角岸's blog (Kadogishi s' blog)

酒、酒&映画・・時事問題?

いよいよ「通常国会」の論戦がスタート!! で、海江田民主党代表の「アベノミクス批判」

2013-01-31 15:43:28 | 時事問題
さて、いよいよ通常国会の論戦が始まりましたね。
28日の安倍首相所信表明演説への各党から代表質問がスタート。

 でね、小生すごく楽しみにしていたが、先の政権与党だった「民主党代表」の質問。なにせ、現代表の海江田万里さんは国会議員になる前はテレビでも人気だったプロの「エコノミスト」でしたから。
 ところが・・・・もうちょっと建設的な意見言うかと思ったら、ただ単に「アベノミクス批判」。 それだけ。
 なんか、3本目の矢といわれる「成長戦略」に関して具体的な意見ほしかったのになぁ、プロのエコノミストとして。

代表質問:海江田民主党代表

「衆院代表質問:海江田代表、アベノミクス批判」
毎日新聞 2013年01月30日
http://mainichi.jp/select/news/20130130k0000e010233000c.html
 安倍晋三首相の所信表明演説に対する各党の代表質問が30日午後、衆院本会議で行われ、第2次安倍内閣発足後初の国会論戦がスタートした。民主党の海江田万里代表は、財政政策を「公共事業に偏重した旧来型経済政策は効果に乏しく、財政赤字を膨らませてきた」と批判。物価上昇2%を目標とする金融緩和策に関しても「国民生活への副作用も無視できない」と懸念を示し、首相の経済政策「アベノミクス」を追及し政権との対決色を鮮明に打ち出した。(略)

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 この間のブログで書きましたが、「アベノミクス:3本の矢」での第1の矢「金融政策」(2%インタゲ&量的緩和つまり大量に札刷って市場にまく)と第2の矢「財政政策」(公共事業の増大:震災復興、トンネル補修含む)は景気を上向かせる必須条件であり、これはどの政権が与党になっても今やらなければならない最重要政策だと思うワケ。
 重いロケットが飛ぶ第一段階としてはまずまず成功していると言えるでしょう。現にあれだけ苦しんだ円高から徐々に円安になってるし、株も上がっているでしょう。

 問題は本格的に宇宙へ向けて飛び続けるに至る強力な推進力を持った3本目の矢「成長戦略」と言えるでしょう。

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①海江田代表の第1の矢「金融政策」批判について

 「景気回復が一過性なら、雇用や給与はほとんど増えない可能性がある」と指摘し、実質賃金の引き下げなどにつながりかねない(毎日記事)・・・と批判したとあるんですが、あたりまえじゃないですか!!
だからこそ2%の緩やかなインフレを目指す訳でしょう。

 第一に民主党時代の金融政策といえば、ほとんどお金をどぶに捨てるような「為替介入(円安オペレーション)」しかしてこなかったでしょう。

 これってまぁ単純に言えば政府日銀が円を売ってドルを買い、そのドルでもって米国債を買うという仕組み。しかもこの米国債って持ってるだけで何にも使えないんですなぁ。
 ちなみに1兆円もお金使って為替を1円、円安にできるんですが、これが数日ですぐ円高に戻っちゃう。つまり、1兆円なくなっちゃうんですよ。
 政府が「為替介入」という名の博打に出て、国民の血税何十兆円摩っちゃったんです。たしか円高進行により為替損益が膨らみ、30兆円~40兆円もの損失を出したといわれています。

 それとねぇ、歴代の民主党財務大臣って、どれだけ円高が進んでも、言うこといえばバカの一つ覚え。

「注意深くマーケットを見守っていきたい」・・・・これだけ。ホントにこれだけ。



こりゃ「(円高に対して)何にもしねぇ」ってのと同じですよ。

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②海江田代表の第2の矢「財政政策」批判について

 「公共事業に偏重した旧来型経済政策は効果に乏しく」「道路特定財源の復活ではないか。道路族に代表される古い自民党政治、政官業癒着への逆行で、看過できない」と非難(毎日記事)したと伝えています。

 確かそういえば、野田前総理も自民党政治を「時計の針をもとに戻すのか」と自民党時代への回帰を批判してましたもんね。



 「「時計の針戻すのか」 民主・野田代表が第一声」
12年12月4日 産経新聞
20http://sankei.jp.msn.com/politics/news/121204/plc12120411060004-n1.htm
 (略)今回の総選挙は、やらなければならないことを前に進めることができるのか、それとも昔の政治に後戻りしてしまうのか、時計の針を戻してしまうのかが問われている戦いだ。(略)

「時計の針を戻す=自民党時代=悪」ということなんだけども・・・・ここで素朴な疑問。

 確か、民主党2代目総理の官直人代表のキャッチフレーズは「元気な日本を復活させる」だったハズ。



「復活」ってもとに戻すってことでしょう。「元気な頃の日本」に。

だったら、この官さんは「元気なころの日本」って、いつの時代をイメージして復活させるつもりだったんでしょう?

