BLOG<アルトフィールドのクラシックギターな日々>

クラシック・ギタリスト高田元太郎が音楽大学での教授活動やアルトフィールド音楽教室の日常などを綴ります。

5/4 熊谷俊之&藪田建吾ジョイントリサイタル

2007-04-28 09:29:34 | Weblog
 いよいよ第1回アルトフィールドコンサートが近づいてまいりました。GWさなかの5月4日(金・祝)には是非日暮里サニーホールにお集まりください。門下の熊谷俊之にとっては初のリサイタル。また大阪の日本ギターコンクールで審査員満場一致の優勝を獲得した藪田建吾さんにおいては、初の東京公演でもあります。

演奏者プロフィールです。


●熊谷俊之(http://blog.livedoor.jp/toshiyuki0725/)

9歳よりギターを始める。第26回学生ギターコンクール(GLC)高校生の部第1位。第11回名古屋ギターコンクール第2位。第31回日本ギターコンクール(オヌール部門)第2位。旭川新人演奏家リサイタルに出演、第75回読売新人演奏会に出演。平成17年度札幌市民芸術祭ギター音楽祭にて奨励賞受賞。現在フルート、オーボエ、サックス等とのアンサンブル活動も行っている。昭和音楽大学短期大学部卒業、同時に特別賞受賞。東京音楽学院ギター講師。斉藤治道、佐藤洋美、高田元太郎、各氏に師事。


●薮田建吾(http://www002.upp.so-net.ne.jp/unyan/yabuta-top.html)
  1969年日高町出身。2003年、作曲家木村雅信氏より曲を       
  献呈され初演する。2004年札幌市民芸術祭奨励賞受賞。
  2005年第32回日本ギターコンクール第1位及び読売賞を
  受賞、各地で幅広く演奏活動を行う。2004年より佐藤洋美
  とギターデュオ「Cielo」を結成、2006年にはチェリスト林峰男氏
  と共演し、好評を博す。ギターを季子幸夫、佐藤洋美各氏に師事、
  福田進一氏のプライベートレッスンを数年に渡り受ける。
  薮田建吾ギター教室を主宰。

 第1部の熊谷俊之の演奏プログラムは

ソナタ(トゥリーナ)
「ヴェニスの謝肉祭」による変奏曲(タレガ)
舞踏の旋回(リヴェラ)
練習曲第8番&12番(ヴィラ=ロボス)

となっています。第2部の藪田建吾さんのプログラムもヒナステラのソナタを含む大変意欲的なものです。
またデュオも予定されているとのことで、当日が楽しみです。

 開場19時、開演19時30分ですのでお間違えのないようよろしくお願いいたします。


GWはギター週間

2007-04-22 20:09:11 | Weblog
 早いもので大学の授業が始まって2週間経ちました。で今週1週間終わるともうゴールデン・ウィークです。今年は5月4日(金・祝)にアルトフィールド第1回演奏会があるので、高田門下生はGW完全休暇というわけにはいきませんが。それに5月5日には恒例のクラシカルギターコンクールがあるので、GWはクラギ奏者にとってはイベント満載の休日なのです。
 今年も音大ギターのレッスン&授業は主科・副科ともに生徒数が多く、週3回出校を余儀なくされています。個人レッスン以外に「合奏」「室内楽」「ソルフェージュ」の授業を受け持っているので主科の生徒さんとは顔を合わせる時間が非常に多く、一緒にいる時間が多いのでファミリー化してしまいます。今年は合奏は「カルメン」をやっています。恒例のビウエラ・タブラチュアから五線譜への編曲指導はすでに行いました。室内楽は高学年向けなのですが、今年は受講人数が多いので、トリオやカルテットをレッスンできるので楽しいです。ヨークの「スピン」やベリナッティはやはり生徒さんたちにウケがよいですね。他楽器との室内楽曲の選択は生徒たちに任せてあるので、どんな楽器奏者とどんな曲を持ってきてくれるのかが楽しみです。新一年生はギターデュオでブローウェル「田園付帯音楽」を練習中です。一年生はいつもあまりの課題の多さに面食らうようですが、やはり読譜能力をやしなうには数をこなさないといけませんので、慣れてもらうようにしています。さてさて、みなさん頑張ってついてきてくださいよ~。
 

