遠賀川水系のある川で、昨冬に続いて再び工事が行われているという。
↓昨冬の工事の関連記事
http://blog.goo.ne.jp/gyobu2005/d/20070519
11/30に遠賀川河川事務所に連絡したものの、県の区間と国の区間とがあり、
よく知らないとのこと。調べて返事する、という回答。
悠長にしてられないので、その日すぐに現地に行った。
■すでに工事の真っ最中


下の写真の5月に行ったときとは、全く様変わり。
全然、変わってしまった。

■環境護岸工事?

工事の看板があり、見ると「環境護岸工事」と書いてある。

■「人」と「ほたる」に優しい河川環境つくり???
さらに、看板には工事のコンセプトが、こう語られている。

え? それではホタル以外の川にすんでいた生きものたちはどうなるの?
ここは例えば、淡水魚の種類も川の規模の割に多いと、いろんな人が言う川。
オヤニラミやカゼトゲタナゴなどの絶滅危惧種だけでなく、いろんな魚がいる。

このドジョウだって、そうだ。
遠賀川水系にしかいないこのドジョウ、北九州市内ではこの川にしかいない。
工事を発注した人は、ホタル以外にもこんなにも多くの水生生物の
大事な住みか「だった」ってこと、知らないのだろうか???
■また「ただの水の通り道」にしてしまうのか?

工事の看板を読むと、ホタルへの配慮が沢山書かれている。
そして、川底に「ズリ石を敷きつめる」らしい。
ここも昨冬にやった、下の写真のような
こんな魚が住めない川にしてしまうつもりなのだろうか。



人の暮らしに安全な川であることは第一だが、
例えば人の目に優しかったり、公園の水路みたくすることで、
そこに元々生息していた生き物がすめなくなるようなのは如何なものか。
■発注者は

なんと国土交通省だった・・
多自然「型」をではなく、多自然工事を推進している元締めだと思ってた。
この河川工事が、かなりマズイことに気付いていないのだろうか?