えば人の目に優しかったり、公園の水路みたくすることで、
そこに元々生息していた生き物がすめなくなるようなのは如何なものか。


■発注者は




なんと国土交通省だった・・

多自然「型」をではなく、多自然工事を推進している元締めだと思ってた。


 

  この河川工事が、かなりマズイことに気付いていないのだろうか?



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

678号【懐かしきF氏との再会!!】

2007-12-04 20:03:15 | Weblog


環境省での発表大会、会場にF氏が駆けつけて下さっていた。


北九州市の魚部担当、初代の方である。
水環境館での展示を始めた頃、ずっとお世話になり続けたお方。


展示のことで、一緒に出雲のゴビウスまで行ったり、
土木学会での発表に誘って下さったり・・限りない。


水館以外でも、魚部と河川関係の職員との合同調査を企画し、
何度も実施した。
あるいは、クボハゼやイシドジョウ、デンジソウ、
多くの市内産貴重種の保護保全に、いつも一緒に取り組んでくれた。


しばらく東京に仕事でいらっしゃるので、お会いするのはホント久しぶり。





 
 発表会が終わった後、ロビーで、そして喫茶店に場所を移して、
 しばらく色々な話を聞いてもらい、またうかがった。


 すごく嬉しい時間を過ごせました。
 Fさん、わざわざお出で下さって、本当にありがとうございました。 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

677号【もりさん、「環境省自然環境局長賞」を受賞す。】

2007-12-04 19:54:45 | Weblog

12月3日、環境省の講堂での発表大会。
大会自体に、いささか疑問に思うこともあったが、無事終了。


もりさん、初めての発表はかなり上出来だった。
そして、行く前からこの賞かと目を付けていた、
「環境省自然環境局長賞」を広島県立国泰寺高校とともに受賞。




“自然環境局長”氏から、表彰されているもりさん。
そんなエライ方と面と向かい合わせるなんて、滅多にないことだね。




発表者と審査委員の人々で撮った記念写真。




パワーポイントを操作したボスと二人で。



  今回は、発表原稿作りから自分自身で行い、
  そして初めてのパワーポイントにも取り組みました。

  さらに期末考査と重なったにもかかわらず、しっかり
  準備をして自信を持って発表していたのが、とても良かったです。



  ともあれ、良い経験が出来ましたね。
  
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする