ガールスカウト愛知県第56団

一宮市で活動しています。

集会の様子や考えたこと、

日常の楽しかったことをお伝えします♪

紙芝居 マリの水

2011-12-28 09:01:18 | 展示物ギャラリー

 

 

 

マリ共和国の水の問題 

(2009年のアクティブウォークで56団が作った紙芝居)

 

1.

 

           

 

 

アフリカの西のほうにマリ共和国という国があります。

この国は日本の約3倍の広さで1,160万人の人が暮らしています。

南の方にはニジェール川が流れています。

 

北にはサハラ砂漠が広がり、国の65%が砂漠です。

国民の70%が農業を仕事にしていて、綿花や米、キビ、アワなどを作っています。

 

気候は11月から5月にかけて雨がほとんど降りません。

地面が乾き、ニジェール川も水が減って、生活に必要な水が足りなくなります。

6月から10月までは今度は反対にたくさんの雨が降って生活に困った事がいろいろでてきます。

 

今日はこの国の水の問題についてお話しようと思います。

 

 

 

2. 

              

 

雨が降らない時期の農村ではどのように水を汲んできているのでしょうか。

 

皆さんが今日歩いた距離の何倍もの道を毎日歩いて、女性や子どもが水を汲みにいっているのです。

しかも10kgも20kgもあるような水がめを頭に乗せて何往復も歩くのです。

どんなに大変な事でしょう。

 

今日おこなっているアクティブウォークは、アフリカの子ども達の水を汲む仕事がどんなに大変かを、

少しでもスカウトに実感してほしいと始まりました。

 

ところが、こんなに大変な思いをして汲んだ水には恐ろしいいろいろな病気がかくれているのです。

 

 

3.

 

              

 

では、どのようなところから水を汲むのでしょう。

 

私達のように水道が無いので、地面を10メートルほど掘った浅い井戸や池、沼から汲んできます。

水道のように清潔な透き通った水ではなく、土や砂や時には家畜の山羊や牛の糞や尿が

入ってしまっていることがあるのです。

 

このような水には微生物やミジンコが発生し、下痢やメジナ虫病、結膜炎の原因になってしまいます。

この水を飲む子ども達は、普段から下痢をしていて、なかには死んでしまう子もいるのです。

 

マリでは、5歳までに死んでしまう子が4.6人に1人もいるのです。

下痢は死んでしまう原因の約15%にもなっているのです。

 

 

4.

 

             

 

 

水が原因で起こるおそろしい病気の一つ「メジナ虫病」についてお話しましょう。

 

恐ろしいお話ですが、本当にアフリカの人達が苦しんでいることですから聞いて下さい。

 

メジナ虫の幼虫や卵を持ったケンミジンコがいる汚れた水を飲むとかかる病気です。

幼虫は人の体の中で大きくなり、長さが約1メートルにもなります。

メジナ虫は体の中を動きまわり、筋肉や内臓を傷つけ約一年後、肌を食い破って外に出てきます。

どんなに痛いことでしょう。

 

残念な事にこの病気になってしまうと治す薬がありません。

痛みに耐えて皮膚から出てきたメジナ虫を棒に巻きつけて取り除くしかないのです。

多くは足から虫が出てきますが、中には鼻から出てくる場合もあり、

息が出来ずに死んでしまう人もあるそうです。

 

 

5.

 

              

 

マリのように水が足りないとどんな事が起こるのでしょうか。

 

まず、野菜などの農作物を育てる水がありません。

農業が出来ないと、食べるものに困ってしまいます。

わずかな水でも育つヒエとかアワなどの雑穀を作るので栄養が偏ってしまいます。

 

このため水が足りない地域の子ども達は、栄養不良でお腹がポッコリとでています。

栄養不良だとお腹だけ出て、顔手足はがりがりにやせてしまっているのです。

 

そして、市場などで作物を売る事が出来ないのでお金に困ってしまいます。

お金が無いと、学用品を買ったり、学校へ行く費用が足らなくなるので、学校に通えない子が出てきます。

 

 

6.