民主党は明確に「自民党時代」は否定してるので、戦前?それとも明治時代・・・いや江戸時代?。

 んでも、普通の中年のオジサンが考えるに「元気なころの日本」ってどう考えても昭和の高度経済成長時代しかないと思うんですよね。

 小生思うに、あの「自由競争の小泉・竹中:自民党時代」は酷かったと思うんですが、「高度経済成長の昭和自民党時代」はやっぱ見習うべきところが多々あると思うんです。

 ここはね、与野党の党派を超えて日本をもう一度「高度経済成長」に乗せるために協力し合うべきだと思うんです。

 確かに、海江田民主党代表が指摘したみたいに「弱肉強食社会を生む新自由主義的な経済政策などが復活しようとしています」(30日)との兆候が見えるのも本当にアブナイと小生も思いますし、これは全く同意見。

 そういう意味でいえば自民党が手を組もうとしている「維新」や「みんなの党」なんかは「新自由主義経済」を志向していますもんね。

 だからこそ、具体的かつ現実的な政策を持った建設的な野党が必要なのだと思うんです。

 海江田民主党代表には、プロのエコノミストとして特に大事な第3の矢である「成長戦略」に関して、バンバン意見出した方がいいと思うんですよね。民主党が得意な「自然エネルギー分野への投資」とか。

  ともかく、日本が復活する最後のチャンスだと思うので、政治家の皆さんは足の引っ張り合いだけは止めて、この国のために与野党アイディアを出し合って少しでも前進するよう切に願うものです。
 

今日は取材で、うちの原料乳の出所「戸田牧場」へ

2013-01-30 17:13:48 | 乳製品
さわやかな冬晴れになった今日、青森市からお客さん。
この方、青森市で居酒屋やってるんですが、うちの牛乳使って新製品メニュー作ってるんだって。

大欠平

ちなみに、佃2丁目の「創作料理 真」というお店。
↓↓↓ なかなか面白い料理が並んでいるぞ。
http://r.gnavi.co.jp/t313200/

というわけで、そこのオーナーKさんが原料乳供給者から直接お話伺いたいということで、戸田牧場へ。

そう言えば、ここの牧場主もこの居酒屋さんの名前と同じではないですか!!
これも何かの縁。牧場主が牛乳づくりの苦労話を披露。

戸田牧場

その後、居酒屋ご主人Kさんが戸田牧場主Mさん(ってか、名前バレバレ 有名人だからしょうがない)を写真撮影。
なんでも、その新製品を本格的に4月から加工品で発売するんですって。わかったら後で紹介します。


無事取材が終わった後、戸田さんと後でこの居酒屋へ飲みに行く約束。

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一方、うちのマコちゃんは・・・・・・・・
プライベートで沖縄県は石垣島へ。「たばこ青年部」の関係だそうな。
この写真の状態で19時近くだって。しかも20度くらいあるそう。


昨日の夕方に到着したそうなんだけど、ちょうどその頃、スイス帰りの資産家夫婦殺害の容疑者が近くの空港(宮古島)から護送されたハズでなかったべか?。

ちょっと体重がリバウンドしたので、再び低糖質オフ生活へ。

2013-01-29 21:25:14 | 日記
ちょうど、1年半前に砂糖などの糖分、炭水化物多く含まれる「低糖質生活」して10kg痩せたんだけど、正月から東京出張と炭水化物ものを中心に何でもかんでもガバガバ食べてたわけ。



そしたら、3kgもリバウンド!!  こっ、こりゃマズイ!! と思ったんだけど意志薄弱なおいらは何か暗示にかかったほうが良いかと思い、リサーチ。
 そして、タブレットのSONYリーダー電子書式で高尾病院の江部康二先生の「糖質オフ健康法」を購入。420円。



