BLOG<アルトフィールドのクラシックギターな日々>

クラシック・ギタリスト高田元太郎が音楽大学での教授活動やアルトフィールド音楽教室の日常などを綴ります。

池袋 自由学園 明日館

2007-06-26 08:48:29 | Weblog
 今週日曜日は「歌とギターによるデュオ・リサイタル」本番です。ソプラノの谷潤子さんとは去年の北海道公演以来の共演。東京では初めてです。今回はイギリス古楽、アイルランド民謡、南米歌曲、フォルクローレと一夜で何通りも歌い分けてくれます。曲目はパーセルの「美しい島」や「ひとときの音楽」、アイルランド民謡の「スカボローフェア」や「サリーガーデン」、ピアソラの「オブリビオン」にヒナステラの「忘れ木の歌」、それにフォルクローレの「コンドルは飛んで行く」「花祭り」など・・・。
僕も負けじとダウランドのファンタジーやスコットランド民謡、それにブリティッシュ・ロックなど変化に富んだソロを用意しています。
 前半の古楽には水原洋製作の19世紀ギターを使用します。
 是非聴きに来てくださいね!


チョイワル・ギター・デュオ、デビュー!

2007-06-17 21:56:04 | Weblog
 昨日は現代ギター社40周年ガラコンサートがありました。お祭り!のコンサートということで楽屋でも出演者同士はワイワイガヤガヤ。ギター界って本当仲いいのね!と実感しました。
 もちろん演奏も楽しみました。総勢15名の全体合奏はもとより、尾尻雅弘さんとの初顔合わせはすっかり意気投合してしまいました。名付けて「チョイワル・ギター・デュオ」!。もともとこの2人の顔合わせは現代ギターさんがチョイスしたもので、ホントにギリギリまで僕等自身も相手が誰なのか知らなかったんです。で、曲目選定も他のアンサンブルよりも大幅に遅れて、最後の最後に提出したのでした。しかし急造ギターデュオの割にはこのコンビ、ハマってしまいました。衣装も僕等の出番だけはチョイワル・ファッションに着替えて登場。尾尻さんのチョイワル姿、格好良すぎです!写真を撮らなかったのが残念ですが、GG本誌には掲載されるでしょう。
 演奏曲目はリベルタンゴ(ピアソラ~尾尻編)キャラバン(エリントン~高田編)でした。
 合同合奏も楽しかったです!またいつかやれるかしら?

キューバの飴?

2007-06-15 09:19:39 | Weblog
 昨日、一昨日と土曜日に行われる現代ギター40周年ガラコンサートのリハが行われました。出場メンバー全員による全体合奏の練習です。全体合奏で指揮を振るのは永島志基さんです。
 参加メンバーがいろいろブログに書き始めているので僕も少々レポートを・・・。
 全体合奏で演奏するアサドの「海神ネプチューンの一日」は本邦初演。その一部分の演奏効果に対して志基さんが「そこはキューバの飴状態です!」というので、南米生活が長い僕は「どんな飴だったかなあ?ネバネバしてたのかしら?」と考えること約5秒・・・・すぐに「キューバの雨」だということに気がつきました(笑)。ブローウェルの合奏曲「雨のあるキューバの風景」にでてくるエフェクトと同じだよ!ということを志基さんは言っていたのですね。演奏経験豊富なギタリストが集まっているアンサンブルだからこそ多くを語らずに以心伝心できるのでしょう。さすがっ!!

ナイト・レンジャー

2007-06-13 07:40:16 | Weblog
 ナイト・レンジャーが来日しているらしい。yahooニュースで「ナイト・レンジャーが云々」を見たときにパワーレンジャーとか戦隊系キャラかと思ってしまった・・・僕としたことが・・・。ってかナイト・レンジャーって解散してなかったの~?で、検索すると今回はあのジェフ・ワトソンが来てないらしい。
 ジェフ・ワトソンといえばあの「8フィンガー奏法」(別名タコ足奏法)で有名なギタリストですね。ブラッド・ギルズ目当てでナイト・レンジャーのデビューアルバムを買ったらブラッドより無名のジェフの方が凄くて驚かされた・・・という話は僕の公式サイトのギターエッセイを参照してください。
 ともかくナイト・レンジャー懐かしいなあ。むかしライブ聴きに行ったわい。

昭和音楽大学受験対策講習会

2007-06-05 11:45:14 | Weblog
 毎年この時期に行われている受験対策講習会ですが、今年は新百合ヶ丘の新校舎での開催です。
 日時は6月10日(日)、今週の日曜日です。対象は中学生・高校生(既卒者含む)。ギター実技のレッスン受講料は45分で3000円です。これは現代ギターのサマースクールの受講料などと比較すると破格の値段設定です。音大のレッスンをひとりでも多くの人に体験してもらおうという趣旨で設定しているからです。
 というわけですので、もし興味がある方はお早めに連絡を。
 お申し込み・お問い合わせは昭和音楽大学入試事務室 tel 0120-86-6606  email: nyushi@tosei-showa-music.ac.jp  まで



歌とギターによるデュオ・リサイタル

2007-06-03 17:48:23 | Weblog
 来月7月1日に行うソプラノの谷潤子さんと行うデュオ・リサイタルの準備をしている。とりあえず決まっているテーマは「イギリスと南米」!。前半はイギリスの古楽やアイルランド民謡を演奏。谷さん選曲のパーセルやロセターの美しいこと!もちろんダウランドはリュートソングの定番だから外せません。僕もソロでダウランド他を演奏します。公開でダウランドのソロ楽曲を弾くのは初めてかも!
 後半は南米のレパートリー。これらは去年北海道「美幌いにしえの調べ」で共演したレパートリーがたくさんある。ヒナステラやグアスタビーノ、ラミレスなどアルゼンチン歌曲の他、「コンドルは飛んで行く」などフォルクローレ調のものもやってしまおう。あと密かに企てているのは(ってブログに書いたら全然密かではないのだが)僕がボリビアで録音したCD「エマ・フナロ~二つの沈黙の狭間に」に収録されている曲を今回、歌&ギター・ヴァージョンで発表してしまおうというもの。このCDに録音に参加してすぐに僕は日本に帰国してしまったため、エマと僕のデュオでの公開演奏というものは存在していない。今回谷潤子さんがこれらの曲を歌ってくれることを承諾してくれれば、セルヒオ・プルーデンシオ作曲のギター伴奏歌曲が世界初演されることになる!本当に希なボリビア現代作曲家による歌曲の世界初演。是非聴きに来て欲しい。
 2007年7月1日 自由学園 明日館
 前売り 3000円 当日 3500円
 予約・問い合わせ takahome@mb.infoweb.ne.jp