オリーブダイニング

2007-04-13 10:28:27 | Weblog
 今までタンゴトリオ、トリアングロで2回出演した池袋のイタリア料理専門店、オリーブダイニングから「今回はギターソロ&デュオで!」というオファーが来ました。ギターだけでこういったディナーコンサート形式の場所での演奏は帰国以来初めてのこと(・・・だよな?)。どんな雰囲気の中での演奏となるかが楽しみです。来週金曜日の4月20日です。提出した曲目はといいますと

「ギターソロ&デュオによるスペイン・ラテン音楽」
風の運んだ4つの歌(佐藤弘和)
アルフォンシーナと海(A.ラミレス)
ワルツとショーロ(D.レイス)
2つのボリビア民謡(アルドゥス編)
ソナチネ(M.トローバ)
幻想曲op.54(F.ソル)
来るべきもの(A.ピアソラ)

です。ギターデュオのお相手は心境著しい熊谷俊之くんです。

オリーブダイニングのサイトでは「高田元太郎さんはホセ・ルイス・ゴンザレスのお弟子さんです」と書かれているので、ちょっとそれを意識(笑)してトローバなどがプログラムに入ってます(珍しい!!)

先着20名様とのことで、ご予約・お問合せは
The Olive Dining
東京都豊島区東池袋1-47-5 モリハタビル2F
tel 03-3986-2578
まで



最近のこと

2007-04-10 08:57:39 | Weblog
 ブログの更新が疎かになってますが、日々いろいろなことが起きております。まとめてしまうと・・・。
 先週はアリエル・アッセルボーンのリサイタルを聴きに行きました。今回は弾き語りは控えめにソロ・ギタリスト、アッセルボーンをフィーチャーしたプログラムでした。フレウリ、フアン・ファルー、コロネル、モレル、ユパンキ、ピアソラなどアルゼンチン作曲家のみによるプログラミング。アルゼンチンでは超有名なこれらの曲たちも日本では余り知られていません。だからもっとギタリストやギター関係者に聴いて欲しかったけど・・・。とはいえルーテル市ヶ谷は超満員!僕の門下を巣立っていった人がプロとして活躍しているのを見るのは気持ちがよいものです。
 で、アリエルに続けという感じで高田門下生の交流演奏会も先日行いました。個々人の名前を書くのは控えて、曲目だけ紹介します。
 第1部

1)W.H     練習曲op.31-6(ソル)
2)Y.M   シンプル・エチュード第1,2,3番(ブローウェル)
3)K.E     練習曲op.35-4&9(ソル)
4)M.A     フリア・フロリダ(バリオス)
5)M.M    サウダージ第3番(ディアンス)
6)O.S    ラルゴ(ヘンデル)前奏曲(バッハ)
7)M.S     サルタレロ(ガリレイ)エンデチャ・オレムス(タレガ)
8)K.K    スペインのフォリアによる変奏曲(ジュリアーニ)
9)N.K    組曲イ短調よりジーグ(ポンセ)
10)W.S    スア・コーサop.52(デュアルテ)
11)A.M    グラン・ソロ(ソル)
12)H.S     ファンタジー(ヴァイス)
13)W.H    ハンガリー幻想曲(メルツ)
14)Y.H    組曲第2番よりⅠ,Ⅱ(ブローウェル)
15)K.K    祈祷と踊り(ロドリーゴ)

第2部
16)H.H    アルフォンシーナと海(ラミレス)
17)K.H    BWV998よりプレリュード、アレグロ(バッハ)
18)S.A    タランテラ(メルツ)
19)O.H    サラバンデとドゥーブル(バッハ)
20)S.H    夢(レゴンディ)
21)Y.J    ファンタジアとリチェルカーレ(ダ・ミラノ)
22)I.N    恋する乙女のバラード(ブローウェル)
23)A.K    ムーンリヴァー(マンシーニ)
24)T.T    漁師の娘、涙の賛歌(シューベルト、メルツ編)
25)Y.T    アンダンテとポロネーズ(コスト)
26)K.T    ソナタよりⅡ、Ⅲ(トゥリーナ)
27)H.H    セビリア(アルベニス)シラキューズ(サルバドール)
28)T.G&K.T 幻想曲op.54bis(ソル)


 いやはやレベルの高い曲が並んでます。門下生同士の紹介がてら一曲弾くだけでよかったのですが、結構皆さん気合いを入れて臨んでくれたようです。

 さて僕はというと今週から大学の授業が始まっています。新しい校舎は気持ちがいいですね。生徒も教師も新たな気持ちでレッスンに臨んでいます。演奏活動の方は来週オリーブダイニングでディナーコンサートがあるので、こちらもよろしくお願いいたします。