 お医者さんの江部先生はかなりバランスの取れた食事を心がけてきたらしいんだけど、五十代の頃に糖尿病に。
で、この「糖質制限療法」を編み出したとの事。

 実際、自分もこの方法でアレヨアレヨと痩せたので、全く炭水化物を摂らないというんじゃあなく、今回は夜だけでもガマンしようかなと。

 んで、家に帰ったら、今夜はカレーライスだって。いきなり、炭水化物もの。

 で、本を調べたら「ご飯を豆腐に置き換える王道テク」というコーナーが。



江部先生の指導の通り、木綿豆腐の水を強めにきり、細かく刻みます。


で、フライパンで炒めていくわけですが、ここは健康的にオリーブオイルで。


炒めます。


盛り付けます。なるべくジャガイモは入れないように。ビールも、もちろん糖質0(ゼロ)で。


本当は市販のカレールーも20%が小麦粉らしいので、カレー粉で作るのがベストらしいですが、まぁそこまでしなくともいいかなと。

久々に経済ネタ。「アベノミクス」3本目の矢について思うこと

2013-01-28 15:50:23 | 時事問題
安倍政権が発足して、1か月経ちました。

 アルジェリアでの日本人技術者がテロ行為に巻き込まれたりして波乱がありましたが、今日各新聞社発表の支持率をみると結構高いですね。なんと、日経で68%です。
 この政権は自身が主張している通り「景気回復」をまず一番の目的としているとのことで、まずは滑り出しは順調に見えます。

 さて、連日報道されているいわゆる「アベノミクス」ですが、これは以下の3本の矢から成り立つといわれています。

①金融政策(2%インフレターゲット&金融緩和、日銀と政府とのアコード)

②財政政策(「国土強靭化計画」による公共事業等の増加)

③成長戦略(成長分野への投資等で経済を成長体質へ改善)

 んで、この政策に対して今んところ市場は株価、円相場をみてもかなり好反応ですよね。



 共同通信では「言論」というコーナーで京都大学大学院教授・佐伯啓思先生の「アベノミクス支持ムード」という論文を紹介しています。
 ちょっと、長いんですが非常に素晴らしい分析なので引用したいと思います。

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 (略)
 今回、安倍首相が強く打ち出しているのは、デフレ克服と経済再生である。大胆な財政出動、これも大胆な金融緩和、そして成長戦略による経済再生である。これはきわめて現実的な政策というほかない。
 現状でいえば、市場は「アベノミクス」を好感して株は急騰した。考えてみれば奇矯な話で、これまでエコノミストやジャーナリズムは、財政出動や政府主導の景気対策に市場は否定的だと「解説」してきたのである。市場は緊縮財政、行政改革、規制緩和などの「構造改革路線」を支持してきたはずであった。


 アベノミクスは「構造改革路線」からの決別である。無駄を省く、市場競争に委ねる、そして「官」から「民」へという「改革路線」からの決別なのである。市場はそれを好感してることになる。どうしてなのか。

 何か「ムード」が変わったのだ。確かに安倍首相の登場は、経済についてのムードを変えた。(略)ともかくも景気を回復させるという現実的で積極的な政策への転換なのであり、市場が好感するのはそのムードの変化なのである。
 私は従来の構造改革路線のような、ともかくも無駄を搾り取るという政策に対して財政出動をいとわないアベノミクスを支持する。ただ気になるのは、このムードが市場を動かしているとすれば、わずかのムードの変化がまた逆方向に市場を動かして、容易にアベノミクス批判に転じるのではないかということである。
  (略) 下線等は小生。

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 さて、この佐伯先生の分析の一番の肝は「アベノミクスとは構造改革路線からの決別」という部分でしょう。

 「構造改革路線」とは、本文にもあるように「緊縮財政」、 「行政改革」、そして「規制緩和」というあの小泉改革時代「官」から「民」へというスローガンのもと日本を席巻した「竹中平蔵改革」のことでしょう。この改革はいまだ尾を引く持てる者と持たざる者との格差社会を生み出したことは記憶に新しいところです。

 ところが、ところが何故かアベノミクス3本目の矢である「成長戦略」を担う「産業競争力会議」の民間議員の中に、竹中平蔵御大がいらっしゃるではありませんか!?これにはかなりビックリ。



 もともと、竹中平蔵氏はガチガチの構造改革路線をとる「日本維新の会」の政策ブレーンで、「みんなの党」ともこの構造改革は一緒。
 
 さらに、この会議のメンバーの中には誰とは言いませんが、大リストラの断行という手段を用いて、いわゆる“勝ち組”の経営者といわれる方々もおられます。

産業競争力会議

 構造改革という名のもとに「規制緩和」した「自由競争」の中で、一部の勝ち組企業とその数%の経営者が莫大な内部留保をため込み、中間層が激減し、膨大な非正規社員増大というまさに米国のような歪んだ格差好景気の姿になっちゃったら、と不安を感じるのですが・・・
 
