ガリバー通信

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気になるニュース

2011年06月09日 | テレビマスコミ
 三月に起きた東日本大震災と大津波に加えて、福島第一原子力発電所の放射能漏れ事故の余波は、いたるところに広がっていて、収束のメドすら立っていない現状だが、あさって発生から三ヶ月を迎えるのである。

 その間、菅民主党内閣の対応ぶりがどうだったかは言わずもがなであり、その責任追及をすることより、すべきことが山積みされていると思うのだが、この期に及んで菅首相は「被災地の瓦礫の撤去」は私の責任だと話したとか、全く焦点がぼけたまま、大連立だの次期首班候補だのと新聞、テレビのメディアは忙しく伝えている。

 そんな「震災関連」や「国会事情」とは違ったところで、相変わらず「気になるニュース」なるものがあるのだが、皆さんはどの様に感じておられるだろうか。

 私はまず「皇室の被災地訪問」について、誰が仕掛けるのか定かではないが、天皇、皇后両陛下をはじめ、皇太子殿下夫妻、秋篠宮夫妻など、公務と称して関東圏にはじまり東北三県の福島、宮城、岩手と、この三ヶ月間に何度となく行かされて、被災地の避難所などを回られて「慰問」されたとのことである。

 この「慰問」という形の皇室の方々を被災地に派遣するというスタイルは、たぶん政府が宮内庁に要請して実現させているのだろうけれども、特にご高齢の天皇、皇后ご夫妻や長期にわたって心身ともにお具合が悪かったと伝えられていた皇太子妃の雅子さんにとって、公務としての出張はどうだったのだろうか。

 こうした国難とも言える災害による被災地に、皇室が出向かれるというスタイルは、たぶん阪神淡路大震災の際も行われていたとは思うが、いくら東京から被災地が比較的近いからと言っても、毎週の如くで向かれていた様で、政府の対応や対策が遅れる中で、皇室が利用されていると感じたのだが、如何お思いだろうか。

 そんな「震災関連」のニュースの一つに、宮城県石巻市の大川小学校で児童の震災後の大津波に対する避難が遅れて、なんと108名の児童のうち68名が死亡し、6人が行方不明となったという事実が判明し、避難に手間取った原因としての状況説明が二度にわたって保護者に対して行われたらしいが、何故に避難開始まで40分もかかったのかが不明で、慎重すぎる対応が多くの犠牲者を生んだとの痛ましい結果は、ただ残念では片付けられない話であった。

 また、福島原発事故の放射能漏れ関連では、多くの風評被害が後を絶たない現状の中で、福島県いわき市の男性が避難先の東京都内で献血をしようとしたところ、原発事故による放射線被曝の可能性が高いとの理由で、献血を断られたというのであった。

 男性の妻から、「医師に放射線で遺伝子が傷ついているかもしれない」と言われたらしく、日赤側は、「説明の中で誤解を招く言葉があり、男性に不快な思いをさせ申し訳なかった」と謝罪したらしいのだが、本人が被曝しているかもしれないと申告したため、本人の健康のために献血を控える方が好ましいと判断し、献血を断ったのだという。

 日赤は、今年四月に累積被曝量が100ミリシーベルトを超えた原発作業員については、半年間献血を制限する方針を通知していたらしいが、非難している一般の福島県の人たちには、この通知は適用されないので、同県では被災後も通常通りの献血が行われているという。

 いずれにしても、何の医学的、科学的根拠としての被曝量や数値も説明せずに、献血拒否という結果だけが一人歩きするとすると「風評差別」と同様になりかねないと思われるので、慎重かつ明確な根拠や被曝量の測定を義務付けるなどの明確な指針が必要なのではないだろうか。

 全く震災や原発とは関係はないが、昨日のニュースでは、高知県の主婦が台所で寝ていた夫にガソリンをかけて火をつけ殺害したという痛ましいDV、家庭内暴力の挙句の悲惨な犯罪が報じられているのだが、再三再四ご近所や警察にも訴えがあったらしいのだが、極端な凶行に及ぶ前に防止することが出来なかったのかと憂いを感じたりした。

 昨今起きている乳幼児の虐待死や餓死、そしてストーカーやDVなど、プライバシーに関わるとはいえ、もっと積極的な防止策、保護策を近隣の自治体と地域でやらないと、命を救うことができないのではと苦慮する事件が多発し続けている。

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