 

              

 

マリの国の水の問題をいろいろ見てきましたが、

今日アクティブウォークで歩いた道のり、又これから歩く帰りの道のりの中で、

今この時も生きるために何倍もの道のりを重い水を運んでいる

アフリカの女性や子ども達に思いを馳せましょう。

 

そして、私達にも何か出来る事はないのか考えてみましょう。

 

最後にそのヒントとして、ガールスカウトにつながりのあるユニセフの取り組みを紹介しておきます。

 

 世界中で毎日4100人の子どもが、安全な水や衛生施設が無いために下痢にかかり亡くなっています。

 ユニセフはこのような状況を改善するために2000年9月ミレニアム開発目標をかかげました。

 

  2015年までに、安全な水を飲めない人の数を半分に減らす

  2015年までに、清潔なトイレを使えない人の数を半分に減らす

  すべての学校にトイレと手洗い場を作る

      

ユニセフは、毎年90億ドルの資金があれば2015年までに、

困っている地域の人びとに安全な水やトイレを作ることが出来ると考えています。

これらの援助を必要としている国の80%はアジアとアフリカ地域です、と締めくくられています。

 

さあ、皆さんも考えてみて下さい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


2011年クリスマス会

2011-12-24 00:00:42 | 活動報告

■2011/12/11

 

今日は待ちに待ったクリスマス会です♪♪

丹菊リーダーが賑やかに飾りつけてくれました。     

         

 

朝のセレモニーで、クリスマス会の出し物の順番を決めるゲームをしました。

          

 

セレモニーが終わると、明美リーダーのお友達のボーイスカウトの方から、

みんなにプレゼントが届いていました!!

とっても可愛いチーフリング、みんな争奪戦です★

  

 

その後、図書館にお勤めの祖父江さんオススメの本を読んでもらいました。

きらきらしたクリスマスらしい素敵な絵本に、みんなうっとり…★

  

 

さ、そしてリーダーが待ちに待った時間がやってきました!!!

おいしいおいしいお昼ご飯の時間です♪♪

          

 

団委員さんたちが一生懸命作ってくれたラーメンは絶品!!!

リーダーも、スカウトも2杯食べちゃいました★

Yちゃんパパも大活躍です!

  

 

フランクフルト、あつあつのみたらし団子、フルーツ、

ついつい食べすぎちゃいました~~~!

  

  

 ご近所の方々にも来ていただきました。

 

食事のあとはみんなで釜磨き!!

おいしいご飯をたーくさん食べたあとなので、みんなしっかり働きます。

          

 

しっかり後片付けをしたあとは、いよいよお楽しみ会♪♪

時間ぎりぎりまで、みんな入念に出し物の準備やリハーサルをします。

          

 

さ、いよいよお楽しみ会スタートです!!

今日は遠いところからスペシャルゲスト、サンタさんが来てくれました♪♪

ちょっとお茶目なサンタさんのお話のあと、サンタさんからみんなへプレゼントが渡されました。

  

 

中には握手を求める団委員さんも…(笑)

          

 

プレゼントを受け取ったあとはリーダー達の出し物。

ギャザリングで取り上げた「少女・女性が力をつければ世界を変えられる」

をテーマにした劇です。 

  

 

スウェーデン、スーダン、日本の夫婦が登場する劇ですが、

みなさん、抜群の演技力でした!!! 

          

 

          

 

続いてスカウトの出し物♪♪

トップバッターのNちゃん・Wちゃんペアは、手話で歌を披露!

ダブルMちゃんペアは、クイズ大会!!ちゃんと優勝者には手作りの賞状が授与されました★

  

 

続いて飛び入り参加のMちゃん姉弟&Aちゃん&シニアは、

かわいくマルモリ体操を踊ってくれました!

            

 

トリを飾ったのは、Mちゃん・Yちゃんペア。

ジングルベルの可愛いダンスに、思わずアンコールの声が飛び交いました。

          

 

最後はリーダーによる、「ロープ結びリレー大会」開催★

テンダーフット・ブラウニー・ジュニアは本結び、シニアはえび結びを。

いかに早く正確に出来るかがポイントです!!

  

 

2グループ対抗戦、賞品かけてみんな一生懸命がんばりました★

  

 

楽しいクリスマス会もあっという間に終わりの時間です。

お家で書いてきたクリスマスカードを交換して、丹菊リーダー手作りのシフォンケーキを食べて、

本当に楽しくておいしい(?)一日でした!!