 なんだかな~・・・アベノミクスの趣旨とはずいぶん違うようなというか、強烈な違和感を感じるのですが。

 それとも、安倍自民党はとりあえず、3月の日銀総裁人事に協力してもらうため、「維新」や「みんな」にすり寄ってるのかもしれません。
 というのも、今から4年前だったべか、当時の福田総理が次期日銀総裁候補を武藤副総裁はじめいろいろ提案したのに、政局好きな当時の民主党小沢代表により、参院のねじれを利用され「あれはダメ、これはダメ」と同意をしてもらえず、数か月日本には中央銀行のかじ取りがいなくて世界に赤っ恥をさらした事件がありました。
 参院のねじれ現象は今も同じなので、そん時のトラウマが自民党をして「維新」、「みんな」に低頭にさせているだけかもしれません。
福田総理と小沢代表('08年当時) 
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○「藤原正彦先生の講演:自由競争主義は日本になじまない」

 さて突然話が変わりますが、今から数年前、青森県のPTAがお茶の水女子大教授の高名な数学者「藤原正彦」先生を会場の十和田市にお招きして講演してもらったことがあります。
 当時は先生の「国家の品格」がベストセラーになり、講演依頼がひっきりなしにあったそうですが父上の新田次郎の縁で十和田市においでになったそうです。というのは新田次郎先生の代表作といえば「八甲田山死の彷徨」があり青森県とは浅からぬ因縁があったからとのことでした。

藤原先生(右)

 さて、当時の講演のメモをみると「経済のことについて」だいたい、以下の内容のようなことをおっしゃっていました。

 「そもそも、新自由経済主義(古典派経済学)者のいうところのフェアなルールでの競争は、一見論理的で、公平な勝負のように思える。しかし、経済での自由競争は数%の勝つ人は10回勝負をしても必ず勝ち、大多数の負ける人は必ず10回負ける。
 それは、もう大人と子供にボクシングをさせ、ルールがフェアなんだから良いだろうという考えそのものであり、負けた人たちの富を根こそぎ持っていく無慈悲な弱肉強食の世界そのものだ。
 そして、ちょっとでも経済が上手くいかないと、それはどこかに規制があり自由競争を妨げていると規制緩和を主張する。
 それは、いやしい拝金主義であり、武士道でいうところの強いものが弱いものをやっつける「卑怯」な恥ずべき行為である。
 日本国民の全てが、才能に恵まれているわけではないが、大多数が勤勉で順法精神に富んでいる。故に古来より、富の再分配をして、お互い支えあってきた。これからはグローバリズムの世界というのはとんでもない間違いで、武士道を中心とする日本のローカリズムが世界を救うと信じています。」


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 最後に、批判を覚悟で一言いえば、「地方公務員の給与引き下げ」はその地方のデフレをいっそう加速させる誤った政策だと思います。
 麻生財相もいろいろわけあっての要請だとは思いますが、むしろ逆に地方民間企業の給与を強力に引き上げる政策を推し進めるべきであって、でなければ景気回復へ水を差すと思われます。

ということで、ちょっと長くなっちゃいましたけど安倍首相には是非、武士道精神での経済運営を望むものです。




ガンプラです。HG「シャア専用ゲルググ」⑧・・・・完成

2013-01-27 19:48:28 | ガンプラ
 昨日で一応完成したつもりの「シャア専用ゲルググHG」だったんですが、エース専用機ということで、多少光沢があったほうが良いかと・・・・。地上専用機だとつや消しのままの方がかっこよいんですがね。
 それに、7年後の「ゼータ(いわゆるグリプス戦役)時代」のリックディアスまで、シャアは自らのオリジナルカラー〝赤〟の機体に乗るのが、これで最後ですから。

というわけで、ギンギラの光沢スプレーだとあんまりなので、「半つやスプレー」をプシュッと。
目玉には光沢スプレー。


で、一応完成。


せっかくなので、シャア専用ディスプレイにセットしてみます。


前ショット。


リアショット。


さて、最後にあの名シーンを再現してみます。

ララアのエルメスが沈んだ後、「シャアとアムロとの一騎打ち」のシーン。


別の角度から。