学びの一日

昨日は、東京・多摩大学でゲストスピーカーとして講義する機会を頂きました。
同大学・経営情報学部でスポーツマーケティング論を教え、日頃、私自身もスポーツ
ビジネスについて色々と教わる機会を頂いている広瀬一郎先生の授業。
この日は、陸上マラソン界における代理人ビジネスの現場について話をさせて頂きました。
少人数クラスでしたが、（昔の私の様に居眠りしている学生もおらず）皆、興味ありげな
顔で聞き、最後はほぼ全員が質問や感想をしっかりと述べてくれていたのでこちらも安堵。
基本、陸上競技の事を専門的に知っている人達ではないので、彼らにちゃんと理解してもら
える様に、なおかつ面白い内容にするにはどうすればよいかなど、準備段階ではさすがに
あれこれ考えました。人に分かる様に物事を教えるって本当に難しいと再認識。
しかし、そのプロセスの中で自分を客観化できたり、自分の仕事を整理出来たりと、本当に
良い経験になりました。
中には将来スポーツ関係の仕事に就くことを希望している学生もいたようで、そんな彼らが
少しでも役立った、面白かったと感じてくれていれば本当に嬉しい限りです。

次の時限、その広瀬先生の立志論という授業を聴講。
学生たちに社会に出てから色々異なる価値観、考え、態度を持つ人達とどの様に向き合い
対処し、生きて行けば良いかを考える授業。
まさに今の混迷する社会に出ていく若者たちに必要な授業と言った感じで、エネルギッシュな
授業に私自身も色々と得る部分がありました。

夜は知人から紹介された立教大学のビジネス・セミナーに出席。
中国でIT系ベンチャー企業を立ち上げた日本の若手経営者二人の講義を聴きに。
中国ビジネスを展開する上での苦労、課題、戦略等々。こちらもまた興味深い授業でした。
今の日本、内向き・安定志向、草食系の若者が多いと言われる中、彼らの生き方、仕事をする
上でのパワー、チャレンジ精神に圧倒され、自分もまだまだ努力が足りないと実感。

昨日は、大きな学びと新たな刺激を得た一日でした。

↓閑静な住宅街の一角にある多摩大学。きれいなキャンパスでした。