マキノ病院小児科ブログ

小児科からのお知らせです

麻疹風疹ワクチン(MRワクチン)

2010年03月31日 | ワクチン その他
「命定め(いのちさだめ)」

麻疹(はしか)はこう呼ばれていたそうですね。
はしかにかかって死ななかったら強い子(運がいい?)だというニュアンスでしょうか。
それだけ死亡率の高い感染症というわけです。

麻疹(はしか)
http://blog.goo.ne.jp/gto8513/e/e953d740dce16caaccdf63db9629a3d7
でもお話しましたが、研修医の頃は春にたくさんの麻疹にかかった子どもを診ました。
ほぼ入院になります。
症状は高熱、激しい咳、鼻、目やに、発疹などなどですが、軒並みぐったりに。。。
治療薬はないので対症療法のみ。
とはいえ、細菌性肺炎の合併も多く、抗菌剤の点滴も必要になることも。
ワクチンがあるのになんで接種しないのだろうとは当時も思っていました。

大きくなってからかかると余計にしんどいのは水痘やおたふくと同じですね。
17歳女の子の麻疹を診たことがあります(内科から相談された)が、
それはもうかわいそうな(見た目からして)有様でしたね。

麻疹にかかって一旦治りますが、その5~10年後に
亜急性硬化性全脳炎という難病を発症することがあります。
頻度は麻疹にかかった数万人に1人くらいだそうですが、予後の悪い疾患です。
麻疹ウィルスが長い間潜伏したのちにゆっくりゆっくり進行する病気です。
治療法はありませんので、予防接種での予防しかありません。

麻疹がそこそこ流行している間は1回だけの予防接種である程度の効果があったようですが、
このところの麻疹患者の減少で、予防接種を2回すべき状況になってきました。
原則1歳になったらすぐと、保育園・幼稚園の年長児相当の年に2回目を接種します。

今は移行措置として中学1年と高校3年生も接種対象となっています。
都市部では特に高3の接種率の低さが問題になっているみたいです。
高島市はまずまず(でもまだまだ)接種できているようですね。
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