先週エチオピア陸連が８月世界陸上（モスクワ）の同国代表選手を発表。
メンバーリストがエチオピア選手を持つ各ＡＲの元にも送られてきました。
合計４４名（男２３名、女２１名）の選手団。そしてそのほとんどが、中長距離種目の
選手です。
五輪、世界陸上をはじめとする多くの国際大会の長距離種目でケニアと共に上位の座を
占めてきたエチオピア。只、近年はライバル・ケニアの他、アメリカ勢も力を付けてきて
いたり、昨年の五輪、男子マラソンで優勝したウガンダ、５千、１万ｍではイギリスの
ファラーなど新勢力も台頭してきており、今回はエチオピアの威信にかけて上位独占を
目指す想いもあってか一層強力なメンバーになっているようです。
特に男子マラソンではＴ・ケベテ（ベスト２時間０４分３８秒、２０１２シカゴ１位、
０８北京五輪３位）を筆頭に５人中４人が自己ベスト２時間４分台。
更に各選手が近年の海外メジャーマラソンで優勝しているなど、本番でも上位を独占
してもおかしくない布陣。
女子も昨年ロンドン五輪の覇者Ｔ・ゲラナ（ベスト２時間１８分５８秒）、去年の
ベルリンと今年の東京を制したＡ・ケべデ（ベスト２時間２０分３０秒）など。
５番目の選手でもベストが２時間２３分０６秒という層の厚さです。
トラックでも男子は５千ｍ、１万ｍの世界記録保持者で過去、五輪＆世陸で合計８個の
金メダルを獲っているＫ・べケレ。ここしばらく大きな大会では本来の走りを見せて
いませんでしたが、ここにきて欧米の大会（５月ユージンＤＬ１万ｍ・２７分１２秒、
６月オストラバＷＣ５千ｍ・１３分０７秒）を走りながら調子を上げて来ているようです。
この他にもＫ・ベケレの弟のＴ・ベケレ、Ｉ・メルガ、Ａ・クマらいずれも五輪、又は
世陸出場、上位争いをした経験を持ち、ベスト記録も５千ｍ１２分台、１万ｍ２６分台の
少なくともいずれかを持つ選手ばかり。
女子トラックはロンドン五輪５千ｍ金のＭ・デファー（ベスト１４分１２秒）、１万ｍ
五輪２連覇中のＴ・ディババ（ベスト２９分５４秒）が牽引。
本当に豪華なメンバーです。
これまでこれら多くの選手が欧米の一流トラックレースやロードを転戦しながら強化、調整を
図ってきましたが、今後は原則海外レース参加は控え、アディスアベバを拠点に世陸本番まで
調整練習をする様、陸連からも発信されました。
↓前回２０１１年韓国テグ世界陸上の１万ｍ。優勝したＩ・ジェイラン（前から３番目）は
ワイルドカード（前回覇者は規定により自動的に参加できる）により代表入り。
↓５千ｍ、１万ｍに比べそれほどレベルの高くなかった男子３千ｍ障害ですが、近年力を付け、
大きな国際大会でも上位に入る選手が出てきました。
（写真は前回テグ大会の３千ｍ障害）
↓開幕まであと約１ケ月（写真は会場となるモスクワ・レーニンスタジアム）。
メンバーリストがエチオピア選手を持つ各ＡＲの元にも送られてきました。
合計４４名（男２３名、女２１名）の選手団。そしてそのほとんどが、中長距離種目の
選手です。
五輪、世界陸上をはじめとする多くの国際大会の長距離種目でケニアと共に上位の座を
占めてきたエチオピア。只、近年はライバル・ケニアの他、アメリカ勢も力を付けてきて
いたり、昨年の五輪、男子マラソンで優勝したウガンダ、５千、１万ｍではイギリスの
ファラーなど新勢力も台頭してきており、今回はエチオピアの威信にかけて上位独占を
目指す想いもあってか一層強力なメンバーになっているようです。
特に男子マラソンではＴ・ケベテ（ベスト２時間０４分３８秒、２０１２シカゴ１位、
０８北京五輪３位）を筆頭に５人中４人が自己ベスト２時間４分台。
更に各選手が近年の海外メジャーマラソンで優勝しているなど、本番でも上位を独占
してもおかしくない布陣。
女子も昨年ロンドン五輪の覇者Ｔ・ゲラナ（ベスト２時間１８分５８秒）、去年の
ベルリンと今年の東京を制したＡ・ケべデ（ベスト２時間２０分３０秒）など。
５番目の選手でもベストが２時間２３分０６秒という層の厚さです。
トラックでも男子は５千ｍ、１万ｍの世界記録保持者で過去、五輪＆世陸で合計８個の
金メダルを獲っているＫ・べケレ。ここしばらく大きな大会では本来の走りを見せて
いませんでしたが、ここにきて欧米の大会（５月ユージンＤＬ１万ｍ・２７分１２秒、
６月オストラバＷＣ５千ｍ・１３分０７秒）を走りながら調子を上げて来ているようです。
この他にもＫ・ベケレの弟のＴ・ベケレ、Ｉ・メルガ、Ａ・クマらいずれも五輪、又は
世陸出場、上位争いをした経験を持ち、ベスト記録も５千ｍ１２分台、１万ｍ２６分台の
少なくともいずれかを持つ選手ばかり。
女子トラックはロンドン五輪５千ｍ金のＭ・デファー（ベスト１４分１２秒）、１万ｍ
五輪２連覇中のＴ・ディババ（ベスト２９分５４秒）が牽引。
本当に豪華なメンバーです。
これまでこれら多くの選手が欧米の一流トラックレースやロードを転戦しながら強化、調整を
図ってきましたが、今後は原則海外レース参加は控え、アディスアベバを拠点に世陸本番まで
調整練習をする様、陸連からも発信されました。
↓前回２０１１年韓国テグ世界陸上の１万ｍ。優勝したＩ・ジェイラン（前から３番目）は
ワイルドカード（前回覇者は規定により自動的に参加できる）により代表入り。
↓５千ｍ、１万ｍに比べそれほどレベルの高くなかった男子３千ｍ障害ですが、近年力を付け、
大きな国際大会でも上位に入る選手が出てきました。
（写真は前回テグ大会の３千ｍ障害）
↓開幕まであと約１ケ月（写真は会場となるモスクワ・レーニンスタジアム）。
