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現代倫理を考える

2009-10-24 02:29:02 | 日記
来週の講座から、問題を二つ。

その1(2例)暗殺計画と拷問

暗殺計画: 
ある暴君(X)は罪のない人を拷問にかけて処刑することで悪名をとどろかせていた。そこで、二人の男(AとB)がそれぞれ独立してXの毒殺を企てた。二人とも毒と万一に備えての解毒剤をを準備して宮廷に忍び込んだ。しかし単なる偶然によって、AがBに先んじてXに毒を飲ませることに成功した。Bは物陰から様子をうかがい、Xが息絶えるのをじっと見つめていた。
AがXを毒殺した。
BはXが死ぬのを手をこまねいて見ていた。
AとBはそれぞれ別に暗殺計画を練っていた。
AとBの行為は同じくらい悪いだろうか?

拷問:
女王(D)は敵である男(E)から重要な情報を引き出すために無関係の子供を拷問にかけるとEを脅した。Eは口を割らなかった。
Dが子供を拷問した。
Eは子供が拷問にかけられることを知りながら秘密を保持した。
DとEの行為は道徳的に同じくらい悪いだろうか?

その2(3例)安楽死

A: 末期がんの患者がいた。この激しい痛みを取ってくれと患者が懇願した。
医師は疼痛を除くために寿命を縮めるかも知れない強力な鎮痛剤を投与した。
B: 末期がんの患者がいた。 この激しい痛みを取ってくれと患者が懇願した。
医師は疼痛を除くために寿命を縮めるとわかっている強力な鎮痛剤を投与した。
C: 末期がんの患者がいた。 この激しい痛みを取ってくれと患者が懇願した。
医師は疼痛を除くために命に関わる強力な鎮痛剤を投与し、患者が死亡した。

それぞれ安楽死と言えるでしょうか?


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