マキノ病院小児科ブログ

小児科からのお知らせです

異動の季節

2015年03月11日 | その他
コメントいただきましたので、先にお知らせしとかねばと(ΦωΦ)

4月からもこれまで通りマキノ病院小児科はわたくしめが担当させてもらいます。
どうぞよろしくお願いします。

思いおこせば10年と少し前。

当時、大学病院勤務ではありましたが、
何しろ、自分にはすべてにおいて、まったく合わない職場でした(T-T)

日々ブーたれて、外来したい外来したい~と駄々こねてました。。。
(大学病院で外来できるなんてのはエライ先生だけですからね^^;)

そんなある日、当時助教授(今でいう准教授)にお呼び出しくらっちゃいます。
駄々こねすぎて怒られるのか!?と若干びびりながらお尋ねすると、
「春からマキノ病院に行ってくれないか?」とのお話しでした。

我々は滋賀医科大学付属病院小児科学講座という名の「医局」と呼ばれるところに所属な身分です。

最近でこそ、その「医局」に属さないドクターも多くなってきておりますが、
当時はそのシステムが普通に機能していた最後の時代だったんですね。

本来、行ってくれないか?ではなく、「春から行きなさい」で済まされるような世界でしたのに、
一応、こちらの意向を聞いてもらえるだけでもありがたいお話しだったくらいです。

でもまあ、もうすでに結婚しておりましたので、
嫁にも相談してみていいですか?と時間をいただいたものの、
自分で普通に外来できるようになることに小躍りしてたのはここだけのお話し。-∀-)化♪

最終的にボス(教授)に呼び出されて、1、2年との予定でマキノ病院勤務が決定。
諸事情により、今津に部屋を借りて単身赴任という形で5月からマキノに赴任しました。

あれからもう丸11年が経とうとしているんですねぇ(*´-д-)シミジミ

しかし。。。
赴任直後から患者さんが右肩下がりで減少しつづけ、
あっというまに1年半が経とうとする頃に、
ボスから話しにこいとお呼び出しがかかります。

もうすぐ2年経つからこの先どうするつもりだ?ということですね。

その時点で、自分としてはせっかくマキノに来たのに、
受診者数が減り続け、何しに来たのかわからんやん><:というタイミングでした。

このまま異動するのがくやしかったので、こちらからマキノ勤務延長を希望したんですよ。
運命の別れ道♪

そしてその前後からタイミングよく?患者さんが増え始めます。

そうなってくると、こちらとしてもうれしいですし、
どんどん辞めにくくなってきます。
毎年延長を希望しつづけることになります。

その後も、小児科医不足のあおりをくらって、非常勤ドクターの派遣が休止になってりもしましたが、
もはやマキノ病院以外で働く気がしなくなってきてました。

色々あったとはいえ、ボスからもおまえが希望する限りはマキノにいてよいというありがたいお言葉もいただき、
(実はよその病院行きたいと言った時点でマキノ病院小児科はなくなるとのおそろしいお言葉までついてきてましたが^^;)
マキノ病院からも小児科は続けてもらうと言ってもらい、今に至ります。

高島市全体で小児人口が激減していますので、10年先はと言われるとまったくわかりませんが、
まあとりあえず、まだ2,3年は大丈夫ではないかと思っています。

その後を決めるのは、近々やってくる大きな節目。

1つは今の教授の定年退職に伴う、新しい教授の就任。
どんな教授になるかまったくわかりませんが、
あたらしい教授のご意向次第では一波乱かも。。。

2つ目が今の院長の交代。
私立病院ですので、まあなんだかんだでもう少し先になるのかなと思いますが、
いずれ院長も交代します。
院長交代で経営方針が急に変わるとも思いませんが、どうなるかその時がこないとわかりません。

研修医の時から、早いうちに主夫になるねん!と言い続けてるのは本気でもありますが、
それがもっと先になるもの悪くないとも思ってます。

前にもお話したかもしれませんが、
成人がマキノ病院をがっつり受診してもらわないと、病院の経営自体がピンチになりかねません。
そうなるともちろん小児科なんて存続できません。

みなさん、年齢問わず、マキノ病院をよろしくお願いします。
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