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【映画】ジョン・ウィック コンセクエンス

2023-09-24 22:31:05 | 映画
キアヌ・リーブスによるジョン・ウィックのシリーズ第4作です。
導入部で前3作のあらすじをさっと流して、つまりは、戦闘が必要な状態に至っている
ところからスタートですから、もう最初っから撃って打って蹴って切って刺してぶん投げて、が、
ほんとうにみごとに途切れのない流れで繰り出されていきます。
前作の感想でも繰り返し書いてるのですが「すごすぎて笑う」。

インターナショナルに転戦する本作では、各国の景色の中でのバトルやカーチェイス、
ロケハンすげー!!(あるいはそっくりにしつらえたセットか?CGか?それもならそれですげー)と、
折々に差し挟まれる天井が高い建物がうみだす、神とか人智超えの意思の思わせぶりと、
主役級の俳優陣の、素人目にもものすごく高度高価で、せくすぃな身体を際立てるスーツとか
みどころが絶え間なし。
ラウンドアバウトのカーチェイス、サクレ・クールの階段落ちの繰り返しもすごかった。

暴力的な描写は本来得意ではないのだけれど、キルカウント最大だという
あれだけ大量にあるバイオレンスが、数個のシーンを除いて、痛みを連想しないで済むのが
自分でも観ていて不思議だった。
とにかく全部きれいにきまるので、舞や型を観ている感じになっているのかもしれない。
あるいは職人芸を堪能している感じとか。

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公式サイト:http://johnwick.jp/

んで、女性の扱いがおおむね旧来型である。徹底しているので何かの美意識であろうか。

(2023.9.24)



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