          

 

投稿:後藤千明

 

 

 

 

 

 

 


クリスマス会・準備集会

2011-12-08 15:24:59 | 活動報告

 

今年も、もう12月。

クリスマス会準備集会を、臨時に開きました。

 

           

 

クリスマスがやってくるので、みんなウキウキ♪

朝のセレモニーで、こんなお話を聞きました。

震災や津波で大切な人や家をなくした、みんなと同じぐらいのお友達が

「サンタさんは来るの?」と聞いたのです。

それを聞いた大人たちが協力して、サンタさんに来てくれるように頼みました。

よかったですね。

 

  

 

スタンツは「ルーララ」です。

スカウトはじょうずですが、へたっぴーのリーダー・保護者委員さんに大笑い。

 

  

 

夏にお会いしに行くケア・センターのおじいちゃん、おばあちゃんに年賀状を書きました。 

 

  

 

いつまでもお元気でと気持ちをこめて、くふうをこらして書きました。

おねえさんスカウトは、ちっちゃいスカウトのお手伝い。

 

 

          

 

こんなにたくさん書けました。かわいい辰がいっぱいいます♪

 

         

 

それからクリスマス会のスタンツの案を、ペアになる子といっしょに考えました。

手話をやろう!クイズで一番の人をひょうしょうしよう!

ピンクレディーをおどりたい!AKBじゃなくてピンクレディー???

いろいろなアイディアがでていました。

 

  

 

リーダーたちもクリスマス会♪楽しみにしていまーす!!

 

                

                (ろうかで こっそりダンスのおけいこ)

                                                 投稿 後藤リーダー 

                                                

 

 


尾張西地区ギャザリング集会

2011-12-03 16:42:33 | 活動報告

■2011/11/20

今日はギャザリング。

私たち尾張西地区は佐屋町でおこなうため、みんなで電車に乗って行きました。 

                           

 

セレモニーでは56団のスカウトが、ガールスカウトやくそく、やくそくの歌、

世界連盟歌の指揮の担当でした!

                         

 

電車の中でも熱心に練習していたかいもあって、ブラウニーの3人も、

ジュニアのAちゃんも、とっても上手にできました★ 

                         

 

                         

 (スカウトの立派な姿にリーダーたちも思わず感動…!!)

 

セレモニーのあとは、それぞれ部門ごとにわかれて、

今回のギャザリングのテーマについて話し合いをします。

  

 

ブラウニーは「自分ができるようになったこと」について。

最初は、恥ずかしがって他団のスカウトとあまり打ち解けていなかったスカウトも、

あっという間に仲良しに♪♪ お友達が増えてよかったね!

                         

 

最後にブラウニーは、「将来こんな女性になりたいな」と、ひとりずつ発表していきました。

やさしくて素敵なひとになりたい、トリマーになりたい、アナウンサーになりたい、

みんなそれぞれ自分の将来の夢や目標を発表しました。

 

続いてジュニア。

ジュニアが話し合ったテーマは「こどもの権利」について。 

  

 

グループごとに、自分たちも含め、世界中のこどもにはどんな権利があるのかを話し合い、

まとめたものを発表しました。

                         

 

最後にシニア。

事前に各自で調べてきた、ジェンダー・ジェンダーエンパワーに関することを発表しました。

                         

 

家庭でお母さんが力を持つと、どうなるのだろう??

スカウトはペアになって、それぞれアフリカの夫婦、日本の夫婦、北欧の夫婦になりきり、

それぞれの家庭にどんな問題が生じているか、子どもや家族みんなが仲良く幸せに暮らすに

はどうすべきか話し合いました。

 

                                  

 

考えやイメージがまとまったところで、リーダーがインタビュー。

即興なのに、みんなすごい演技力で、夫婦になりきっていました!!

 

自分たちが実際になりきってみることで、よりイメージしやすくなり、

とても有意義な時間になったと思います。

 

家族のために、自分がしっかりとした女性になり、世界一幸せな家庭を作ります!

と言ったスカウトもいました。

                          

(迫真の演技に次々とギャラリーが集まってきました♪♪)

   

最後は、来年春より青年海外協力隊として再びエジプトへ行くことになった私から、

みんなへメッセージを…

青年海外協力隊の試験や面接では、ガールスカウトとリーダーという経験と資格が

自信と力となって助けてくれました。

国際協力という分野でも、ガールスカウト活動は一目おかれる、素晴らしいものなのだと改めて実感しました。

 

  

 

楽しい時間はあっという間に過ぎました。

せっかく仲良くなれた他団のスカウトともしばらくおわかれ。

また絶対会いましょうね!!!

 

                         

 

有希リーダーの大好きなこぶたの歌をみんなで歌って踊って、

友情の輪をしました。 

                         

 

「少女が力をつければ世界を変えられる」

大袈裟でもなんでもなく、この世界の未来はみんなにかかってる!

どんなことでも勇気を出して挑戦してみよう!!

どんどん立派に成長していくみんなの未来が、これからますます楽しみです。

 

                                             投稿:後藤千明